1月28日 #58942; ここは奥武蔵の伊豆ヶ岳、山頂への最後の道。
目前に立ちはだかる 岩場の急登とクサリ場がある男坂、 推奨の女坂(巻道)。 さて、どちらに・・・・・進もうか。
1月28日 #58942; ここは奥武蔵の伊豆ヶ岳、山頂への最後の道。
目前に立ちはだかる 岩場の急登とクサリ場がある男坂、 推奨の女坂(巻道)。 さて、どちらに・・・・・進もうか。
週初めの雪で、山間部も積雪はかなりあるだろう。 近くの登りやすそうな山にいくことにした。
近くの山と云っても道路が凍結していると察し、今回は電車(西武線)#58971; で奥武蔵の伊豆ヶ岳に出かけた。
自宅を7時過ぎに出て、正丸駅には9時前に到着。 でも電車内は冷蔵庫のように寒い!
正丸駅を9:10過ぎに出発、正丸峠に向かう林道を進む。 凍結しているところもある。
20分ほどで馬頭尊。 そのまま林道を右に進むと正丸峠だが、 馬頭尊で左手の登山道に進む。(左下の写真)
さらに10分ほど道が分かれる。(右上) 沢筋を進む最短の道が左手、 尾根筋を小高山に向かう道が右手にある。 前後して歩かれてる方は左手(最短コース)を進んだようですが、 尾根歩きが好きな私は小高山へ向かいます。
ここから本格的な登りです。 ふたご岩からカメ岩(左下)へ、 このあたりまでは雪はすくなく、アイゼンをつけるほどではありません。 カメ岩から雪が多くなってきました。
小高山は10:20通過。 ここから正丸峠からの尾根道に合流。(左下) 尾根を進みます。(右下)
雪がおおくなり、五輪山への登りの手前でアイゼンを付けた方が楽です。 五輪山で休憩をかねて、6本アイゼンを装着。
ここからは奥武蔵の山々が見えます。 なぜか雪の上を歩くとワクワク気分、#59126; こんな年になっても童心に戻ります。(笑)
五輪山を下った鞍部には、正面に男坂が目の前に立ちはだかります。 写真よりも実際には急坂な感じです。#59122; 右手は一般道の女坂、 先を行った方々は全員女坂。 すぐ後の二人も右手へ。
男坂か、 女坂か?
男坂にはロープが張ってあり、”落石危険” ”事故あった場合、自己責任となります” との立て看板。(トップの写真)
立て看板の”自己責任”という掲示に係わらず、登山は自己責任が原則です。 また、ルールに従うのが基本と心得ています。
でもロープの向こうにはいくつか足跡があり。 ”立入禁止”とは書いてありません。 なぜ、ここに このような掲示があるのかはなんとなく想像できます。
上部にクサリ場があるようで、なんとか行けそうと判断。 ここで女坂に行ったら、数時間のハイキングコース。 印象のない山行に終わり、心残りになってしまそうです。 やはり男坂だ!
後からも来ない、岩場に誰も取付いてないことを確認し(念の為、前後の落石に備えて) 、男坂に向かう。 時間も十分あるし、注意してゆっくり登ろうと云い聞かせ、とりつきました。
クサリ場には左右2本つけられています。 左の方が出っぱった岩がありホールドしやすそうなので、左を進みました。 アイゼンが滑らないよう、 足掛かりを見つけて一歩一歩上がっていきます。
ゆっくりと注意して足の置き場と手懸りを選べば、 そんなに難しくはないと思います。 振り返ってみると↓ やはり急坂!#59122; (この急坂を写真#59009;で表現するのはむつかしいですね。)
登りきったかなと思ったら、 またクサリ場が出てきました。#59122; 第二クサリ場も左右2本ありますが、 ここは右のクサリ場を進みます。
ご覧のように、幸い凍結はほとんどなく、積雪は多くない。 ラッキーです。 → 凍結時、積雪が多い時、あるいは雨や降雪の場合は登るべきではないとおもいます。
登り切るとクサリがなくなります。 右に巻いて登りますが、 岩場が立ちはだかります。 ここで、左に巻いていくところを進みましたが、 道が痩せているので引き返し(ここは進むべからず)、 右手から岩場に取付いてクリア。 自分のレベルでクリアできる道筋をじっくりと見定めて行きます。
登りきって再び下を見下ろすと↓ 登ってきた男坂の鞍部の先に五輪山~小高山~正丸峠への尾根が続き、 北面の山々(頂上からは見えません)も遮ることなくのぞめる展望です。 開放的です。
伊豆ヶ岳では、多分ここからの眺めがベスト。 女坂ではお目にかかれない景色で、ここを迂回しなければならないのはもったいない#59138; (槍ヶ岳の槍の穂や奥穂高岳の白出のコルからの登りの方がはるかに難しいと思いますが・・・・・ その山域での異なったレベルでの判断もあるでしょう。) でも、あくまでも自己責任ですので、男坂はお奨めはしません。
最後に再び岩場がありましたが、 ここは右に巻道があり、女坂からの道と合流。 (ここにも同様の立て看板がありました。) 11:20 その先の頂上に出ました。
寒いのですが、幸い風が強くありません。 そのぶん すっきりとした視界ではありません。 もう昼時近くなので、 久しぶりにカップラーメンでランチタイム。#58991;#58992;
”伊豆ヶ岳”の由来が記されています。
近くの 武甲山、大持山、小持山、武川岳はよく見えます。
時間があれば、 子の権現経由で吾野駅におりようとも思いましたが、 3時間半の下り歩きをする気にはなれず、 五輪山からの東尾根から沢を下る最短コースをとりました。 (アイゼンは沢の途中までつけたままです。) 頂上を12:30に発って、正丸駅には13:30到着 丁度1時間でした。
寒中、朝早く起きるのはおっくう、 休日の電車内も寒い。 歩きはじめてしばらくは 寒さが身にしみる。 でも、体がウォームアップし、 雪道を踏みしめ、 明るい尾根を歩きながら山々を眺めると 気分爽快! やはり来て良かったと思う。
この爽快感が忘れられず、 また山にきてしまうのだ。