右手は北アルプス後立山連峰の大展望。
手前の山は蓼科山。 ここは北八ヶ岳の北横岳(北峰)からの眺望です。
心ある山ノボラーの皆さま、とくに山女史の方々のバッシングにもめげず(笑) 晴天の日を狙ってショートカットの楽々雪山登山を敢行。 スノーハイクも楽しんできました。
ご存じかもしれませんが、ここはピラタス蓼科ロープウェイで 2,250Mの坪庭まで一気に運んでくれます。 標高差466Mのショートカットで、スイマセン!
金曜の朝5時過ぎに自宅を出発、給油して中央道へ。#58974; 途中SAで朝食をとり8時半前にロープウェイ駐車場へ到着。 もし雪で凍結していたら、蓼科湖から路線バスかタクシーで乗り継ぐつもりであったが、この日はノーマルタイヤでもまったく問題なく走行できた。
9時始発のロープウェイに乗車、十数名のほとんどは登山者。 霞んではいるが晴れ#58942;。 なんとか頂上までは天気がもってほしいと願う。 わずか7分で頂上の坪庭に到着。
北横岳と縞枯山に挟まれた坪庭の平原は一面白銀の世界。#58945; 50CM~1Mの積雪はありそうだ。 ワカンも持参してきたが、軽アイゼンを着ける。 登山道は踏み固められて、しまっている。
坪庭巡りの道から北横岳への登山道に入る。 くぼんだ沢を下ってから、針葉樹林帯の中の坂を上っていく。
急斜面を折り返しながら登ると、尾根の分岐に着く。 右手は三ツ岳、左手の北横岳への尾根を進む。
尾根とは云っても、樹林に囲まれた道で丁度歩きやすい快適な雪道。 #59126;
程なくすると右手には頂上が視界に入る。
そして北横岳ヒュッテが見えてきた。
ヒュッテからは最後の急坂、樹林に囲まれた先に明るくなると、視界が広がる。 WAH OH!#59120;
南峰2,473Mに到着。 ここまで1時間弱、ここで小休止。 展望の山頂です。
ここからは、南八ヶ岳の主峰、赤岳と阿弥陀岳が。
北アルプス山脈の真ん中を遮る蓼科山。 この景観がここの展望のハイライト。
ズームUPで撮ると: 奥穂~北穂~キレット~南岳~槍ヶ岳~東鎌尾根
後立山: 爺ヶ岳~鹿島槍~キレット~五竜岳~唐松岳~白馬三山
北は頸城山塊 - 雨飾山、焼山、火打山、妙高山。
浅間山。
西は乗鞍。
木曽御嶽山。
中央アルプス。
そして南アルプス - 北岳、甲斐駒、仙丈岳。 (手前の山は北横岳・南峰)
ほぼ全方位の展望です。 目に毒な光景! 展望パラノイアになってしまう。
同じロープウェイで来られた方が、後に続いて登って来られます。 3度目という方は前2回はガスってスッキリせず、今回初めてアルプスの眺望が見れて良かったと大感激していらっしゃいました。 今回初めての私なのに、視界OK! ・・・スイマセン。
ピークの北嶺2,480Mへ向かいます。 この尾根から東の奥秩父の山々、特徴ある荒船山、両神山、 金峰山が目視できます。
この展望を満喫し、南峰でランチ休憩の後、坪庭へ下る。
帰路撮影した坪庭の雪原。 (向こうの山が縞枯山)
坪庭には12時前に戻ることが出来たので、縞枯山(上の写真)を往復することにした。
縞枯山荘から南へ分岐する道が頂上への登山道。
樹林帯に覆われた北面なので、雪が深いが 登山道はしっかり踏み固められているが 直登で結構急登なところが多く、アイゼンは必須。 ワカンの跡もあるが、アイゼンの方が登り易そうなので そのまま登っていく。 ここを登りきったところが縞枯山の尾根。
縞枯れ現象で、この一帯は枯れた木が縞模様をつくっている。 ザックを置いて南の山頂に行く。 この尾根からの、展望も素晴らしいがやや遠くがガスってきた。
縞枯山荘でワカンをつけて山頂駅まで歩いてみた。 踏まれてないところも歩いてみたが、平坦路なのでアイゼンよりも歩きやすい。 風も弱く、気温もそれほど低くなく、スノーハイク日和。
山頂駅へ2時過ぎに戻り、ロープウェイで山麓駅へ。 運航添乗員さんによると、今年の方が雪が少ないとのこと。 一番きれいにスッキリと遠望できるのは12月とのことです。 その頃に再び来たいですね。 楽して、景色を楽しみたいという方にはお奨め。 但し、晴れの日ですよ!