関東以北の山と云えば、会津駒ケ岳、北海道の大雪山くらいしか登っていない。
昨年同時期に福島の山を計画していたのだが、1年越しの今回やっと実現しました。
初日の山は、吾妻連峰の最高峰(2,035M)であり、百名山ピークハントポイントとなる西吾妻山。
福島側のグランデコスキー場のリフトを乗り継いで登ることも可能ですが、
リフトの運行が確認出来た山形県側・天元台からの入山にしました。
前日に昼寝をし、夕飯後出かける。 一路東北道を北へ。
夜半過ぎには西吾妻スカイバレーのチェックポイントに到着。
満天の星空で、翌日の晴天を期待させる。
今年は4月26日(木)よりスカイバレーの冬季閉鎖が解除。
但し道路凍結の為、夜間通行止め⇒17:00~08:00まで閉鎖。
この情報は事前にわかっていたので、それまでは車中で寝ることとした。
4月28日#58942;、7時半過ぎにゲートがオープン。 山形側の天元台ロープウェイ湯本駅に向かう。
第一駐車場はもう満車で、第二に停める。 ほとんどがスキーヤーです。
※米沢側からここまでは道路閉鎖はないので早朝着は可能です。
8時20分のロープウェイに乗車し、5分ほどで天元台高原へ。
更に3本のリフトを乗り継いで標高1,820mの北望台の登山口に到着する。
名前のごとく、北の米沢盆地、飯豊連峰が見事に一望。
第三リフトの保守要員に方曰く、今年は雪が多いとのこと。かなりの雪が残っています。
#58945; #58945; #58945;
早速、ワカンを付け9:10に登山口を出発。
北望台から少し急な登りの樹林帯。
ロープとピンクマーカーを外さないようトレースしていく。
前日までの雨と気温の上昇でやや重い雪質。 踏み抜くと股下まで沈んでしまいます。
ワカンかスノーシューは必要です。
樹林帯を30分程抜けて「かもしか展望台」を通過したようである。
夏の登山道はここから福島県側に入り大凹という水場から尾根沿いに登っていくようですが、 このあたりからピンクマーカーを見失った? 或いは見当たらない。
前日の雨と気温の上昇で、トレースは消えている。 しかも、北望台からの入山は私が最初のようである。
でも、西吾妻山へ続くなだらかなピークは見えている。
夏の登山道は県境の福島側を進むルート、緩やかな尾根つたいに登っているようである。
GPSで位置を確認してみた。 思った通りの場所である。
よく見ると、かすかに尾根へショートカットするトレースらしき形跡がある。
それを辿っていくと梵天岩のある丘(小ピーク)に出る。
登山口からここまでほぼ1時間。
西吾妻山が目の前に現れた。
ここから、頂上に向かって真っすぐ進む。
最後の坂をのぼるとなだらかな山頂に10:35着く。
西吾妻山の山頂は”展望なし”と地図に書いてあるが、結構見える。 展望はある。
本当にここが頂上? 何の標識もない。 #59122;
山頂の南側に行ってみた。 磐梯山がバッチリと望める。 #59120;
東には安達太良山も見える。
この小山の一番高いところに戻って、GPSで確認。 地図の△マーク2,035Mと重なる。
このGPSは極めて精度が良く、誤差は5M以内なので間違いはない。 今年は雪が多い・・・・・
やっと気づいた! 簡単なことである。
ここはまだ積雪が2M近くあり、実際には2,035M+2Mの山頂の上に立っているのだ。
標識や三角点はこの下なのである。 こんな経験は初めてである。
※ ヤマレコで夏の山頂の写真を拝見したら、標識は背丈程度なので、この積雪では標識は埋もれています。 しかも今年は積雪が多いようです。 積雪期の標識のサインは見当たりませんでした。
とはいうものの、百名山のピークハンティングポイントを外さないよう、あたりを徘徊しました。 (笑)
GPSで再確認し、 #59009;写真を撮る。30分ほどで下山開始。 帰路は地図上の県境に沿って、できるだけストレートに下りて行きました。
北望台へは12時頃に戻りました。
ここからは、もう歩かなくてもいいと思ったのですが、 第3、第2リフトは上り専用で、下りは陸運局の許可が下りてないとのこと。
仕方なく、 スキーヤー、スノーボーダーが一気に下っていくのを横目に、天元台まで歩かされるハメに。
天元台で食事をとり、ロープウェーで下山。
この日の山行はこれで終了ですが、 時間があるのでゆっくりスカイバレーをドライブ#58974;。
飯豊連峰を望む。
そして、裏磐梯にある五色沼に立ち寄る。 数十年ぶりです。
目の前は、磐梯山。 翌日のピークハンティングです。