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前日は久住から 阿蘇の道の駅に立ち寄って休憩とお土産購入。 そのあと、熊本へ。
週末なのか、国道は大渋滞で2時間近くかかりました。
熊本では、素泊り施設のある24時間営業のスパーで倹約。 でも十分体を休めることが出来ました。
早朝4時に起床し、九州自動車道で
えびの高原へ。
霧島山は宮崎と鹿児島の県境にあるが、ナビでは約120KMと意外に近い。 約2時間です。
えびのICで下りて ルート30でえびの高原へ。 山道が続きますがもう明るくなっています。
キャンプ場の駐車場に停めて、登山靴に履き替え ”韓国岳登山口”の標識がある道に入っていった。
ところが、平行して国道が走っている。 その先を見ると峠らしきところに車の列。 そこが至近の登山口と気がついた。 どうも、車が少ないと思った。
距離がかなりありそうなので、駐車場に戻り 硫黄山横の登山口まで車を移動。 これまた運よく、丁度登山道直下の路肩が空いていた。
午前7時、 ここから韓国(
からくに)岳へ上ります。
標高1,200Mから頂上1,700Mまで標高差500Mとわずかです。(標準コースタイムで約70分)
韓国岳からの展望の良さに期待したのですが、 山の上部は雲に覆われています。
硫黄山横の登山口では強い風。 凍結しているところもある。
短い時間と距離の行程ですが、フリースの上にレインジャケットで防風対策。
ダウンはザックに入れて防寒も万全を期す。 この時期の九州の山は意外に寒い、 侮るなかれ!
硫黄山分岐で登山道は右に折れます。 ここに登山ポストと登山者のカウンターが設置されています。
五合目から上はガス(霧)の中。 ただひたすら白い靄の中をのぼります、視界も数十メートル。
この稜線はハングルが飛び交っています。 名前に惹かれるのかな?
ある韓国人の方、 九州は近いので フェリーで来られたとのことです。
火口縁と思われる稜線の柵に沿って登っていくと、頂上の標識が出てきました。
8:10 コースタイム通り約1時間余で頂上へ。 ほんとにここが頂上かというあっけない感じです。
霧島山の最高峰 韓国岳 1,700M。
これで区切りとなる60番目の百名山となりました。 今年最後の百名山ピークハントです。
こうして山を登り続けられることに、感謝。
まさか、60/100も登れるとは思ってもいませんでした。 ありがとう。
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晴れていれば、鹿児島、宮崎、熊本の山々、 眼下に韓国岳の大きな火口(お鉢)が見れたのですが・・
そして入山禁止の新燃岳が真近に、 鹿児島側には大浪池が見えるはずです。 快晴なら桜島まで。
ちょっとお借りした写真ですが、韓国岳の山頂は火口側がこんなに切り立っています。→
上の写真の標識の後ろは崖だったのです。 #59122;
頂上は風が強く、長居はできません。 60座目の写真を収めて折り返し下山します。 8:30
5合目からの下りは多くの方とすれ違い、 一般のハイカーの方が一挙に増えてきます。
眼下には硫黄山と道路を挟んで不動池が望めます。
硫黄山の散策コース。 ちょっと柵に沿って歩いてみました。 硫黄の臭いがします。
09:30 登山口に戻りました。(往復2時間半) R30の路肩には延々と駐車した車の列が続いています。
大浪池経由で下るといいんですが、車では折り返しになってしまうのが残念。
ミヤマキリシマの咲くころには、何万人も訪れるのでしょう。 もし、また訪れる機会があれば、6月上旬の花咲く季節、ここはトレッキングシューズでOKです。 梅雨前の晴天の日に来たいですね。
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これもお借りした写真、 韓国岳頂上付近のミヤマキリシマ。阿蘇や九重のように、この山域の総称が”霧島山”となっているが、 ミヤマキリシマで一杯となる美しい主峰が なぜ’韓国岳’? 日本人としてなにか違和感を感じる のは私だけでしょうか?
でも、”韓国岳”という名前に惹かれて韓国の多くのハイカーが登ってこられるのは、歓迎。
韓国は見えないと思いますが・・・ 日本の美しい自然、山 ひとを知ってもらえれば、それもよし!
えびのレストセンターで休憩し、お土産を買って車に戻るとまだ10時過ぎ。
夜のフライトまで時間があるので、このあたりで過ごしてもいいんですが 万が一事故渋滞やハプニングに遭遇すると厄介なので、 まず熊本に戻ることにしました。
帰路の高速はすいていました。 12時前には熊本市内に入りました。
せっかくの機会なので、熊本城を訪れる事にしました。(次回の記事に続きます)
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名称の由来として、江戸時代以前は山頂付近の登山道が険しく難路であり登山者がほとんどいなかったこと、あるいは山頂付近に草木が乏しいことから空虚の地すなわち空国(むなくに、からくに)あるいは虚国(からくに)と呼ばれるようになったという説がある。
また、韓の国(朝鮮半島)まで見渡すことができるほど高く「韓国の見岳」と呼ばれたためとの説もあるが、実際には見えない。古くは霧島岳西峰、筈野岳、雪岳、甑岳とも呼ばれていた。韓国が見えないのに韓国岳というのはなぜか? →
http://goo.gl/3Tspr