7月19日&20日#58942;#58943; 南アルプスの中央部にある塩見岳に登ってきました。
- 百名山歩き
梅雨あけとはいうものの 週末にかけた天気はパッとしない。
混雑する夏休みシーズン前に難しい山をもうひとつ登っておきたい。
東北最難関の山を登ろうと思っていたが、連日の雨で地盤の崩れや土砂災害被害が予想される。
危きに近寄らず。 しばらくは先送りです。
この週末天気が良さそうなのは、 南アルプスである。
未踏峰で、一泊で行ける山は間ノ岳と塩見岳。
欲張れば2泊3日で縦走という手も一瞬チラついたが、 日程がきつくなるし、車の回収が面倒。
それ以上に山小屋連泊が苦手な私には どちらかの山を選ぶことになる。
間ノ岳は山梨からのアクセスが容易でいつでも行けるだろう。
ということで、塩見岳に決定。
山小屋は要予約とあるので、 前日に予約。(混んでないようである。)
出発前に塩見岳の地図を切出し 鳥倉登山口からのルートログをGPSに転送。
中央道で伊那側の松川ICに向かった。
そこから、登山口へのアクセスポイント、 越路駐車場へ。
24時過ぎ到着。 もう7割くらい埋まっている。
深夜なので、EV走行に切り替え ステルスの如く空いたスペースへ駐車。
5時にアラームをセットし、寝入った途端。 隣にワンボックスが駐車。
駐車し終わった後もエンジンは着けっぱなし。
直ぐ切ってくれると思ったが、5分以上たってもあのガラゴロとした騒音がやまない。
しかもスライドドアの大きな開閉音。
多少は寛容な私でも、これはたまらない。
「この真夜中非常識ですよ! すぐエンジンを切ってください。」 → やっとエンジンを切った。
スイマセンの一言もない。 ルームランプで地図を見ていたようである。
まったくKYである。 大先輩、基本的な常識と気配りができてないですね。(呆)
こんな方はほんの一部でしょうが、 基本的なマナーと気配りが風化していくんでしょうか?
いい年の重ね方をしたいですね。
結局起きたのは6時過ぎ。 また出遅れたが・・・ 15時過ぎまでに小屋へ着けばよい。
平日の金曜日なのに、駐車場(約30台)のスペースはほぼ9割は埋まっている。
7月19日、朝6:45に越路駐車場のゲート横を通過。
ここから鳥倉登山口まで、 苦手の舗装林道歩き。
山腹を右に巻いた林道からは鳥倉山と駐車場が小さく見える。
鳥倉登山口へは約35~40分。 バスはここまで入っています。
7:20 ここからカラマツ樹林の急登。 1/10・・・・という標識が出てきます。
三伏峠までは10等分の距離標識がありますので、ペース配分が分かります。
約3時間の淀みない登りが続きます。
今回は一泊装備の28Lザックでいつもより重い、 ここは急がずじっくりと登ります。
豊口山から三伏峠へ東に続く山稜の北側を巻いて、トラバースしていく感じです。
時折、樹間からは中央アルプス、乗鞍岳、北アルプスが遠望できます。
今回は、山小屋もあるという安心感か、スケジュール表もなし。
途中水場がありました。 この時点(7月19日・20日)ではしっかり水は出ていました。 飲めます。
丸太のハシゴ、橋、 痩せたところもありますが道は明瞭です。
9/10あたりで仙丈岳が視界に入る。 どこから見てもいい山だ。(右は甲斐駒)
三伏峠までもうすぐです。
三伏峠小屋には10時過ぎに到着。 ここで休憩を入れます。
ここは2,580M 日本三大峠のひとつで一番標高の高い峠といわれています。
残り二つは針の木峠と雁坂峠、 ということを最近 自称”沢師”様のブログで拝見して知りました。(笑)
この峠を境に南アルプスが北部と南部に分けられているようです。
三伏峠小屋は水も、水洗トイレもあり、宿泊には良さそうです。
ここからは塩見小屋までは小刻みなアップダウン#59000;#59030;、 最低5回はあります。(笑)
最初の三伏峠までの急登よりも、ここがキツイかも。
峠を過ぎると、塩見岳が見えてきます。
三伏山 10:30。 ここからは時計回りに 恵那山、中央アルプス、乗鞍、北アルプス、頸城、 仙丈岳、 甲斐駒ヶ岳、 北岳、 間ノ岳。
そして右手には塩見岳。 ここから見ると西稜線の登りは手強そう。#59122; どこにルートがあるのだろう。
見晴らしのいい山頂です。
正面に見える本谷山へは下って登り返し。 数回アップダウン#59000;#59030;があります。
本谷山(2,658M)11:30前に到着。 塩見岳がガスってきました。
塩見小屋までは110分の標識。(山と高原地図では120分)
途中で ”裏白根三山”(勝手に命名) 左から北岳、 間ノ岳、 農鳥岳(西)が見えます。
ここから立ち枯れの樹林帯を下りますが、倒木が登山道をふさいでいる箇所がいくつかあります。
小さなアップダウンも幾度もあります。
権右衛門山も南を巻く取付きあたりが最低部の樹林帯、 ここから塩見新道分岐へは急登。
塩見新道分岐を過ぎるとさらに急登#59124;になり、 ハイマツ帯になると視界が開け、小屋ももうすぐ。
コースタイム通り、13:20前に塩見小屋に到着。 登山口から丁度6時間。
とりあえず小屋にチェックイン。 こじんまりとした小さな山小屋です。
トイレも回収バッグ方式で、近くに水場もありません。
翌朝に登る予定であったが、山頂が見える。
山の天気は分からない。
夕飯迄時間がある、ザックをデポし塩見岳へ。
先に2名でかけたので、この日は私が最後の登頂者のようです。
ハイマツ帯の稜線を登り、 天狗岩の右を巻くあたりから岩稜帯となる。
天狗岩を過ぎて塩見岳山頂部が真正面。
花が咲き乱れ、和ましてくれる。
ガレ場のある岩稜帯はもろく、落石に注意する必要がある。
地図上に危険マークがあるが、多分このことだろう。
山頂部が少しガスってきた。
登りきると西峰の標識、 その向こうに最高点の東峰3、052M。
30分ほど、東峰でガスが切れるのを待ったが、雲が切れるのは一瞬でほとんどガスのなか。
山頂のまわりにはいろんな花が咲いてます。
夕飯は4時半なので、そろそろ下らなくては。
三角点のある西峰へ。
記念撮影して下山にかかるが、こんなに花が多いとは。
天狗岩。
少しガスがとれ、 南には荒川岳と赤石岳の大きな山塊がみえる。
小屋に戻ったら、もう夕食がはじまっていた。
この日の宿泊者は定員30名に対し、15名くらいのようです。
小さな小屋で、談話室もないためか、 皆さん直ぐ休まれるようです。
百名山でも、アクセスがよくなく、知られていない塩見岳。
山ガールもこない地味な山なのか。
小屋は混んでいないといっても、両隣分が空いているといった程度です。
18時前にはほとんどの方が休まれています。 こんな山小屋は初めて。
携帯でメールを送った後、私も小屋のなかへ。 (ドコモとAuは通じます)
私の山小屋泊快適三点(目・鼻口・耳)セットのうち、アイマスク(目隠し)と口マスクをつけて毛布をかぶります。
アイマスクは夜中ヘッドライトの灯りよけ、口マスクは衛生上毛布・布団が口に当たらないようにするためと寝息防止です。 女性のかたはタオルを当てている方が多いようです。
寝入って直ぐ、両隣からイビキ#59137;で目を覚ます。
今年初めての山小屋泊ですが、 昨年来、眠れないようなイビキには遭遇しなかったのはラッキー過ぎたのか。
最後の一点、耳栓を充てるがノイズが高すぎて効き目なし。
両側からのイビキ攻撃、特に左の方の#59137;dbは高い。
悪運にとりつかれた、 SLEEPLESS NIGHT。
本人の”意思とは関係なく”起こっている被害なのだから、引っ叩いて起こすわけにもいかない。
泣き寝入りなのである。 じっと我慢のみ。
混んでないので せめて体だけでも休めることが出来ると思うより仕方ありません。
自分だって、疲れたときは稀に寝息(イビキ)をかくようで、一度家内に引っ叩かれたことがある。(笑)
やはりこれも程度問題で、一晩中地鳴りのようなイビキをかくのは健康上正常ではない。
家人も注意しないことはないと思いますし、本人もわかっているはずだと思うんですが。
だから、自己防止策をとっていらっしゃる方もいるようです。
鼻腔拡大テープとかイビキ防止グッズをしていらっしゃる方もいます。
そんな健気な努力をしていらっしゃる方、
そして気にされている方のイビキは、許せますよ。
大イビキをかいて寝ている方に限って、当の本人はどっぷりと熟睡して朝早く立たれるんですね。
そして右から#59137;のは、駐車場で夜間にエンジンを着けっぱなしにしていたKYさんでした。
2年前、北沢峠 長衛荘でのイビキの記事を書いたことがありました。 なぜか圧倒的なアクセスがあります。 皆さんが経験される関心事なんでしょう。
たまたま、記事を目にされた長衛荘支配人から丁重なコメントを戴きました。
今の山小屋ではつきものの課題ですが、解決策はないようです。
横道にそれてしまいましたが、この記事のテーマではありませんので悪しからず。
翌朝は晴。 途中まで行けば富士山が見えると登っていった方もいましたが、 地図で見ると頂上まで行かなければ絶対に見えないはず。
小屋からの朝景色だけでも、十分。 ここから真直ぐ下山するので見納めておこう。
ここは南アルプスのど真ん中だ。
朝日に映える塩見岳。
右回りに 荒川岳、 赤石岳。 どれも未踏。
南アルプスの南部の4山はまったく手付かず。
地図を何度も見直しても、
どこも登山口へのアクセスと山頂へのアプローチが大変。
縦走も余儀なくされ、地獄の山小屋連泊もある。
憂鬱と楽しみが交錯する山域だ。
雲上に恵那山、 そして中央アルプス。 唯一の未踏峰 空木岳はどれだろう。(写真の一番左のようです。 山なみ越しに御嶽、右は千畳敷と宝剣岳、木曽駒。)
乗鞍岳、 北アルプス、 頸城。
穂高~槍をズームアップで切り出し。
そしてここから南アルプス北部の峰々。
南アルプスの女王 仙丈岳、
甲斐駒、
北岳と 登り残したままの間ノ岳。
6:15 小屋を出発、 もう布団干し、ご苦労様!
本谷山 7:45 三伏峠 8:55-9:05 帰路も三伏峠までは、往路同様のアップダウンがある。
やはりここはキツかった。#59124; 時間もかかった。
三伏峠から鳥倉までは、急坂をひたすら下る。
鳥倉登山口 10:40 駐車場11:20 最後に舗装林道の歩きを強いられるのはガックリ。
この林道の歩きがなければ、塩見岳日帰りが出来るかもしれません。 距離、標高差、アップダウン、コースタイムは2週前に日帰りした平ヶ岳に似ています。 平ヶ岳日帰りのトライアルコースになるかも。 しかも失敗しても小屋は2ヶ所あります。 ここを日帰りできれば、平ヶ岳の日帰りも出来るでしょう。
午前中に下山したおかげで赤石荘の露天風呂#59127;で入浴。 夕方には帰宅。#58994;
塩見岳はテクニカルな難易度は低いと思いますが、とにかく急登、アップダウンが続くので体力勝負。
小屋の眠りを除いて、静かな山歩きができました。 また登ってみたい山です。
混雑する夏休みシーズン前に難しい山をもうひとつ登っておきたい。
東北最難関の山を登ろうと思っていたが、連日の雨で地盤の崩れや土砂災害被害が予想される。
危きに近寄らず。 しばらくは先送りです。
この週末天気が良さそうなのは、 南アルプスである。
未踏峰で、一泊で行ける山は間ノ岳と塩見岳。
欲張れば2泊3日で縦走という手も一瞬チラついたが、 日程がきつくなるし、車の回収が面倒。
それ以上に山小屋連泊が苦手な私には どちらかの山を選ぶことになる。
間ノ岳は山梨からのアクセスが容易でいつでも行けるだろう。
ということで、塩見岳に決定。
山小屋は要予約とあるので、 前日に予約。(混んでないようである。)
出発前に塩見岳の地図を切出し 鳥倉登山口からのルートログをGPSに転送。
中央道で伊那側の松川ICに向かった。
そこから、登山口へのアクセスポイント、 越路駐車場へ。
24時過ぎ到着。 もう7割くらい埋まっている。
深夜なので、EV走行に切り替え ステルスの如く空いたスペースへ駐車。
5時にアラームをセットし、寝入った途端。 隣にワンボックスが駐車。
駐車し終わった後もエンジンは着けっぱなし。
直ぐ切ってくれると思ったが、5分以上たってもあのガラゴロとした騒音がやまない。
しかもスライドドアの大きな開閉音。
多少は寛容な私でも、これはたまらない。
「この真夜中非常識ですよ! すぐエンジンを切ってください。」 → やっとエンジンを切った。
スイマセンの一言もない。 ルームランプで地図を見ていたようである。
まったくKYである。 大先輩、基本的な常識と気配りができてないですね。(呆)
こんな方はほんの一部でしょうが、 基本的なマナーと気配りが風化していくんでしょうか?
いい年の重ね方をしたいですね。
結局起きたのは6時過ぎ。 また出遅れたが・・・ 15時過ぎまでに小屋へ着けばよい。
平日の金曜日なのに、駐車場(約30台)のスペースはほぼ9割は埋まっている。
7月19日、朝6:45に越路駐車場のゲート横を通過。
ここから鳥倉登山口まで、 苦手の舗装林道歩き。
山腹を右に巻いた林道からは鳥倉山と駐車場が小さく見える。
鳥倉登山口へは約35~40分。 バスはここまで入っています。
7:20 ここからカラマツ樹林の急登。 1/10・・・・という標識が出てきます。
三伏峠までは10等分の距離標識がありますので、ペース配分が分かります。
約3時間の淀みない登りが続きます。
今回は一泊装備の28Lザックでいつもより重い、 ここは急がずじっくりと登ります。
豊口山から三伏峠へ東に続く山稜の北側を巻いて、トラバースしていく感じです。
時折、樹間からは中央アルプス、乗鞍岳、北アルプスが遠望できます。
今回は、山小屋もあるという安心感か、スケジュール表もなし。
途中水場がありました。 この時点(7月19日・20日)ではしっかり水は出ていました。 飲めます。
丸太のハシゴ、橋、 痩せたところもありますが道は明瞭です。
9/10あたりで仙丈岳が視界に入る。 どこから見てもいい山だ。(右は甲斐駒)
三伏峠までもうすぐです。
三伏峠小屋には10時過ぎに到着。 ここで休憩を入れます。
ここは2,580M 日本三大峠のひとつで一番標高の高い峠といわれています。
残り二つは針の木峠と雁坂峠、 ということを最近 自称”沢師”様のブログで拝見して知りました。(笑)
この峠を境に南アルプスが北部と南部に分けられているようです。
三伏峠小屋は水も、水洗トイレもあり、宿泊には良さそうです。
ここからは塩見小屋までは小刻みなアップダウン#59000;#59030;、 最低5回はあります。(笑)
最初の三伏峠までの急登よりも、ここがキツイかも。
峠を過ぎると、塩見岳が見えてきます。
三伏山 10:30。 ここからは時計回りに 恵那山、中央アルプス、乗鞍、北アルプス、頸城、 仙丈岳、 甲斐駒ヶ岳、 北岳、 間ノ岳。
そして右手には塩見岳。 ここから見ると西稜線の登りは手強そう。#59122; どこにルートがあるのだろう。
見晴らしのいい山頂です。
正面に見える本谷山へは下って登り返し。 数回アップダウン#59000;#59030;があります。
本谷山(2,658M)11:30前に到着。 塩見岳がガスってきました。
塩見小屋までは110分の標識。(山と高原地図では120分)
途中で ”裏白根三山”(勝手に命名) 左から北岳、 間ノ岳、 農鳥岳(西)が見えます。
ここから立ち枯れの樹林帯を下りますが、倒木が登山道をふさいでいる箇所がいくつかあります。
小さなアップダウンも幾度もあります。
権右衛門山も南を巻く取付きあたりが最低部の樹林帯、 ここから塩見新道分岐へは急登。
塩見新道分岐を過ぎるとさらに急登#59124;になり、 ハイマツ帯になると視界が開け、小屋ももうすぐ。
コースタイム通り、13:20前に塩見小屋に到着。 登山口から丁度6時間。
とりあえず小屋にチェックイン。 こじんまりとした小さな山小屋です。
トイレも回収バッグ方式で、近くに水場もありません。
翌朝に登る予定であったが、山頂が見える。
山の天気は分からない。
夕飯迄時間がある、ザックをデポし塩見岳へ。
先に2名でかけたので、この日は私が最後の登頂者のようです。
ハイマツ帯の稜線を登り、 天狗岩の右を巻くあたりから岩稜帯となる。
天狗岩を過ぎて塩見岳山頂部が真正面。
花が咲き乱れ、和ましてくれる。
ガレ場のある岩稜帯はもろく、落石に注意する必要がある。
地図上に危険マークがあるが、多分このことだろう。
山頂部が少しガスってきた。
登りきると西峰の標識、 その向こうに最高点の東峰3、052M。
30分ほど、東峰でガスが切れるのを待ったが、雲が切れるのは一瞬でほとんどガスのなか。
山頂のまわりにはいろんな花が咲いてます。
夕飯は4時半なので、そろそろ下らなくては。
三角点のある西峰へ。
記念撮影して下山にかかるが、こんなに花が多いとは。
天狗岩。
少しガスがとれ、 南には荒川岳と赤石岳の大きな山塊がみえる。
小屋に戻ったら、もう夕食がはじまっていた。
この日の宿泊者は定員30名に対し、15名くらいのようです。
小さな小屋で、談話室もないためか、 皆さん直ぐ休まれるようです。
百名山でも、アクセスがよくなく、知られていない塩見岳。
山ガールもこない地味な山なのか。
小屋は混んでいないといっても、両隣分が空いているといった程度です。
18時前にはほとんどの方が休まれています。 こんな山小屋は初めて。
携帯でメールを送った後、私も小屋のなかへ。 (ドコモとAuは通じます)
私の山小屋泊快適三点(目・鼻口・耳)セットのうち、アイマスク(目隠し)と口マスクをつけて毛布をかぶります。
アイマスクは夜中ヘッドライトの灯りよけ、口マスクは衛生上毛布・布団が口に当たらないようにするためと寝息防止です。 女性のかたはタオルを当てている方が多いようです。
寝入って直ぐ、両隣からイビキ#59137;で目を覚ます。
今年初めての山小屋泊ですが、 昨年来、眠れないようなイビキには遭遇しなかったのはラッキー過ぎたのか。
最後の一点、耳栓を充てるがノイズが高すぎて効き目なし。
両側からのイビキ攻撃、特に左の方の#59137;dbは高い。
悪運にとりつかれた、 SLEEPLESS NIGHT。
本人の”意思とは関係なく”起こっている被害なのだから、引っ叩いて起こすわけにもいかない。
泣き寝入りなのである。 じっと我慢のみ。
混んでないので せめて体だけでも休めることが出来ると思うより仕方ありません。
自分だって、疲れたときは稀に寝息(イビキ)をかくようで、一度家内に引っ叩かれたことがある。(笑)
やはりこれも程度問題で、一晩中地鳴りのようなイビキをかくのは健康上正常ではない。
家人も注意しないことはないと思いますし、本人もわかっているはずだと思うんですが。
だから、自己防止策をとっていらっしゃる方もいるようです。
鼻腔拡大テープとかイビキ防止グッズをしていらっしゃる方もいます。
そんな健気な努力をしていらっしゃる方、
そして気にされている方のイビキは、許せますよ。
大イビキをかいて寝ている方に限って、当の本人はどっぷりと熟睡して朝早く立たれるんですね。
そして右から#59137;のは、駐車場で夜間にエンジンを着けっぱなしにしていたKYさんでした。
2年前、北沢峠 長衛荘でのイビキの記事を書いたことがありました。 なぜか圧倒的なアクセスがあります。 皆さんが経験される関心事なんでしょう。
たまたま、記事を目にされた長衛荘支配人から丁重なコメントを戴きました。
今の山小屋ではつきものの課題ですが、解決策はないようです。
横道にそれてしまいましたが、この記事のテーマではありませんので悪しからず。
翌朝は晴。 途中まで行けば富士山が見えると登っていった方もいましたが、 地図で見ると頂上まで行かなければ絶対に見えないはず。
小屋からの朝景色だけでも、十分。 ここから真直ぐ下山するので見納めておこう。
ここは南アルプスのど真ん中だ。
朝日に映える塩見岳。
右回りに 荒川岳、 赤石岳。 どれも未踏。
南アルプスの南部の4山はまったく手付かず。
地図を何度も見直しても、
どこも登山口へのアクセスと山頂へのアプローチが大変。
縦走も余儀なくされ、地獄の山小屋連泊もある。
憂鬱と楽しみが交錯する山域だ。
雲上に恵那山、 そして中央アルプス。 唯一の未踏峰 空木岳はどれだろう。(写真の一番左のようです。 山なみ越しに御嶽、右は千畳敷と宝剣岳、木曽駒。)
乗鞍岳、 北アルプス、 頸城。
穂高~槍をズームアップで切り出し。
そしてここから南アルプス北部の峰々。
南アルプスの女王 仙丈岳、
甲斐駒、
北岳と 登り残したままの間ノ岳。
6:15 小屋を出発、 もう布団干し、ご苦労様!
本谷山 7:45 三伏峠 8:55-9:05 帰路も三伏峠までは、往路同様のアップダウンがある。
やはりここはキツかった。#59124; 時間もかかった。
三伏峠から鳥倉までは、急坂をひたすら下る。
鳥倉登山口 10:40 駐車場11:20 最後に舗装林道の歩きを強いられるのはガックリ。
この林道の歩きがなければ、塩見岳日帰りが出来るかもしれません。 距離、標高差、アップダウン、コースタイムは2週前に日帰りした平ヶ岳に似ています。 平ヶ岳日帰りのトライアルコースになるかも。 しかも失敗しても小屋は2ヶ所あります。 ここを日帰りできれば、平ヶ岳の日帰りも出来るでしょう。
午前中に下山したおかげで赤石荘の露天風呂#59127;で入浴。 夕方には帰宅。#58994;
塩見岳はテクニカルな難易度は低いと思いますが、とにかく急登、アップダウンが続くので体力勝負。
小屋の眠りを除いて、静かな山歩きができました。 また登ってみたい山です。