7月27日#58943;#58942;#58949; 中央アルプスの空木岳2,864Mへ池山尾根を往復。
- 百名山歩き
この週も前週に続き、山間部の天候はよくない。
甲信越、東京の近辺も曇り・雨の可能性。
天気予報をみても、中央アルプスだけが曇り以上で天気がもちそうである。
前週、塩見岳から見た中央アルプスの稜線(下の写真)。
木曽駒・宝剣岳からの稜線を左へ辿ると檜尾岳、尾根越しに木曽御嶽を望み、一番左が空木岳。
その空木岳から駒ヶ根に延びる長い尾根が池山尾根。
その池山尾根から空木岳を往復することとした。
コースタイムは 登り6~7時間 下り4~5時間、 往復10~12時間。
ずいぶんと時間に幅があるが、 駒ヶ根高原スキー場の登山口からの場合と池山林道駐車場登山口とでは往復約2時間の違いがある。
最短の池山尾根コースでも小屋泊を奨め、日帰りは健脚向きとしている。
健脚ではない私が、日帰りを敢行するのは林道登山口からの往復が絶対条件である。
#58974;深夜駒ヶ根ICをおり、グニャグニャした池山林道に入る。
途中から未舗装で、真っ暗な道を進んでいくのは不安である。
橋を渡ると7~8台近く停められるスペースに2台駐車。 週末にしては少なすぎる???
左手に林道は続いている。 ゲートは開いているが”アブナイ”と手書きされた標識があり。
あずま屋もあり、 夜間でわからないが多分ここが林道駐車場だろうと思って停車。 すぐ眠りについた。
朝は予定通り4時に起床。 身支度をしていると、車が林道ゲートの奥に進んでいく。
この先が本当の林道終点駐車場かも。 ここからでは、日帰りでの往復は難しくなる。
急遽 靴を運転用シューズに履き替えて、エンジンを始動し林道を進む。
更に悪路になるが、最終地点には既に10数台駐車、多くの方が登山の身支度をしている。
ここが本当の林道終点の登山口駐車場であった。
空いているスペースはほとんどないが、なんとか1台分あった。 Good Luck!
登山靴にはまた履き替えて、5:08登山口を出発。 #58943;
もともとの予定は4:30出発、空木岳11:00、頂上折り返しデッドラインを12:00、下山16:00 と設定。
頂上までは標高差1,500M、距離8.5KM 平均斜度は約10度。
登山道標高グラフをみると登山口から山頂まで均一な斜度のように見えるが、アップダウンがかなりある。
タカウチ場と云われるところまでは池山への遊歩道と同じで広く歩きやすい道です。
(が 大回りさせられ時間がかかることがわかりました。 下りは直登ルートをおりました。)
1時間ほどで水場 6:08~6:17。 尾根の登山道が続きますので空木平の水場かヒュッテ(200円500mlボトル)までは補給できませんので、心配ならここで補給しましょう。
尻無の手前から急登になり キツイ。 シリナシを6:44に通過。
ダケカンバの林を進むとマセナギ6:51。 ここから尾根部の登りとなる。
注意の看板がでてくると、 ここが”地獄の入り口” 7:18。
30分以上出遅れたにもかかわらず、 ここまでで遅れは取り戻せたようである。
(左: 大地獄 右: 小地獄)
急峻な痩せ尾根の部分ですが、 尾根の側を巻いた登山道は細く、谷底まで深く切れています。
また巻くことが出来ない部分はハシゴ、 階段、 クサリ、 ワイヤロープで整備されていますが、
ここの大地獄・小地獄では滑落事故が多いようです。
アップダウンが続き、ここをクリアすると、迷尾根 7:50頃到着。 予定よりはやい。
まだまだ橋や階段が出てきますし アップダウンもあります。 この区間の上りが結構きつい。
尾根の北側斜面を進み、低木帯になると9:02空木平分岐に出ます。
避難小屋のある空木平へは行かず、 駒石への稜線の道を辿る。
ここから森林限界となって雲に覆われた空木岳や駒石が視界に入ります。
突然雨#58944;が降ってきました。 レインジャケットを着て、ザックカバーを装着。
運悪く、その場所は虫が一杯。 毒虫に刺されました。#59121;#59123;
9:43 駒石。 駒石を登っている山ボーイもいます。 東面から登るのは難しくないようですが、私はパス。
10:18 空木岳駒峰ヒュッテに到着。 ここまで休憩混みで5時間10分。 地図のコースタイムは余裕見過ぎ?
着いた時は真正面の空木岳はガスってしまいましたが、
小休憩していると雲がとれました。 チャンス!
10:36 頂上に向かいます。
10:44 空木岳頂上 ~ 11:10。
宝剣岳は雲に覆われていますが、南駒ヶ岳に続く稜線は明るくなってきました。
ヒュッテに戻り昼食。 (ここのヒュッテは素泊まりのみで、 宿泊時は食料とシュラーフ持参が必要です。)
水、ビール等の飲料、カップ麺程度は売っていますが、管理人がいつも常駐している訳ではないようです。
タイミングよく管理人の方が戻ってこられた。 デッキに居合わせた皆さんとビール#58994;で乾杯!
ここのデッキからの眺望なかなかいい。 晴れていれば、中央アルプスの南北、東は南アルプスの連山が見れるハズ。 時折、宝剣岳が雲の切れ間に見える。
11:30 下山を開始、 林道終点駐車場には15:28、 ヒュッテから約4時間。 アップダウンとヤセ尾根で意外と下りの時間がかかりました。 往復で昼食休憩を除くと約9時間半弱。
中央アルプスというと木曽駒ヶ岳、なんといってもあの駒ヶ根から千畳敷までロープウェイで一気に上れることで有名。 直ぐ隣の空木岳は知られてない山と思ったんですが、思ったより多くの登山者がいました。
ピークハンターは多いんですね。(笑)
それでも全般として、静かな歩きができました。
途中10分ほど小雨があっただけで、天気もまあまあ。 山頂では青空も見えました。
コースは変化があり、上りでキツイところもありましたが 日帰り登山を楽しむことができました。
下山後は、駒ヶ根高原の#59127;こまくさの湯に浸かってリラックス。
参考まで:
■大雨が降ったりすると崩落、落石の可能性があり、池山林道は途中でゲート閉鎖されるとのことですので、天気が荒れた直後は通行可否を事前に確認する必要があります。
■最初に停めたゲート手前にある駐車場(下:下山時に撮影)から登山口までは30分はかかると思います。往復で1時間以上は余分にかかりそうです。 日帰りするなら、池山林道終点からの登山開始をお奨めします。 但し、林道への進入・走行は自己責任でお願いします。
■夏秋シーズンの週末、 夏休み時期は早く行かないと林道最終地点の駐車場は満車になるでしょう。 また ここの路肩駐車は危険なのでやめたほうがいいと思います。
↑ ここはゲート手前の駐車場です。
参考までに地図を拡大して駐車場の位置を、書き込んでおきます。
追記:
なお29日 20人の韓国人グループが遭難した檜尾岳は空木岳の北、宝剣岳への縦走路にあります。決してやさしいコースではないようです。 日本人ガイドも雇わず、日本で使える携帯も持っていなかったとのことですが・・・・・。 とにかく無事を祈る。
甲信越、東京の近辺も曇り・雨の可能性。
天気予報をみても、中央アルプスだけが曇り以上で天気がもちそうである。
前週、塩見岳から見た中央アルプスの稜線(下の写真)。
木曽駒・宝剣岳からの稜線を左へ辿ると檜尾岳、尾根越しに木曽御嶽を望み、一番左が空木岳。
その空木岳から駒ヶ根に延びる長い尾根が池山尾根。
その池山尾根から空木岳を往復することとした。
コースタイムは 登り6~7時間 下り4~5時間、 往復10~12時間。
ずいぶんと時間に幅があるが、 駒ヶ根高原スキー場の登山口からの場合と池山林道駐車場登山口とでは往復約2時間の違いがある。
最短の池山尾根コースでも小屋泊を奨め、日帰りは健脚向きとしている。
健脚ではない私が、日帰りを敢行するのは林道登山口からの往復が絶対条件である。
#58974;深夜駒ヶ根ICをおり、グニャグニャした池山林道に入る。
途中から未舗装で、真っ暗な道を進んでいくのは不安である。
橋を渡ると7~8台近く停められるスペースに2台駐車。 週末にしては少なすぎる???
左手に林道は続いている。 ゲートは開いているが”アブナイ”と手書きされた標識があり。
あずま屋もあり、 夜間でわからないが多分ここが林道駐車場だろうと思って停車。 すぐ眠りについた。
朝は予定通り4時に起床。 身支度をしていると、車が林道ゲートの奥に進んでいく。
この先が本当の林道終点駐車場かも。 ここからでは、日帰りでの往復は難しくなる。
急遽 靴を運転用シューズに履き替えて、エンジンを始動し林道を進む。
更に悪路になるが、最終地点には既に10数台駐車、多くの方が登山の身支度をしている。
ここが本当の林道終点の登山口駐車場であった。
空いているスペースはほとんどないが、なんとか1台分あった。 Good Luck!
登山靴にはまた履き替えて、5:08登山口を出発。 #58943;
もともとの予定は4:30出発、空木岳11:00、頂上折り返しデッドラインを12:00、下山16:00 と設定。
頂上までは標高差1,500M、距離8.5KM 平均斜度は約10度。
登山道標高グラフをみると登山口から山頂まで均一な斜度のように見えるが、アップダウンがかなりある。
タカウチ場と云われるところまでは池山への遊歩道と同じで広く歩きやすい道です。
(が 大回りさせられ時間がかかることがわかりました。 下りは直登ルートをおりました。)
1時間ほどで水場 6:08~6:17。 尾根の登山道が続きますので空木平の水場かヒュッテ(200円500mlボトル)までは補給できませんので、心配ならここで補給しましょう。
尻無の手前から急登になり キツイ。 シリナシを6:44に通過。
ダケカンバの林を進むとマセナギ6:51。 ここから尾根部の登りとなる。
注意の看板がでてくると、 ここが”地獄の入り口” 7:18。
30分以上出遅れたにもかかわらず、 ここまでで遅れは取り戻せたようである。
(左: 大地獄 右: 小地獄)
急峻な痩せ尾根の部分ですが、 尾根の側を巻いた登山道は細く、谷底まで深く切れています。
また巻くことが出来ない部分はハシゴ、 階段、 クサリ、 ワイヤロープで整備されていますが、
ここの大地獄・小地獄では滑落事故が多いようです。
アップダウンが続き、ここをクリアすると、迷尾根 7:50頃到着。 予定よりはやい。
まだまだ橋や階段が出てきますし アップダウンもあります。 この区間の上りが結構きつい。
尾根の北側斜面を進み、低木帯になると9:02空木平分岐に出ます。
避難小屋のある空木平へは行かず、 駒石への稜線の道を辿る。
ここから森林限界となって雲に覆われた空木岳や駒石が視界に入ります。
突然雨#58944;が降ってきました。 レインジャケットを着て、ザックカバーを装着。
運悪く、その場所は虫が一杯。 毒虫に刺されました。#59121;#59123;
9:43 駒石。 駒石を登っている山ボーイもいます。 東面から登るのは難しくないようですが、私はパス。
10:18 空木岳駒峰ヒュッテに到着。 ここまで休憩混みで5時間10分。 地図のコースタイムは余裕見過ぎ?
着いた時は真正面の空木岳はガスってしまいましたが、
小休憩していると雲がとれました。 チャンス!
10:36 頂上に向かいます。
10:44 空木岳頂上 ~ 11:10。
宝剣岳は雲に覆われていますが、南駒ヶ岳に続く稜線は明るくなってきました。
ヒュッテに戻り昼食。 (ここのヒュッテは素泊まりのみで、 宿泊時は食料とシュラーフ持参が必要です。)
水、ビール等の飲料、カップ麺程度は売っていますが、管理人がいつも常駐している訳ではないようです。
タイミングよく管理人の方が戻ってこられた。 デッキに居合わせた皆さんとビール#58994;で乾杯!
ここのデッキからの眺望なかなかいい。 晴れていれば、中央アルプスの南北、東は南アルプスの連山が見れるハズ。 時折、宝剣岳が雲の切れ間に見える。
11:30 下山を開始、 林道終点駐車場には15:28、 ヒュッテから約4時間。 アップダウンとヤセ尾根で意外と下りの時間がかかりました。 往復で昼食休憩を除くと約9時間半弱。
中央アルプスというと木曽駒ヶ岳、なんといってもあの駒ヶ根から千畳敷までロープウェイで一気に上れることで有名。 直ぐ隣の空木岳は知られてない山と思ったんですが、思ったより多くの登山者がいました。
ピークハンターは多いんですね。(笑)
それでも全般として、静かな歩きができました。
途中10分ほど小雨があっただけで、天気もまあまあ。 山頂では青空も見えました。
コースは変化があり、上りでキツイところもありましたが 日帰り登山を楽しむことができました。
下山後は、駒ヶ根高原の#59127;こまくさの湯に浸かってリラックス。
参考まで:
■大雨が降ったりすると崩落、落石の可能性があり、池山林道は途中でゲート閉鎖されるとのことですので、天気が荒れた直後は通行可否を事前に確認する必要があります。
■最初に停めたゲート手前にある駐車場(下:下山時に撮影)から登山口までは30分はかかると思います。往復で1時間以上は余分にかかりそうです。 日帰りするなら、池山林道終点からの登山開始をお奨めします。 但し、林道への進入・走行は自己責任でお願いします。
■夏秋シーズンの週末、 夏休み時期は早く行かないと林道最終地点の駐車場は満車になるでしょう。 また ここの路肩駐車は危険なのでやめたほうがいいと思います。
↑ ここはゲート手前の駐車場です。
参考までに地図を拡大して駐車場の位置を、書き込んでおきます。
追記:
なお29日 20人の韓国人グループが遭難した檜尾岳は空木岳の北、宝剣岳への縦走路にあります。決してやさしいコースではないようです。 日本人ガイドも雇わず、日本で使える携帯も持っていなかったとのことですが・・・・・。 とにかく無事を祈る。