都内では今週末が最後の見頃となった。
これからお花見を楽しもうと思えば北へ出かけるしかないが遠出となる。
もう一つ方法がある。 標高の高いところへ行けば桜の開花はみれる。
お花見場所を検索#59100;していたら、山登りをしながら花見、八ヶ岳や南アルプスが一望できる場所があった。
アクセスもよく、我が家から車で2時間もかからない。
#58974;甲府南ICでおり、シルクの里へ向かう。 さらに登山口に向かって里山を進むとゲートがあった。
このゲートは進入禁止ではなく、イノシシが山麓に下りるのを防止する為のようです。
*クリックすると拡大されます。ゲートの直ぐ先に駐車スペースがあり その少し先に登山道の入り口がある。
山麓の桜は満開だが、ここはまだ咲きはじめ。
チョット早すぎた。 私が一番乗りのようだが。。。。。
ここから参道(=登山道)となるがいきなり急登。
神社の山門?には枝垂桜、 咲きはじめである。
まもなく林道にでて、 ”山之神社参道” と書かれた石碑から登山道を進む。
ハイキングコースとはいえトレッキングシューズがお奨めです。
綴れ折になった登山道を登っていくと、桜がちらほら。
北側なので、まだ蕾か咲きはじめがほとんど。 登山口でみた看板の写真には程遠い。#59123;
高度を上げていく。 まず目に飛び込むのが甲府盆地ごしに八ヶ岳。
満開になった桜のトンネルは気分がいいでしょうね。 残念だ!
そして奥秩父の主脈、 瑞垣山、金峰山・・・。
中腹の見晴らし台からは、南アルプス北部が一望。
北岳(標高第二位)と 晴れて
標高第三位となった間ノ岳の白根の稜線がまぶしい。#59130;
ほどなくすると山頂。 ここまでぶらぶらと50分 表示通りである。
籠り堂なる舎があり、 簡易トイレも脇に設置されている。
そして山乃(山の神)神社。 山頂とはいっても樹木に覆われ眺望はないが、しばらく休憩。
ここで折り返してはハイキングで終ってしまう。
この山域は登山ガイドブックにも書かれていない? [山と高原地図]にもない。
前日カシミール3Dで国土地理院の9千分の一の地図を切り出して印刷し持参、GPSにも移植しておいた。
(ヤマレコにログがありましたが、山行記録とログがまったくあわない?んで参考にならず。)
ここからもう少し先の大峠
(たいら山)までいくことした。
5分ほど歩くと なんと舗装林道があるではないか。#59122; 地図には載っていない。
地理院の地図に破線で登山道が表示されているが、林道以外に跡がない。 消えてしまった?
林道を登っていくと素晴らしい 南アルプスの大パノラマ。#59120;
南部の赤石岳と悪沢岳をズームアップ。
甲府盆地を挟んで鳳凰山と八ヶ岳~奥秩父。
ほぼ180度の視野が開けている。
途中で "たいら山方面" と書かれた見落とすほどの小さな標識。
だだっ広い尾根でどこをトレースしていいかわからないが、GPSを見ながら高い地点に向かう。
測量点(大峠?)があったので多分たいら山はここだろうが、なんの標識もなし。
樹林に囲まれて見通しは利かず。 ここから林道へ戻った。
追記:たいら山は大峠から東にあります。2018年4月の山の神千本桜の記事を参照ください。以下の地図のたいら山と記した場所は間違いです。失礼いたしました。
*迷歩した恥ずかしいトラックです。
西へ向かう破線に沿って進もうとしたが、破線が林道と重なる。
この破線を辿り、途中で北側の荒れ地表示の地点を下って破線に出て、そこからを林道にでて登山口に戻るルートどりを考えていました。
(やや平らな荒地から山乃神社への桜並木の参道を眺めたいというのが元々のプランだったが・・)
まず念のため、GPSの予備電池を確認して出発。
林道が破線と重なって続くと思い 静寂な山中の雰囲気を楽しみながらそのまま林道を西に進んだ。
ところがどうも地図と異なることに気づき、GPSで確認したら破線から外れて歩いている。#59122;
破線は北側で、途中で尾根を辿らなければならなかった。 でも地図にはなんの表示がない、等高線だけ。
鞍部まで戻るしかない。 どうもこの地点が尾根への破線であるようだが・・・
鞍部からの尾根の取り付きをよく見ると10センチ程度のぼろぼろにかすれたピンクテープが小枝についていた。
少なくとも地理院の地図で破線表示がある道なら、標識があってよさそうです。
(このエリアは地図がアップデートされてないとは驚きです。 #59121;ましてや破線は削除して欲しい!)
ともかく、ここから尾根に取り付くが、ピンクテープはほとんど目立たないほどで、すくない。
尾根筋を西に進んで北側に出やすい地点を探したが、下り易そうな場所はない。 ここの破線自体、バリエーションに等しい。 #59124;
力量のある方ならこの50Mほどの急斜面をなんなく突破できるでしょうが、 このまま進んでも、うまく北側の破線にでれるか不安があったので再び鞍部に引き返しました。#59123; 情けない迷トレッカーである。
鞍部北側からは下り易そうな沢筋があった。 等高線をみると比較的緩やかである。
沢へ出るべきポイントと林道出口ポイントをGPSにセット。
マーカーも何もないが、歩かれている形跡はなんとなくあるようだ。
沢筋をくだるのは残雪の昨年の奥白根以来。 天気はOKだし、まだ早いんでゆっくりと時間をかけて下る。
本来は上りにつかうべきで、下りの方がルートファインディングはつかみにくい感じです。
危なそうなところは巻いて避けていきます。 落石と脚の置き場には細心の注意を払って下る。
雪も残っているところもあり。 キビシイ#59124;ところもあるのでカメラはザックの中へ収納。
ようやく水が流れている沢にでました。 GPSのトラックは谷側なので受信精度が低下、 記録されたトラックは東側に流れていますが、実際には沢を下っています。
まだ、渡渉したり、巻いて下らなければならないところもあります。
水に浸かることもなく、すべったりすることもなく無事に林道にでました。
登山口には11:10、 ここでようやくハイカーに出会いました。
7:30に出発して3時間40分です。
シルクの里へ下る途中 車をとめ山乃神山頂を撮ったのがトップの写真#59009;です。
満開なら、下の写真のように参道沿いの桜がトンネルのように続き、山頂まで昇り竜のようにピンクに染まるとのことです。
見比べると一目瞭然。 早すぎました。
多分、来週末から半ばまでが見頃だと思います。
この一帯は白梅の花も満開。
帰路はシルクの里公園のシルクフレンドリーという施設で温泉#59127;に浸かり、お蕎麦を頂きました。
公園一帯は桜が満開でした。 温泉も食事も〇です。
温泉からながめた高台の桜が気になり、寄ってみることにしました。
高台から山の神を逆撮。 中央の山が山の神、奥はたいら山。
高台の中央に小山があり、王塚古墳と名付けられてす。 桜がほぼ八分咲き~満開?
海抜342メートルの宇山平丘陵の頂点にある前方後円墳です。
高台にあるので全方位山にかこまれ、どの方向から撮っても絵になりそうです。
ここは観光客もほとんどいないようです。#59120; この周辺には桜の名所が多くあるおかげです。
思う存分、写真撮り放題! もう来年の年賀状の写真ネタもバッチリです。 (笑)
桜の樹木で一杯の名所もいいんですが、里山の風景をバックしした桜のシーンになぜか癒されました。
Ps