奥多摩地方の天気予報は晴れ、 久しぶりに鷹ノ巣山にいくことにしました。
マイカーなんで、 最短ルートの標高930Mの峰谷・奥集落から浅間尾根を登りまます。
奥多摩湖の峰谷橋手前から峰谷へ。 峰谷バス停から狭い舗装路を峰谷川に沿って上がって行きます。
(登山道は途中で奥集落への直登となるようですが、標高600Mのバス停より標高差300M、3KM近くの距離があると思われます。 車で奥集落まで行けば、少なくとも登りで1時間以上は短縮できます。)
奥集落登山口は駐車場はありませんが、 登山口前に5台程度は停められるスペースがあります。
停めてはいけない転回スペースに、この日も一台停めてありました。 ← 迷惑千万!!!
幸い奥のスペースは1台のみ、なんとか狭い道幅で何回も切りかえして転回し駐車。
最近、まわりが読めないのか 自分勝手なのか そんな登山者が急増しています。
駐車だけではありません。 登山道でも、山頂でも 信じられないマナー違反を目にします。
奥集落からの展望は 峰谷川が流れる入奥沢をはさんでカヤの木山から続くノボリ尾根を臨み、奥深さと標高の高さが感ぜられる。
奥集落登山口を8:25過ぎに出発、 浅間神社鳥居8:38を通過。
ここから標高1,250M位まで急登が続く。 途中落葉した樹間からは富士山が見えた。
標高1,300Mあたりから緩かになり、落葉した明るい尾根にでます。 休日ですが、このコースは静かな歩きが楽しめます。
樹間からは石尾根が見えてきますが、南面は雲が出てきました。 前週の雲取山と同じパターンになるのか?
標高1,500M近くになると雪道。
鷹ノ巣山避難小屋(1,520M)を10:08通過、 石尾根に出ます。
山頂直下は急登。
鷹ノ巣山山頂1,737M には10:34到着。 北面は木立で展望はありませんが、南面は開かれています。
期待した奥多摩 大菩薩連峰の尾根越しに見えるハズの富士山は雲に覆われています。
ミラーレス一眼と望遠レンズをザックに入れてきましたが、結局ザックのなかで眠ったまま。
今回はカップ蕎麦、やはり冬はあったかいものがいいです。
次回はなべ焼きうどんにアップグレード?します。
急登の岩村尾根から登山者がどんどん登ってきます。
休日ですが峰谷からの登山者は5名もいないでしょう。 バス便がよくない峰谷バス停から山頂までは3時間以上かかってしまうんで、バス本数の多い日原から登ることになってしまうんでしょう。
今回は自撮りスティック(棒)を持参、試してみました。
普通の手持ちでは出来ないアングルで撮れます。 特に広角で高い位置から撮ると広がり感のある写真が撮れます。 厄介なのはセルフタイマーをセット、被写体と同じ焦点距離と露出でプレフォーカスしてシャッターを切ることが必要です。 モニターを反転させて視野を合わせて、シャッターが切れるのを待ちます。
怖くて覗けないような断崖の絶景でも、この自撮りスティックを使えば安全に撮れますし、ローアングルからの撮影は地面に這いつくばらなくても撮れます。
*デジカメなら 180度反転して見れるモニター、 セルフタイマーリモコン、 パンフォーカスモードがある機種があればいいんですが、 3条件揃えたデジカメはないでしょう。
棒の値段はドンキで千円以下、 20センチ位に縮められます。 デジカメ程度なら問題なくつけられますが、 ミラーレスや重量のあるデジカメは重さで負荷がかかりやや不安定になるんで、 強度のある登山用ストックに着けられるものを自作しようかと思っています。 クランプ付の雲台を使えば取り付けられますが、どれも重そう。 市販のクリップで取付けるタイプはストックをクリップできるサイズと保持力に問題がありそうです。雲が切れるのを待ちましたが、 切れるどころが空が鉛色になってきます。
12:58に下山開始。 石尾根の下りで時折雪がパラパラと舞っています。
粉雪というよりは凍った粒子状の雪です。
浅間尾根を下っていくと、 標高が下がるほど雪が多くなり 登山道は真っ白になっている。
神社の入り口もご覧の通り。 奥集落からの道路の積雪が気懸かり。
13:25 奥集落登山口に戻る。 峰谷一帯は雪で霞んで 吹雪きそうな感じ。
一息つくこともなく 登山靴を履きかえて直ぐ発進。
峰谷橋では降雪はなく 山間部の降雪だけだったようでひと安心です。
富士と南アルプスは見えなかったが、 落葉後の晩秋から冬の間の浅間尾根は明るく快適で歩きやすい。 車だとアクセスがよく、すぐ尾根に取付き 1時間半ほどで奥多摩の主脈に立てる。
天気には恵まれなかったが雪景色も見れた。
2年ぶりの鷹ノ巣山と浅間尾根、 今までのイメージに違わぬことはなかった。
日本にはいい山が一杯ある。 身近な奥多摩にも楽しませてくれる山がまだまだありそうだ。
登ったものだけを待ち受ける新たなシーンと感動に出会いたいものである。