5月2日 伊吹山へ。 今回は南東山麓の上野・三宮神社登山口からの表登山道で登った。
昨秋11月、天候に恵まれず ドライブウエー9合目から歩いて伊吹山の山頂を踏んだ。
結果としては超手抜きのお手軽登山。 登頂の達成感もなく 登る楽しみは味わえなかった。 ガスって展望はまったくなし。
天気に恵まれず視界もない状況で格別な必然性も見いだせず、楽をして登りたいというのは本音でもある。 (笑)
伊吹山は’ふるさとの山’ でもあった。
幼少の頃から澄んだ冬空の時には 北東には雪をまとった木曽御嶽山と中央アルプス、西に目をやると伊吹山が見えたものであった。 前日の石鎚山登頂で 西日本の百名山14座のすべての頂を踏破したことになるが、 「ドライブウェイー9合目からわずか20分のハイク」の伊吹山では、ふるさとの山を遺恨を残したままになる。
帰路伊吹山のある関ヶ原を通行することになるが、横目で見ながら看過することは出来ない。 (笑)
四国・松山道~瀬戸中央道~中国道を経て名神自動車道の大津SAには深夜24時前に到着。 プリウスの後席をフラットにして寝袋に潜り込む。 目が覚めたのは7時半過ぎ、山小屋と違って熟睡出来た。(笑)
天気は良さそうだ。 SAで朝食をとり米原・上野地区にある伊吹山登山口に向かう。
上野地区には駐車場は少なく、 民家が自宅の敷地を駐車場として運営されている。 登山口近くの一軒に駐車出来ました(料金一日500円)。
登山口である三宮神社前で入山協力金(300円)を納め、神社の鳥居(1合目)をくぐって表登山道へ。
人気の山、登山者の数はびっくりするほど多い。 同じ百名山でも平ヶ岳、大朝日岳や飯豊山とは大違いだ。
もっと静かなコースを歩きたいが、北尾根は長すぎて自信無。 私の脚ではここしか選択の余地がない。
百名山は良い山が多いと思うが、喧騒の中を登っていくので嫌だという方もいる。 その点ではまったく同感である。 また、 大衆化した山ほどマナーが悪化するというのは事実である。
1合目は旧スキー場のロッジの横(左上)、 今はスキー人口が減って廃場となっている。
2合目に向かう登山道から見下ろす。(右上) ゲレンデ沿いで遮るものもない。 この日は天気がよく、暑すぎる!
3合目までが気分的にキツイ部分です。 タクシーであればここまでこれますが、一般車は乗入禁止。
5合目。 喧騒の登山道は続く。 中腹に6号目避難小屋が見えるが山頂はまだ先。
琵琶湖、 6合目、7合目と登るにつれて高度感が増し琵琶湖の視界が広がってくる。
お花畑はこれからだが それでもいろんな花が目に入る。 花の名前にイブキXXX と名前を冠した花が多くある。 高山植物の宝庫と云われるのも頷ける。 また 植物の種類の多さでは高尾山に次いで2番目とのことである。
8合目をもう少し登ると青空が広がって山頂稜線が近づく。 9合目からは遊歩道になります。。
伊吹山 +0 登山口を9:17に出発し、 山頂は12:13 なんとか3時間を切れた。
ドライブウェイからのハイカー・観光客も入り混じって山頂は騒々しい。
ソフトクリーム 23種 (@_@;) 下界でもソフトクリームを23種売ってる店はそんなに見当らない。
天下分け目の関ヶ原古戦場を挟み 養老山地、 鈴鹿山脈へ続く。
尾根越しに琵琶湖と近江平野。
霞んだ先には両白山地 - 白山や福井の山々。
見下ろせば ドライブウェイ終点駐車場。 お手軽登山の基地、 昨年11月はここから登山。 山登り出来ない方も、ここからならなんとか往復でき 山頂からの眺めを楽しむことが出来ます。 この山頂と山頂部の遊歩道からは360度の展望であるが、 この日は東側は霞んで見えなかった。
ドライブウェイ開通によって山頂が観光化されたのは、深田久弥が日本百名山を書き終わったあと。 開通していたらこの伊吹山を百名山に入れていたかどうかは疑問である。
アマナ? 奥はニリンソウ?
?
14:05 霞んだ琵琶湖を見下ろしながら下山開始。 最盛期はこれからですが お花畑の花。
? 防水コンデジのマクロなんで、後ろボケもなし。
ヤマブキ?
?
?
タチツボスミレ?
?
?
?
?
もうすぐ一合目。 花が一杯あったが、 今までに見た花もあるが 名前がわからず。
高山植物を鑑賞する方には まさしく伊吹山は花の百名山である。 6月~8月は百花繚乱の季節だが この表登山道は夏の日差しを遮る樹林もなく暑そうです。
16:05登山口へ下山、 ぴったし2時間。 登り直しで 霞がとれたような思いである。 (笑)
下山後は、 近くの薬草の里にある「薬膳の湯」に浸かってきました。 登山あとにはお奨めの湯です。