この日は瑞牆山を予定していたが、渋帯で出遅れ変更し木賊峠へ。 ところが高速を下りてからの距離があり(40KM?)木賊峠に着いたのは10時近く。 「木賊峠」 ”とくさ” とうげ、 花の名前ですが難しい呼び名ですね。
走行距離をみると150KM、ナビでせットした瑞牆山荘までの距離と同じだった。 林道からの瑞牆山を眺めて、これだったら瑞牆山でも日没前に下山出来たかもしれない と思った。 だんだん朝起が遅くなる季節だが、6時半近くに出かけるのは遅すぎであった。 そもそこ、これが間違いである。
木賊峠からは富士山が見えるはずだが、霞んだ空に覆われている。 反対側にある”展望台“、地図で袴腰と書いてある。 登ってみることにした。
開かれた頂はもうすぐ。 十数分で着きます。 展望は期待できそう?
まず目に飛び込んでくるのは金峰山と瑞牆山の稜線と麓の紅葉。
伐採された木もあるが全方向オープン。 この頂の標高は1,775M。
西に目をやれば彼方にハッ岳。 天気予報通り、雲がかかっています。
南西には茅ヶ缶・金ケ岳、奥の遠景は南アルプス。
瑞牆山と大日岩の稜線に頭を出しているのは小川山。
なんと云っても、金峰と瑞牆の両山を真近にみれる稀有な展望スポット。 ぼんやりと佇んでこんな時を過ごすのはいいもんだ。
ここまで来たのに、山を登らず帰ることはない。 荒川林道(クリスタルライン)で小楢山に登ろうと思ったが、 富士や甲府盆地もガスっているだろう。 しかも ここの標高は小楢山より高い。 地図を見ながら・・・・
金峰山を眺める、 右に上っていく尾根に小ピークがある。 あれがチョキだ! 最近某山女史が登られた山、 ブログで拝見しました。 地図では破線になっているが、今の季節は見通しがよく迷うこともないだろう。 無名の山で、破線しかない登山道だが登ってみることにしました。
峠に下りて車で登山口に近いコレイ坂近くの林道三叉路に移動。 チョキに入っていく林道のゲートは閉ざされている。 ケート脇に駐車し ケート横から未舗装の林道を進みます。
この林道は少しゆくと進むと分岐し、チョキへ続く尾根の西側山腹に入る支線(右手)を進みます。
チョキ、なかなかいい姿。 右上は金峰山。 カラマツの紅葉を過ぎ黒ずんでいます。
左の山は袴腰, 先程登った展望台です。 カラマツの黄葉もピークを過ぎて枯々。
チョキへの尾根が真近に見えます。
ここがチョキ#59028;登山口。 登山道らしき道はありません。 尾根筋をひたすら登るだけ。
途中にある小ピーク。 道筋もないんで直登した方が安全ですが、 右へトラバース気味に登れば少しは楽です。
コルらしきポイントを過ぎるとチョキへの最後の上り。 急登で落ち葉が厄介。 測量杭がたまにありますが、道がないんで、適当にジグザグ登っていきます。 見透しがいい季節で、ガスったりしそうもない天気なんですが、念のため復路のポイントは抑えておきます。
チョキ山頂, 1,883M。 三角点もあります。 #59028;チョキなんて変な名前。
瑞牆山が望めますが 金峰山は枝と雲で山頂部は見えず。 山頂の北面がオープンなら絶好の展望スポットになるんでしょうが・・・・
ここから八幡山、八幡尾根を辿れば金峰山山頂に出れるはず。 ブッシュ・笹薮漕ぎがなければいけるかもしれないという・・・邪心は捨てます。 そんな突破力はありません。(笑) 皇海山の六林班峠への藪漕ぎで懲りました。
帰路の高速道路渋滞に嵌るのを避けるため、 10分ほどで早々に下ります。
この山域の紅葉はもう終わりですね。
ガスや霧に巻かれたときの注意点は下山時。 小ピークからそのまま細い尾根部分を進んで金石沢へ下ってしまわないこと。 金石沢を下っても林道に出られますが、 駐車場所に戻ると遠回りになりそうです。
チョキと瑞牆山。 鉄塔と送電線が邪魔ですね。
今回のGPSトラックです。 木賊峠から分岐までは車で移動、 そこからピストンで往復となります。 2時間余の歩きです。 地図を眺めてみましたが、林道からアプローチするよりも尾根伝いに歩いて行った方が楽しめそうですが林道を横目にするのも興ざめかも。 金石沢からのアプローチの方が面白そうです。 ピークハンティングに興味がなくなったら、トライしてみます。(笑)
クリスタルラインも11月末でゲートが閉鎖され冬に向かいます。
今回の走行距離300KM、 そのうち約100KMが一般道と山岳路なんで燃費が悪化します。 ガソリン残量計のメーターを見るとあと2回は行けそう? ギリギリどこまで走れるか試してみたいが 最後にガス欠で立ち往生ではマンガとなりますね。(笑)