3月4日 久しぶりに奥武蔵に向かいました。 武川岳です。
我が家から奥多摩も奥武蔵もほぼ等距離なんですが、奥武蔵は年に一度くらいでほとんどは奥多摩に足が向いてしまいます。 奥多摩は標高が高く、展望もいい山が多いんですが、比べると奥武蔵は地味な山域。 でも、今の季節は静かな歩きができそうです。
今回は車で名栗から有間峠にでて、そこから川苔山をプランしたんですが、 有間渓谷の入り口で林道通行不可の掲示あり。 行き先を変更し山伏峠に向かい そこから武川岳を往復することにしました。
山伏峠には駐車場がないんで、その少し先の名栗げんきプラザ駐車場に停めました。 ここからは、正丸峠や伊豆ヶ岳も40~50分くらいでいけます。
名栗元気プラザへの入り口。 ここに登山口があると思っていましたが、
南にある林道 大栗沢線が武川岳への入り口 11:12。 ここから一般車は乗り入れ禁止です。 右手からいきなり尾根にとり付くバリエーションルートもあるようですが、 時間遅し。
しばらく林道を歩きますが、ここが武川岳への登山口。 沢筋から北の尾根に向かって登っていきます。
尾根が見えてきました。 視界が開けてきます。 ここまでが急登です。
武川岳に向かう尾根はなだらかな道が続きます。 穏やかな天気ですが、霞んで遠望はNG。
11:22 武川岳山頂 1,052M。 別名ホウキ平、なだらかな山頂ですが、樹木に囲まれて展望はいま一つ。
西にはかすかに 武甲山、 子持山、 大持山。 東は伊豆ヶ岳。
一人登ってこられました。 同じ名栗元気プラザに駐車されて焼山経由で登ってこられました、 帰路はウミバリ入の沢へ下るバリエーションを歩かれるとのこと。 私よりやや先輩といった感じで、バリ道の地図をお持ちで楽しんでらっしゃるご様子。 このあたりはバリが縦横にありそうです。
昼飯は おにぎりセットにミニカップ蕎麦+半熟たまご。 インスタント、コンビニ食でも山で食べるとおいしい。
わずか1時間ちょっとの歩きにしては 食べ過ぎです。
このままピストンで下りたらわずか2時間足らずの歩きに終わってしまうんで、 食後の腹ごなしとトレーニングのために妻坂峠(標高845M)まで標高差約200M下って上り返すことにしました。
往復約45分。 13:15~13:36~14:01 に武川岳へ戻る。
5年ほど前に武甲山~子持山~大持山をミニ縦走し、妻坂峠へ下りましたがその時に登り残したのが武川岳。
* この写真は大持山から妻坂峠への下りの尾根からとった武川岳です。 2011年3月
帰路は前武川岳に向かいます。 ブチ状になった残雪は春の近づきを予感させます。
前武川岳山頂、 ここから 山伏峠へ。 (天狗岩コースも行ってみたいんですが名郷へ出てしまい車の回収に戻らなくてはならないハメになってしまいます。)
途中林道に出ます。 奥武蔵には、登山道がこういった林道にクロスするところが多い、 これが興ざめです。
再び登山道を下りますが、山伏峠の手前で元気プラザへのショートカットあり。 沢沿いをトラバースしていけば県道沿いを歩くことはありません。
15:13駐車場へ戻る。 天気も穏やかで、静かな歩きを楽しめました。
車のボディにはうっすらと緑の杉花粉がかかっていました。 (@_@;) 幸い花粉症ではないからいいんですが、このあたりは杉が一杯なんで花粉症の方は要注意です。
今回一般道のアップダウンの往復、シャトルの燃費は21KM。 低速時にミッション?からほんのたまですが突発的に異常音が発生するため、ひと月ほど前 7速のミッションとディスクをまるごと交換してもらいました。 ギアシフトがスムースになり調子よく車のフィーリングが変わったようです。 今のところ異音は発生していませんが、若干アイドリング時の回転数が上がっているような感じなんで次回点検時に見てもらうつもりです。 一般道での低中速走行時の燃費が若干下がっているのはこのせいだと推察。 冬場でエアコンを強風送風しますと燃費が悪化するのも影響しています。
前回の記事、バリエーションについてのコメントも戴きありがとうございました。 チクリというコメントもありがたく拝見。 (笑) !(^^)! そんなコメントにもめげませんし、 私も言いたいことを書かさせて戴きます。 (笑)
山歩き、山登りされる方はそれぞれいろんな指向とスタイルがあって、それぞれにいいと思います。 どんなスタイルであれ山を楽しむ、そして必ず帰ってくること。 山歩きはプロセスも楽しいですが、無事に下山という結果が重要であることを肝に銘じたいと思います。
山に関しては人一倍用心深い私ですが、それでも予想外、計算外ということがあります。 その時にどれだけマージン(余裕っていうんでしょうか?)があるか。 それは人それぞれ、体力のある人は体力、技術のある方はテクニック、突破力。体力も技術もない私には”天気がより確実”であること、”時間により余裕”を持つこと、最悪時の備えくらいです。 こんな私でも百名山全山を無事完登できました。 最大の要因は”お天気”だったでしょう。 たぶん百名山を完登された方のなかでも、私の晴天率はきわめて高いと思います。 たまたま運がよかったのもありますが、実は過去のデータもチェックして晴天時期・地域を読んで選んで登ったんです。 天気が悪ければ止める、まとめて登るときは順序を入れ替える、とにかく天気最優先。 途中で天気が悪化した数座もありますがほんの一部です。 北海道の十勝岳と斜里岳だけは例外中の例外となってしまいましたが。。(時間に制限のある現役サラリーマン時代では無理だったと思います。)
百名山一筆書き、田中ヨーキ君の百名山再放送(録画で)を見てます。 最初のうちは コースタイムを半分で走破するタフなタイムゲッターで、単なるプロアスリート、ダダそれだけ として見てました。 でも違いますね。 彼には山への畏敬と愛情、人への優しさがある、そして山を楽しんでいる。 昨年の二百名山踏破では、そんな彼でも、山頂で待ち受けている方から「元気ないぞ」「遅かったぞ」という言葉に消沈したという気持ち とてもよくわかります。 激励で投げかけたつもりなんでしょうが、山頂でも遠くからそっと見守ってあげるのがサポートであり優しさだと思います。 画面を見るとそんな方もいらっしゃいますね、 それでいいんじゃないでしょうか。