1月7日#58942;#58942; 今回が7回目となる奥多摩の鷹ノ巣山です。
*鷹ノ巣山山頂より
1月7日#58942;#58942; 今回が7回目となる奥多摩の鷹ノ巣山です。
*鷹ノ巣山山頂より
奥多摩・鷹ノ巣山は雲取山とならんで私のお気に入りの山ですが、 山頂からの眺めは奥多摩の山の中では秀逸、雲取山と天目山と並んでトップ3に入ると思います。
何と云っても、マイカーであれば浅間尾根登山口である標高920Mまでアクセスでき、往復4~5時間で登れる手軽さがある。 しかも明るい尾根筋なので見透しが利き爽快、何度も脚を運んでしまうことになる訳です。
奥多摩から峰谷へのバス便は少なくアテにできない。 バス便が比較的多い峰谷橋からは長い舗装路を歩く嵌めになる。 結局この浅間尾根コースは車でのアクセスとなるが、このコースはガイドブックにもほとんど取り上げられてないし、奥集落まで車で入れることはあまり知られてないようである。
さらに峰谷地区は奥多摩の中でも熊の生息数が最も多い(約20頭ほど)地域と云われていますし、報道でも取り上げられている。 このコースの入山者も少ないし敬遠した方がいいという心理は頷けます。
私的にはとてもいい浅間尾根コースだと思うが前述した背景もあり入山者は多くはない。 これは静かな歩きが出来るという点では好都合である。 脚力・腕力のある方ならバリエーションコースも楽しめる。
以前の山行記事でも触れましたが、車ならナビで「峰谷渓流釣り場」を検索してセットすれば奥多摩湖・峰谷橋経由で峰谷バス停まで行けます。 そこから道幅の狭いくねった坂道が続きますが奥集落までは舗装路です。 雪も凍結もないという条件付きですが、ゆっくり注意して走行すれば問題ないと思います。 下のルートラボの地図で拡大縮小していただければ峰谷橋の位置もルートも確認出来ます。 注: 舗装路の最終地点のスペースは転回用スペースですので、駐車はNGです。 未舗装路を100Mほど進んだところのやや広い路肩が駐車スペースです。更に100Mほど進むと転回スペースがあるのでそこで戻って駐車すること。
8時過ぎに奥集落最上部の路肩に駐車。 土曜日ですが私の車を含めて5台駐車・・・多い! 標高は約920M、下を眺めると峰谷、対面はノボリ尾根と高度感あり。
8:22 奥集落、浅間尾根コース登山口を出発。 (背後に見えるのがノボリ尾根です。)
尾根の末端にある浅間神社へのトラバースしていく道の横には、おさるさんが4~5匹。 今まで猿はほとんど見かけなかった。 最近は奥集落も過疎化し空き家がほとんどなんで、動物が我が物顔で歩き回っている感あり。 クマも冬眠?に入ったんでサルの独壇場と化しています。
クマの冬眠時期とはいえ油断禁物、念のためクマ鈴を鳴りが良くなるよう場所を付け変えました。 やはり怖い。(笑)
ここからが浅間尾根の背。 新年でもあり厳かに一礼して鳥居下の登山道を通り浅間神社に参拝します。
見透しのいい尾根道が続きます。 左の山は日陰名栗山。
神社を過ぎてからしばらくは急登が続き標高を上げます。
樹間からは富士山が見えてきました。 山頂からの眺めも期待できそうです。
尾根の中間点、標高1,300Mを過ぎたあたり。 ダケカンバの樹林、落ち葉が一杯です。 こんな緩やかな尾根道がしばらく続きます。
水場は水が流れていましたが、横にはツララ。 浅間尾根から石尾根へのトラバース、深く切れ込んでいますので念のため要注意です。
鷹ノ巣山避難小屋。 石尾根への合流点ですが、ちょうどいい休憩ポイントです。 小屋は水場も近いんで一度は泊まってみたいと思います。
石尾根を登っていくと視界が開けたところから、南面~西が一望。 文句なしのお天気です。
山頂直下 最後の登りです。
鷹ノ巣山山頂到着。 ちょうど10時20分過ぎ。
新しい標識。 昨年設置されたようです。 2M近い高さのある立派な東京都の標識。
荷物を少なくしたこともあるが、標高差約800Mを2時間ピッタシしで登り切れたのは上々である。
山頂からはパノラマ展望。 標高が1,732Mとそれほど高くないが天空感は十分。
以下は是非パソコンのワイド画面で見てください。 スマホの方は、ご自宅のパソコンで!
丹沢~道志の山々、そして富士山。 パノラマモードで撮ってみました。 画面広げて見てください!
富士山、大菩薩連嶺、そして南アルプスを遠望。 これもパノラマモード。
最近の防水コンデジはここまで撮れます。 重い一眼はあえて不要さえ感じます。
ズームアップして南アルプスをパノラマモードで撮影。
百名山8座、 左から赤石岳、悪沢岳、小河内岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、鳳凰山、仙丈岳 甲斐駒ヶ岳が見えます。
超解像ズームで撮って、切り取ってみた間ノ岳と北岳。 前山は大菩薩連嶺。
11時20分過ぎに下山開始。 下山する石尾根からの眺めも悪くないです。
長沢背稜の山なみもパノラマで撮ってみます。
雲取山も年明けなら雪に覆われていますが、今年はまったく雪がありませんでした。 1月上旬が登頂のチャンスだった!
標高2017M、 雲取山は2017年の山とマスコミで取り上げられているんで年初から登山客が多いようです。
あの山の標識も鷹ノ巣山同様、新しい標識に変わったようです。 タイミングをみて登ってみたいと思います。
奥多摩 三頭山。 奥は丹沢の山々。
富士山の前には折り重なるようにいくつもの尾根が横たわっています。
石尾根からの眺めを惜しんで、浅間尾根を下ります。
おや? シイタケの栽培用の原木がこんなところにおいてあります。
浅間尾根の末端部、急坂の下りです。 脚にダメージを与えないように 急がずゆっくり下ります。 膝痛防止筋トレの成果なのか、痛みはまったくない。 問題は長丁場である。
下りは丁度1時間半、ほぼコースタイム通りで12:50に登山口到着。 携行品を減らし、荷物を軽量化した。今回もイメージした歩き、ペース配分もできたが距離は短い。 7~8時間くらいのコースタイムを歩き切ることが出来なければ、名山と云われる山は登れない。 2017年の山を登ろうと思っていますが、今月半ばからの積雪で厳しそう。 ちょっと様子見となりそうです。