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花の名前、ヤマレコや経ヶ岳山行のブログで調べてみました。
誤りあれば、アドバイスお願いいたします。
ちょっと独特のオレンジ、 フシグロセンノウ? はじめて耳にした名前です。
アキノキリンソウ、 登山道が樹林に覆われて暗く、AUTOでフラッシュが発光してしまったようです。
ホトトギス。
オダマキ。
8合目前後にはアキノキリンソウがいっぱい咲いてます。
経ヶ岳から下山して1週間ほど経ちました。 数日間脚の筋肉に痛みがあったが、こんなことは久しぶり。ひと月ぶりの山行で体がリバウンドしてバテたのか、高温多湿での上りやアップダウンのコースの影響なのか。どの区間が特にキツイということはないが、終始閉塞感を感じる登山道、単調な登りが8合目まで続く。8合目から山頂までは繰り返しアップダウンがあり、ニセピークがでてくる。
センジュガンピ ちょっとピンボケ、白い花の接写はピントが難しいですね。
シシウドとアキノキリンソウ
ヤマギラン
ヤナギランとアキノキリンソウのお花畑。 8合目蔵鹿の頭の前後にいっぱい咲いてます。
GPSの記録を見ると、距離13.9km、最大標高差1290m、平均斜度 上り:18.9% 下り:20.5%、獲得標高 上り:1352m 下り:1356m、 08:07:42~16:38:38 所要時間 8時間30分56秒 平均速度 1.6km/h となっている。 机上の平均勾配計算では約10.5度であり、それほど急登ではない。 同様の距離と標高差の山がいくつもある。 困憊しきってもっとキツく感じた山もあるが、スイスイと歩けれた山もある。この差は気象条件や季節等の付帯条件が異なること、歩くコースの印象や個々の感性により”疲れ度合い”がちがってくるのでしょう。
マツムシソウ
ヤマハハコ
セリバシオガマ
ヨツバヒヨドリ
トリカブト
あの登りの辛さは今までのなかでもトップ10に入る。(笑) そして1週経っても印象は変わらず。一期一会の山になりそうです。
オトギリソウ
この花、調べたけどわかりません。一見どこにも見かける花?
クガイソウ
ウツボグサ
ソバナ
アザミ
マルバダケブキ
4合目の分岐までの下りの稜線は花が楽しめます。 下りは楽です。!(^^)!
ちょっと気になったこと:
8月29日北海道日高山脈、幌尻山荘から下山中の3名が額平川の沢に流されて死亡するという悲しい
ニュースがありました。私と同世代であり、同じポロシリ岳を登った者として深い痛みを感じます。亡くなった3名の方のご冥福をお祈り致します。
どんな状況であったのかは不詳ですが、百名山ハンターにとってはポロシリ岳は憧れの山ですが最難関のひとつでもあります。
私も3年前の9月幌尻岳にチャレンジしました。額平川の沢を20数回渡渉。平常時でも股下まで水に浸からなければ渡れないところもあります。上流の幌尻山荘は寝具食事付の営業小屋ではなく、マット・寝具、食料と自炊用具を持参しさらに沢用のシューズ、ソックス、スパッツをザックに収納。普段より格段に重いザックを背負って沢靴に履き替えて平均50CMくらいの深さの川底を辿って渡渉を繰り返します。深いところは80CM程度ありました。上りは浅いところを選んでわたりましたが水流が強いところでバランスを崩し、最後にドボンと胸まで水没してしまいました。下りは、浅い所よりも深くても水流が穏やかで安定した脚の置き場があるところを選んで下りました。
このコースの在り方には危うさを感じていました。7月~8月のポロシリ岳は大人気ですが、町営の幌尻山荘の定員は50名。完全予約制でかなり早くから予約しないと取れない。また、登山口である林道ゲートまでのマイクロバスを予約しなければなりません。私は山荘で1泊して下山する予定でしたが、予約は2泊(宿泊代前払い振込)。友人より天気が悪い場合に備え2泊とっておいた方がいいよとアドバイスを受けていました。 翌日ポロシリを往復しましたが、雨で額平川の沢が増水、水流も強い。疲れていたこともありもう1泊して翌日朝下山しました。大正解でした。それでも、私にとっては百名山のなかでは肉体的に精神的にももっと厳しい山行となりました。→
幌尻岳山行記事 地元の方ならともかく、道外からの登山者にとっては往復の飛行機は多分事前予約、
幌尻山荘・マイクロバスも完全予約制。夏場の山荘予約取直しはまず不可能なので結果的に予定通り山行を実施してしまうことなる、天気の良し悪しに関わらず。雨が降るとポロシリ岳の稜線から額平川へ一気に流れ込み水量が増す。エスケープルートもない。ポロシリ岳だけを額平川ルートでピンポイントでプランする場合は現地で断念するリスクは高いと覚悟すべきでしょう。雨で水かさが増せばマイクロバスは運行中止、数日水のひかない時もあるようです。日程に余裕がない方はバス発着場であるとよぬか山荘で断念となる。また、余裕のないツアーなら現地で山行中止の可能性が高い。ツアー規約を確認のこと、夏場のまとまった人数での山荘予約変更は難しいと思われます。
山荘の方は下山を止めるように勧めたとのことですが、広島山岳会の8名は『水の流れが多少強かったが、行けると思った。山小屋にとどまる選択肢もあったが、全員の総意だった』・・予定通り下りたいのは誰もそう思うのはあたりまえ。同じ8人のパーティーは昨年もポロシリを目指したが台風でを断念したとのこと・・・昨年に続く二度目だから早く登り終えたいという気持ち、(痛切にわかりますが・・)なおさら強かったとは察しますが。。。 地元山岳会の方によれば「事故当時の渡渉は腰上ぐらいまで水があり、フェルトの沢靴でなく地下足袋にカンジきを履いていたので滑ったのではないか。」増水時での渡渉の危険性と夏場の山荘完全予約制がからむこの額平川コースの在り方にも問題があるように感じます。
端的に云ってしまうと山荘もバスも完全予約制ですが、額平川の沢渡渉~幌尻山荘~幌尻岳ルートは変更できないチケットのようなものです。ましてや道外から早割航空券(やツアー)で入る登山者にとっては一発勝負的な山行となってしまう。
このような事故いつ起きても不思議ではないと思っていました。 今回の事故は偶然でもあり、必然であるかもしれません。 亡くなった方へは心より哀悼を表するとともに、このことを他山の石としたい。決して他人事には思えないからです。(新冠ルートが整備されれば、額平川ルートでのルールや対処方法も幅が広がるかもしれません。)
*戸蔦別岳
それでも・・・・ポロシリ岳は惹きつけられる山です、もう一度登りたい! 奥深いアプローチと強烈なヒグマ臭漂う登山道の緊張感が忘れられない?というだけではありません。(笑) 雲間にみえたカールと稜線の素晴らしさ、深遠な日高の山々を見たい。 もしもう一度登る機会が巡ってきたら天候に左右されない新冠側のイドンナップ山荘から延々と歩きます。#59120; 晴れの日に!
***追*** 最近の情報によると、沢を渡渉しないで山荘まで上る新ルートが申請中。承認されて何年か先に出来れば難易度は下がって一気に登山者が増える可能性もあり。事故は減るでしょうが、静かな歩きは出来なくなるかも。そして「最難関の百名山」の称号が消えてしまうのも何となく寂しい気がします。