- 山歩き
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10月下旬、台風と台風の合間 久しぶりの晴れ間に紅葉を期待して長野へ。
お昼は小諸で有名な「そば七」へ。石畳が敷き詰められた通りに町家や古い建物がならんだ一角、江戸時代末期に建てられた旧家で陣屋風の佇まいで趣きが感じられます。
お店のなかは古民家風ですが、吹き抜けの天窓もあり明るく開放感が感じられます。
ご主人が一人で打っている手打ちのお蕎麦屋さんで、英語・中国語が併記されているメニューから選びます。蕎麦が出来るまで「そばおかき」を戴きますが、こりこりしておいしい。
注文したのは一日10食限定の「手挽きざる」。手回しの石臼で粗挽きされた蕎麦粉で打った”そば七 お奨め”のお蕎麦。
寒いんで温かいつゆで戴きます。二八そばで蕎麦の香りがたっぷりで粗挽きの舌ざわりが楽しめますが挽き方、粉、つなぎ、打ち方でいろんな種類があるようです。
小諸から高峰高原に向かいます。長野道の佐久平からは浅間山の冠雪が見えました、標高を上げるにつれ道路脇には除雪された雪が見られます。前日は本格的な初雪だったようです。台風は秋雨前線を巻き込み、高所で雪となってしまった。この地域、この時期ではあまり例のない早い冠雪のように思われます。
標高2千メートル近い車坂峠に到着。
この日の宿↑、高峰高原ホテル。←ホテルのホームページの写真と”天空の絶景宿”に魅かれて予約。(旅行代理店のサイトのほうが、割安で特典付きです)
チェックインしたあと高峰山までハイキングに出かけます。
登山道には若干の積雪あり。山は黄葉から橙葉(黄金葉?)へ、尾根からは浅間山の外輪山が眺められます。
台風一過で穏やかな青空、積雪、常緑樹と黄橙葉の彩り。思っても見なかった山景色。
今年の紅葉はやや早いようで、峠の紅葉は終わり麓が見ごろのようです。
高峰山(高峰神社)山頂、標高2,106M。
風もなく山歩き日和ですが、遠景は霞んでいます。山頂からは上州、奥秩父、富士山~北アルプスまでパノラマ展望できるはずですが、残念ながら上州、奥秩父、八ヶ岳くらいしか視認出来ず。でも、カラマツの黄葉が陽に映えて秋の深まりを感じさせます。
往復2時間ほどですが、黄橙葉と初雪のハイクをのんびりと楽しみました。
宿の窓からの眺め。カラマツ林が夕日で黄金色に染まっていました。背景は妙義山塊、西上州の山々の山なみ、麓は小諸の街。
宿の温泉からは夕景のシルエット、奥秩父、富士山、八ヶ岳が浮かんでいました。