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11月初旬の三連休は好天の予報、奥多摩も紅葉の見ごろ。登るなら百名山・雲取山。
今年の雲取山は「2017年の山」。季節的にも紅葉シーズンで三連休、登山適期となりハイカーや百名山ハンターが押しかける。気掛かりなのはリニューアルされた丹波山村営駐車場に停められるかどうか。都合で山行日は連休の真ん中となってしまったが、マイカー登山者は多いし小屋泊まりのハイカーは前日から車を停めっぱなしで混雑は必至。当日朝着では停められるスペースはないと思われるので已む無く前夜出かけました。
登山口「鴨沢」手前の留浦駐車場はほぼ満車。鴨沢からの林道入口にも’雲取山登山口丹波山村村営駐車場’「満車」の掲示あり。でも、どこか空いているだろうと信じて?林道を「小袖」に向かう。狭い林道沿いの路肩には何台もの車が溢れ走行には要注意。
案の定、村営駐車場はびっしり。一台すら入り込めるスキはなし。*某サイトより借用、前日です。あとは「小袖」へ向かう路肩駐車場所があるかどうか? 時間は深夜24時前です。
ラッキー! なんと登山口の緑道手前の駐車凸スペースが空いていました。登山道の手前の一台分のスペースは緊急車両用?に駐車禁止コーンがおいてあります。落石等の可能性もあるんで山側には停めたくないんですが、やむ得ません。これで安心して車中泊できます。
登山シーズンの週末は駐車場の確保、これが雲取山登山の最大の難関かもしれません。
朝食は、バナナ、スープ、梅粥を食べて6時15分に出発。このボードは初めて見ます、今年限定でしょう。夜明け頃から登山者が次々に登っていきます。
標高約1,100M、七つ石下までのほぼ中間点。紅葉まっさかり。
七つ石尾根の東側に沿った登山道、紅葉が陽を受けて綺麗です。
堂所、標高1,200M。登山道は落ち葉でいっぱい。7:40通過。
マムシ岩から七つ石下への上り。レッド オレンジ イエロー グリーンと色鮮やかですが、なかでもライム色が目をひきます。 ここが雲取山登山の前半の急登。
いつも富士山が見えるポイントです。霞がかって富士山にピントを合わせると紅葉は黒ずんでしまいます。今回は紅葉が主役なんで山肌に露出を合わせました。
七つ石下の地図が新たに掛けられていました。これを見て多くのハイカーは上段のまき道に進むようです。地図は上段の方が早そうですが、登りも下りも一番楽なのは下段まき道。往路に七つ石山を登ると最後に失速。失敗しない雲取山日帰りは七つ石を登らないことです。
ブナ坂には9時過ぎに到着。多くの登山者が休憩、雲取山でこれほどのハイカーを見たことはありません。
石尾根からの富士山。天気予報では#58942;だがスッキリせず。今の季節は方角的に大菩薩方面は霞むことが多いようです。しかも今年の富士山はまだ冠雪してない、不思議で不気味です。 S字の木。ここでコンデジの電池切れてしまいました。
奥多摩小屋前から一眼(ミラーレス)で撮ります。望遠ズームも持参したんですが、遠景の眺めは霞んでスッキリせず。結局使う機会はありませんでした。
小屋から小雲取山の急登を登り切れば、山頂が見えてきます。
小雲取山からは、雲取山~三条ダルミへのカラマツの尾根がまぶしい。尾根越しには奥秩父の秘境とも云われる、二百名山・和名倉山への仙波尾根稜線が望めます。
雲取山は私の’山歩き力’のベンチマークになっているので、ブナ坂を過ぎると否応なく時計を見てしまう。時間と競争する訳ではないが・・・・・
雲取山頂上避難小屋に到着、丁度10時半。今回のコースタイムはピッタシ4時間15分。
普段より重い革靴、寒さ対策と一眼携行でふだんより重めのザック;ダウン、フリース、ウィンドブレーカー、防寒タイツ、望遠レンズは余分でした。登山口でもう少し携行品の取捨選択をすべきでした。それでも いつも時間のかかる奥多摩小屋からの急登をこの日は遅いながらも休むことなく登れました。幸い風もなく、暑くも寒くもなく適温で歩きやすい登山日和だったからだと思います。
雲取山山頂、多くのハイカーがいます。避難小屋西側のピークにもハイカーがいっぱい。
いつもと違って下界のような喧噪感。2017年記念イベントで雲取山が人気になるのは構わないが TOO MUCH!!! 年を越したら、以前のような静けさは戻ってくるでしょう。でも若い世代の皆さんが山の魅力を知って山登りが好きになるのはいいことだと思います。
早々に小屋のベンチに戻ってランチ+休憩、11時20分過ぎに下山開始。
奥多摩小屋上の小ピークから。カラマツの紅葉がまぶしい。
カラマツ林越しには奥秩父主脈。飛龍へも登ってみたいが、ちょっと遠く感じます。
昼過ぎですが、ブナ坂から多くのハイカーが列をなして登ってきます。どこに泊まるんだろう? 上りに出会った雲取山荘泊の登山者によると、山荘は超満杯だったとのこと。この日はそれ以上らしい。奥多摩小屋の南にもテントが多かった。
七つ石下の紅葉。こんな感じの黄葉、紅葉がいいですね。
以下 堂所から登山口までの下りの紅葉スナップです。
廃屋が見えると登山口はもうすぐです。
14時50分(帰路3時間半)に登山口へ帰着。
丹波山村村営駐車場のトイレ(水洗)が完成していました。維持管理の為の協力金ボックスが置いてありますので、使用される方はよろしくお願いします。
*東に位置する赤指尾根下部の紅葉です。
今回は、ソールを貼り替えたばかりの革靴を試用。3回目の貼り替えでサイドのラバーも交換、ソールはつま先部が固いタイプにしてもらった。久しぶりの革靴でもあり足に馴染むか気掛かりであったが往復23KMを歩いて問題なし。靴は冬の3シーズンくらいは持ちそうですが、自分の脚・体力ももたせなければ。。。頑張ろう!