ようやく秋晴れ?といってもつかの間ですが
登山口の山梨・上野原市井戸集落からは富士山が見えました。 9月28日
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朝起きたら久しぶりの青空、我が家のロフトから「富士山が見えるよ!」と聞いて急遽出かけてみることにしました。時間もないので短時間に登れて富士山眺めれる山ということで、東京都・神奈川県を境とする三国山へ。
高速を利用して上野原インターで下りて井戸集落へ、自宅から約1時間半弱。いつも勝手に停めさせていただいている集落手前の空き地に駐車。普通の一般登山道ではあっけないので、今回は今年1月に登って苦戦した熊倉山南尾根のバリエーションルート(VR)を経て三国山に向かいます。前回は尾根東側の沢沿いをトラバースする踏み跡を辿って、沢の行き止まりから急登の尾根を登らされる羽目になってしまいました。バリエーションはもともと道がないところを辿っていくわけですが、ルートはあります。もう少しまともなルートを今回はチャレンジしてみます。
10時半、井戸集落から軍乃利神社参道に入り、最初の鳥居の手前を左へ進むと熊倉山と書かれた小さな標識があります。更に進むと長泉寺というお寺があります。前回は長泉寺の前をそのまま進みましたが、今回は長泉寺の左側に入る道があったので、そこに入ると石の階段、登っていくとすぐ尾根に出ます。このVRはひたすら尾根を辿っていくのが正解ですので、とにかくまず尾根に取りつくこと。
前回のGPSログ(オレンジ)と今回のログ(ブルー)を比較。前回は長泉寺の前を真っ直ぐ進み尾根を巻いて登るルートをとりました。尾根にはとりついたんですが標高570Mくらいの地点で尾根の右側をで明瞭な巻き道があったんでその道を進みました。平坦なこの道は伐採ための道のようで、行き止まり X。尾根への急登を強いられる嵌めになりました。→前回2018年1月の記事。 尾根は雨がずっと続いたあとであるし、ほとんど歩かれてないようで荒れています。競馬でいうと「重馬場」、淀みのないほぼ直登の上りなので踏ん張って登る、力が強いられますので幾分こたえますがいいトレーニングです。
この山域はほとんど晩秋から冬の間しか登ったことはありませんが、今の時期の尾根は鬱蒼とした樹木と葉っぱに覆われて見透しがない。途中までは道跡があるが、今年の荒れた天気のせいか、倒木が折れた枝で歩きにくい。尾根の道跡は消えて、獣道になる。足跡はあるが登山靴の跡ではなく獣の足跡や落し物です。鹿の鳴声が時たま響きます。
今年は雨が多かったせいか、キノコ類がいっぱい。そういえば集落手前でスーパーの袋にキノコを一杯入れて歩いていた人がいました、キノコハンティングが目的ではないのでスルーします。ともかく尾根のセンターを外さないように登り続け、約1時間半弱で主稜線である笹尾根に出ました。
熊倉山の山頂から丹沢方面の視界があります。富士山も見えるはずなんですが?
笹尾根を三国山に向かいます。
途中軍乃利神社元社から富士山が真正面に見えるところからもやっぱりNGです。
晴れればこのように↓↓↓見えるのですが・・・季節は異なりますが今年の1月3日に同じところから撮影。残念! すっぽりと雲に覆われていました。 雲のなかです。晴れとは云っても早朝でないと曇ってくるのが今のパターンのようです。元社でお参りして三国山へ。
三国山からの三つ峠山。
三国山で今日初めての登山者で出会いました。陣馬山より西の笹尾根は人出も少なく静かな歩きが出来ます。
生籐山山頂では、少し紅葉が始まってました。
下りは三国山から南尾根を経由して下ろうと思いましたが、距離が少し長いようなんで三国山に戻って西側の鞍部から軍乃利神社へ向かうルートどりをしました。道が細く切れ込んでいるので、当初通り下った方が安全です。
大きな倒木が登山道を塞いでいます。
パワースポットである軍乃利神社奥社、神秘的です。パワーを授かるよう祈願。
神社本社でもお参り、健康と無事を祈願しました。
井戸集落へ戻ったのは14:15、約4時間の行動時間。次回は6時間ほどのコースを歩いてみたいと思います。
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最近は、場所やルートを確かめるのは専らスマホ。でもご注意を。ひとつは電池切れ、もう一つは山奥では電波が届かずオフラインになること。私は日常で使うスマホ以外とは別に古い防水耐震のスマホを山登り用にオフラインで使ってます。もちろん充電池を持参、地図やルートはオフラインでも見れるようダウンロードしておきます。万が一山用スマホがダウンした場合を想定して、日常使うスマホに同じ登山用アプリを入れてあります。スマホの進化で山登りでもアウトドア専用のGPS端末を買う方は少なくなったと思います。 M製菓の「チョコフレーク」の製造が来年夏までに打ち切り。理由はスマホで、チョコが手にべとついてスマホ画面操作がしにくいとのこと。なんとポテトチップを割り箸で食べる人もいるようだとか? 食べ物の領域でも文明の進化?によって変わっていく。こんな記事を目にしました。ヨーグルトにスプーンがつくように、ポテトチップにはいずれトングが付くかもしれませんね。スマホの進化で影響を受けた分野も多い、カメラ、腕時計、ウォークマンと云った携帯音楽機器。これらは世界を席捲した日本の代表的な輸出産業であった。本もデジタル化が進み、地図も要らなくなった。道を覚えない、カーナビよりもスマホのルート検索機能のほうが正確。電話番号も覚えない、自動変換で漢字も忘れる。スマホは便利で社会を変えたが功罪は大きい。スマホがなかった方が人類にとっては幸せだったのではと思うのは、アナログ指向の人間のひがみかも。(笑)