10月2日、この日はたまたまの休日で台風一過の秋晴れ。久しぶりに日帰りできる百名山に登ってみよう。前日が休みだったら早起きして定番の雲取山をトライしたと思いますが、いつも通り6時に起きて食事をすませて山登りの支度。雲取山は到底無理です。残るは金峰山か大菩薩嶺ですが、出かけたのは8時過ぎ。道路渋滞もあり中央道に入ったのは9時頃、ナビで大弛峠の到着予想時刻を調べたら11時半近くでNG。結局大菩薩嶺にいくことにしました。登山口の上日川峠に着いたのは10時20分頃。平日ですが、晴天でもありロッジの前と第一駐車場は登山者の車で埋まっていました。第二駐車場に停めて登山口にむかう途中数台の車が入ってきます。私が最後だろうと思いましたが、山頂までは1時間半くらいなのでまだ間に合います。ロッジ前の登山口を10時35分に通過。福ちゃん荘までは林道で、そこから唐松尾根コースに入りました。前々日の台風により登山道はぬかるんだところが残っています。
紅葉はこれからですが、一部の木の葉は真っ赤に色づいています。
標高を上げていくと樹林帯の切れ目からは日陰になった黒富士が垣間見えます。
標高1,900Mあたりから視界は開け富士山や南アルプスが一望、展望を楽しみながら雷岩へ。更に雷岩分岐から大菩薩嶺へ、山頂には丁度12時に到着しました。相変わらず見透しのない山頂。
ぐるーっとパノラマ撮影。ほかにも見透しのよくない名山もあるが、ここは百名山のなかでも見透しの悪さは間違いなくワーストである。
三角点の横に新しい山梨県の山頂標識が立てられている。どちらも山梨県の設置だが、右側の標柱には日本百名山、山梨百名山と刻んであるので新しい標柱はダブり?
戻って雷岩の岩のテラスで昼食。
雷岩から大菩薩峠に向かいます。俗っぽい稜線コースですが、眺めは悪くない。
親不知ノ頭から大菩薩嶺を眺めます。少し雲はかかってますが南アルプス、八ヶ岳が一望。(トップの写真)もう少したてば草紅葉で稜線が黄金色に染った秋の眺めを楽しめるでしょう。また、唐松尾根の紅葉も見事だと思います。
有名なる「大菩薩峠」
峠からは奥多摩、小菅川源流域方面が望めます。山なみは和名倉山~雲取山の奥秩父主脈から石尾根へと続きます。時間と体力に余裕があれば、小菅村から登った方が深遠で静かな山歩きが楽しめます。源流域の林道は石が多く未舗装なのでタイヤのパンク発生が気がかりです。
介山荘と峠は映画や小説で有名ですが、ここは物見遊山の観光客やハイカーであまりにも喧噪感あり俗っぽい。
売店では百名山手ぬぐいやピンバッジが置いてある。百名山ハンターとしてこのような様を見ると複雑な思いになります。ここには私の居場所はないのでスルーします。
峠から上日川峠へ、14時25分にロッジ長兵衛に到着。約4時間弱、今回もハイキングコースのレベルの山歩きでした。次回こそはもう少し長いコースを歩きたいと思っていますが。。。
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前回の記事の続きであるが、ポテトチップを箸で食べるという記事をみて、だったらトングのようなものがあれば便利だろうと思った。実はポテトチップメーカーのC社がトングを作っていたことをネットで知りました。ホントだったんで愕きです。(笑) 電車の中でも新聞や雑誌を読んでいる人は少なくスマホを食い入るように眺めている。メールやニュース、情報検索ならまだしも、サラリーマンや若い女性が必死になってゲームをしているのが目立ちます。前述したデジカメ、腕時計、ウォークマンだけでなく、ゲーム端末、電子辞書もスマホに取って代られている。本や辞書、新聞雑誌もペーパーからデジタル化すれば帰結としてスマホに取り込まれる。「なんでもスマホ」というのは危険であるように思います。多様性が重んじられて多様な選択を可能にすることが程々に社会のバランスを適正に保つと思います。またスマホ画面からの情報は現象面だけを伝える事に陥りがちで、その深層や背景が伝えられない傾向があり状況をミスリードする可能性もある。そして某国の大統領の如くFacebookで一方的に発信する、為政者にとっては極めて好都合な手段である。また、前回の記事に対してスマホは人類を退化させる、アホにするというコメントがいくつかありました。スマホの功罪は皆様ご賢察のことと思います。スマホは便利なツールという程度に留めておいた方がいいと思います。