*雷鳥荘前からの夕暮れの立山
- 山歩き
室堂ターミナルからみくりが池へ向かいます。
別山の眺め、左尾根に沿った背後は剣岳早月尾根。ギザギザの尾根はゴジラの背中みたいです。
奥大日岳、二百名山。なかなか存在感のある山容で、気になっていた山です。
みくりが池。前回の日帰り山行では雷鳥沢から室堂までの上り坂を最終バスに間に合うよう必死で歩いた懐かしきポイント。今回はのんびりと風景を楽しみながら下ります。
石畳の登山道を下るとみくりが池温泉。みくりが池温泉までは散策される観光客の方で往来が多いですね。
地獄谷を見下ろす。硫黄のにおいが漂っています。みくりが池温泉を過ぎると行き交うのはザックを背負った登山者がほとんどです。
さらに下ります。目指す雷鳥荘はすぐ下なんですが、道は右に大きく迂回します。
ようやく雷鳥荘、今宵の宿です。
雷鳥荘にチェックイン。山の宿といった感じの宿泊施設ですが、源泉かけ流しの温泉展望風呂もあり。共同トイレですが水洗ウォシュレットで、洗面所の水道水は立山の湧水で飲用可 飲んでみたらおいしいです。一泊2食付で北アの山小屋より@2千円ほど高いが、夕食は5品と鍋。個室の和室でTVもなくシンプルな部屋ですが清潔な感じです。寝具は普通の布団でシーツは交換され浴衣もおいてあります。消灯制限もなし。山小屋と比べたら天国の如く快適です。部屋が地獄谷側で、窓を開けると噴煙の向きによって幾分臭ってきます。苦手な方は別山側3Fを指定した方がいいかも、1~2Fは見透しが良くないかもしれません。
宿の前は雷鳥沢に下る登山道ですが、展望は絶好のロケーションです。宿の東には立山を望む小高い休憩ポイントもあります。
真正面は別山、眼下には雷鳥沢キャンプ場。3連休の最後の日なんでテントの数は少ないですね。雷鳥沢と別山乗越への登山道も見えます。
雷鳥荘の西側からは奥大日岳と室堂乗越からの稜線が印象的です。
奥大日岳をズームアップ、拡大してみるとルートがよくわかります。アップダウンがいくつもあり最後の登りは急峻な感じ。
宿のすぐ下からは地獄谷からの噴煙が立ち昇ってくる。
宿に戻って温泉に入る。洗い場も含めて思ったより広々として、内湯と展望風呂があります。源泉かけ流しで気持ちがいい。展望風呂からは奥大日岳がくっきり、標高2,400Mの雷鳥荘の温泉はお奨めだと思います。9月後半に予約を入れておいたんですが、直前の天気予報では雲と傘マークだったんで宿泊日を10月に変更してもらいました。旅行代理店のネット予約でなく直接宿にメールで予約したので柔軟に対処して戴いたようです。変更したけどまた天気が良くないのかなと案じましたが晴れの日となりラッキー、天の恵みに感謝です。
日の入り前に夕景を撮ってみました。
雲海に浮かぶ 奥大日連山。
別山連山には夕日がさし、雷鳥沢にもガスがかかってきました。
夕日に映える立山連山。癒される風景にはあっという間に時間が過ぎます。
どうやら翌日のお天気は大丈夫のようです。向かう先は、多分もうお分かりですね。