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秋になって晴れの日が多くなったといっても今秋は長続きしないですね。。もう北アルプスの山小屋は営業を終えているところがほとんどですので、奥多摩の雲取山へ日帰り登山をすることにしました。ここ数か月体調を崩しガッツリとした山歩きはしていない。どれほど体力・脚力が回復しているかどうかを測るベンチマークが雲取山です。
秋に入ると週末の雲取山は小袖登山口の駐車場がいっぱいになる。混んでいる週末登山は避けたいが仕事や雑事もあり、お天気優先ということで日曜登山になってしまった。今回も前夜に出かけて23時頃小袖乗越についた。案の定、駐車場は5台くらいしか空いていなかった。土曜朝から小屋泊まり、テン泊登山者の皆様の車がそのまま停めてあると思われる。一杯飲んで熟睡できたが、いつもの通り寝過ごした。(笑) 5時半過ぎに起床し軽く朝食をとっていると、朝次々と到着する車が満車であることを確認して折り返して戻っていく。下って途中の路肩の凸スペースに駐車するしかないのは人気の山の宿命でもある。
↑ご覧のように朝6時ですが、前夜から駐車していた車で埋まっています。 支度をしていたら、XXナンバーのオフロード車が道路際の駐車禁止用コーンを勝手に道路側にずらして停めようとしていた。道路の1/3ブロックするという非常識なシニア御仁4人組。ちょっとひどい行為なので無視できず、「ちょっと!これはマズイのではないでしょうか。」と注意喚起。躊躇しているようだったが移動する気配はなし。再度「この道路は先にある小袖集落の生活道路で、丹波山警察がパトロールしているようですよ。」(→ホントです。)と伝えたら渋々黙って下って行った。山登りが余りにも大衆化しすぎてモラルの低下、ルール無視が見られます。『山を登るものに悪人はいない』というのは死語。また、大半の方は見て見ぬふりをして通り過ぎていきます。残念ながらこれが今の日本です。こんな風潮なんで、注意したら身の危険にさらされることもあるんで気をつけたほうがいい、あとで自戒はしたものの余りにも迷惑、アンフェアであることは許せない。
6時15分に駐車場を出発し登山口へ。道路わきに柱には「これより先は駐車しないでください」との掲示が貼ってあります。数年前、駐車場がいっぱいで小袖集落へ向かう道路の路肩凸スペースに一度停めたことがあります。当時激混みの時は凸以外の路肩駐車が横行してました。集落の住民の通行の妨げになるということで、駐車が禁止されたのだと思います。いずれにしても無理な駐車は危険だし、迷惑になるんでやめるべしと思います。以前は登山口手前の路肩凸も停められましたが現在はコーンが置いてあり駐車禁止です。
余談となりましたが 気を取り直して(笑)、いつも通り登山口から七ツ石尾根沿いの道を登っていきます。夏風邪を患って以来、少しずつ距離の長いコースを歩いてきました。このコースは往復21KMとうんざりするほど長いです。なんとか標準コースタイム程度で登りたいのですが、登りはじめからなんとなく体が重い。ウォームアップ不足か? なぜか山歩きを再開したころのような感じで、この調子で山頂まで行けるのか?という不安感がよぎります。
登山道には倒木がかなりありました。今夏から秋にかけての台風など荒れた天気によるものです。毎年こんな破天荒な気候が続いたら山も荒れ放題になります。往来の多い人気コースなので塞ぐ樹木は伐採、切断してあります通行に支障無いように保守されています。
標高1,150M地点にはこんな掲示が貼ってあります。ほぼ1時間かかっている⇒私、ということは5時間かかる。おせっかい!
堂所を過ぎてから七ツ石下への急坂はそれほどスローダウンすることなくいつもの下段の巻道へ。まき道から一部紅葉した樹間から富士山や大菩薩連嶺や奥秩父主脈も見れて爽快感あり、この巻き道は折々の季節感が感じられ私が一番気に入っている区間です。
ブナ坂を9時前に通過し石尾根へ。やや霞んではいますが展望は一気に広がります。丹沢から富士、大菩薩、奥秩父、南アルプスまでパノラマ展望が楽しめます。奥多摩小屋前のテントサイトの端で撤収する方を見ましたが、かなりのキャンパーがいたようです。季節的にも奥多摩は丁度登り頃になりました。このコース最後の急登を終えて小雲取山に到着。写真を撮ろうと思いましたが、コンデジのバッテリーがアウト! 予備の電池に入れ替えました。
小雲取山からの上り。紅葉がいい感じ。
山頂避難小屋へは10時半前に到着、小袖登山口より約4時間10分。体調はいまいちでしたが、なんとか標準コースタイム並みで登れました。写真を撮り続けようとしましたがコンデジは電池切れ表示、入れ替えたばかりなのに! 予備電池として持参した電池は充電してなかったバッテリーのようで、失態です。カメラを振って残る電池を活性化しますが、一枚しか撮れません。已む無くスマホで撮ります。トップの写真もスマホのカメラです。
山頂には東京都が設置した悪評の標柱に対峙してクラッシクな丸太の標柱が新たに建ってました。多分埼玉県が設置したと思います。俗っぽい「日本百名山雲取山」と記されてますが墓石スタイルの悪趣味な標柱よりはすっきりとしていいです。ファッショナブルであることを誇示?されている都知事様、東京都にはこれまた期待を裏切られますね。期待はしてませんが(笑) 2017年に合わせて設置された東京都制作の標柱は御影石でコストが55万円+ヘリによる空輸費は都が負担、埼玉県に提案して統一の山頂標識にしたようです。右に三角点がありますが東京都と埼玉県の県境です。山梨県の山頂標識は避難小屋の横に「山梨百名山」として設置されています。
今回で20回目の雲取山登頂となりました。最初に登ったのが8年前2010年の4月ですが、ここを日帰りで登れたことが後に百名山を全座踏破できたことにつながったように思います。マイカー登山ということもあり20回すべて小袖からの日帰り登山ですが、いつか三峰や日原側からも登ってみたいです。日帰りは無理なんで小屋泊まりとなるでしょう。これからも登り続けたいし、そう願っています。
下りは2時間50分近くかかりましたが、うんざりするほど長い、長すぎる。
10月21日の時点ですが、紅葉は山頂から奥多摩小屋まで下っています。11月上旬あたりは七ッ石尾根まで下って紅葉の見ごろと思います。
季節の変わり目がはやい。もう少し早く記事をアップしたかったんですが、長年使ってきたWin7が超スローで立ち上がり、画面の切り替え、文字入力が遅くハングアップ。不要なソフトはアンインストール、ディスククリーンアップ、デフラグをかけてみたがほとんど改善しない。Win7のサポートもあと1年少しということもあり已む無くWin10を新規購入。セットアップ、データの引っ越し、バックアップ等厄介な作業ででまる一日費やした。最初に買ったコンパック(現在のHP)を除いて、VAIO、NEC、東芝、VAIO、富士通と日系メーカーのパソコンを使ってきた。残念ながらこれらの日系メーカーはすべて投資会社や外国企業に売却されてしまった。昔のVAIOのような魅力的なPCはないので、今回はスペックと価格を重視してDELLにしました。
メーカー直販サイトや家電量販ネットで価格をチェックし、最終的に直販サイトでキャンペーンモデルを選んでスペックを決めてカートに仮予約、あとはボタンを押すだけであった。同日ショッピングセンターへ買い物にでかけたついでに何気なく家電量販店によってみた。品番は違うが同等のスペックが置いてあり、今すぐ買ったらいくらになるのか聞いてみたら価格は直販サイトとほぼ同じ。気に入っていたブルーのモデルを直販サイトで注文すると約数週間の納期なので、在庫はあるか聞いてみたら丁度入荷したとのこと。ダメもとでXX円だったら今買ってもいいと指値。店の奥で長々と相談していたようであるが、ホントに今買って戴けるならXXにしますとの返事だったので、即決。メーカー直販価格よりも7千円ほど安いのですが、メーカー直販の添付ソフトは基本的なOffice Personal, 量販店モデルはOffice Home & Businessが添付。メーカー直販での差額は+12千円なのでかなり割安で買えました。CPUはインテルの4コアi5、メモリーは8GB、ハードディスクは1TBと標準的なスペックだが、体感スピードは速い。でも最初のVAIOを買った時のようなときめき?はない。ただの実質的なパソコンである。
データを移行してから、今まで使っていた富士通FMV(左)、余分なデータを削除、さらにまず使わないソフトを削除、スタートアップ、常駐ソフトをはずしてみたら幾分早くなったがストレスは残る。肝心のスピードが遅いという以外はほぼ不満のない堅牢なJAPANモデル。ネットで調べたらまだWin10に無償でアップグレードできることがわかったので、ログをダウンロードしておいた。まったく同じ機種でWin10にしてハードディスクをSSDに換装したら、”爆速”パソコンになったとの記事があった。但しアップグレードの際にBIOS変更なる厄介なハードルがあるが、やり方が書いてあった。バックアップPCとして使えるので時間があればトライしてみる価値はありそうだ。
パソコンはスピードアップ出来るが我が身はスローダウンしかない。ああ、この世は無常。
以上、雲取山20回目の記事とともに徒然となく雑事を綴ってみた。
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