相変わらず遅出、御嶽橋の南側(吉野街道沿い)の駐車場に停めて10時に出発。いつも通りGPS端末として使っている古いスマホTORQUEに加え、今回新しいギアをスイッチオンしセットします。
いままでもう少し西にある払沢から直登したんですが、今回は高峰北尾根末端の東にある沢側から入ります。GPSのトラックは参照せず。
いままでよりも標高の低いところから伐採地と樹林帯のあたりを登ろうと目論みました。
ところが踏跡も希薄で思ったようなコースどりが出来ず、伐採地と樹林帯の間をジグザグ。樹林帯は思ったより急斜面、伐採地には思わぬ苦手な薮・棘。時間と労力を費やす羽目になってしまいました。
伐採地側で一休み、御嶽の街が眼下に望めます。対面は高水三山と棒ノ折山のようです。
ようやく踏みあとが明瞭な登山道に合流しますが、尾根の末端まではまだまだ。
標高558Mのピークまで1時間もかかってしまいました。 本来なら40分前後で登りきらなければなりませんが・・・トホホ。
日の出山北尾根越しに残雪の雲取山?
高峰北尾根、こんな感じで上りの尾根が続きます。踏みあとは不明瞭ですが尾根の背(真ん中)を外すことなく辿っていけばことなく問題なし。
高峰に到達、御岳山~吉野街道の縦走路に合流。予定では、ここから左に下り、バリエーション(柳瀬尾根コース)を沢井まで下りるつもりでした。ところが・・・
スマホで帰路のルートをメールで連絡しようとしましたが、モバイルネットワークがつながらず。何度もトライしましたがNG、電話も不通。いくら奥多摩の低山とは云え、山ではどんなことがあるかわからない。人の往来がある登山道ならなんとか連絡できますが、バリエーションルートに入ってしまえば下界に脱出するまでは連絡がとれない。バリは断念し、一般登山道で日の出山~御岳山を下ることにしました。
日の出山へ続く尾根、風が強く寒い。ここでジャケットを着けます。
今回持参したアウトドア用デバイス、GARMINの”Instinct”です。今まで使っていたのは高度・気圧計、方位センサー、温度計付きの「デジタルウォッチ」だが、時間と標高だけしか見ないただの時計でした。
InstinctのGPSはロシアのGlonass、EUのGalileo、そして日本の’みちびき’’にも対応 、三軸電子コンパス、気圧高度センサーを内蔵。さらに加速度センサー、温度センサー・・・、ナビゲーション、スマートフォンからの電話・メールの受信も知らせてくれるオールインワンのスマートウォッチです。とにかく使いきれないほどの機能ですが、私がもっとも欲しかった機能は”心拍計”です。もう少し使ってみて、後日レポートしたいと思います。
ここらあたりになるとようやくハイカーに出会います。
日の出山山頂で食事をしながらもう一度ネットに繋ごうと設定から試みましたがNG。隣では山ガール様がネット中、やはり私の携帯がおかしいようです。APN設定がズレたのか?
ケーブルカーで滝本駅へ下りました。ケーブルカーの中でもう一度トライ、滝本駅に近づくとメールが送信できました。スマホ依存症ではない私ですが、安堵しました。
今回のログです。赤のトラックが今まで使っていたKYOCERA製のスマホTORQUEで捕捉したログです。青がInstinctで捕捉したログ。TORQUEのGPSは評価は高いようですが、高峰北尾根取付き枝尾根エリアで比べてみると
捕捉間隔が違いますが、それでも青色のトラック(Instinct)は正確に捕捉し私の右往左往した(笑)軌跡が描かれています。
もうひとつ御岳山のトラック。やはり青線(Instinct)は正確に誤差も少なく狭い道をぴったしトレース。御覧のように米国のGPS+みちびきで補正されたトラックは精度が高く★★★。おまけのようなナビゲーション機能はありますが、基本的にはGPSロガーとしての機能です。でも、きちんとしたログがとれているのは感動ものです。どう使えるかはもう少し勉強してみます。
追記: 一週間弱だがGarmin Instinctを使用。アナログ人間としては苦戦し慣れるのに時間がかかりましたが、機能はすばらしい、楽しい、面白い。心拍計も十分使えるレベル。これは使えるオトナのおもちゃです! Wonderful !!!
後日レポしますが、早く知りたい方は以下のレビュー記事と製品ページを見てください。