天気予報では関東各地はどこも夏日。近場の山はどこも暑そうなので、奥秩父の西沢渓谷へでかけました。「道の駅みとみ」北側のビジター用駐車場に停めます。
西沢渓谷への入り口、鶏冠山が見えます。
ここからが遊歩道、左はネトリ橋を通って対岸へ。ここの遊歩道は左回りで一方通行のようです。
この遊歩道の見どころ、前半は立て続けに現れる滝、後半は沢の南側崖を高巻きしていく旧軌道の回廊、ちょっとスリルあり。
まずは二俣吊り橋を渡ります。この日下界では真夏日ですが、ここは既に標高1,100M以上ですので涼しいです。
吊り橋からの鶏冠谷と鶏冠山。この先が東沢のようです。
まずは三重の滝③。 清涼感たっぷり! 遊歩道から下に降りていった滝見台から撮った写真です。
遊歩道は沢の右側を辿ります。スニーカーでは歩けない足場の悪い渓谷沿いの道となります。
竜神の滝⑤ 遊歩道の歩きにくいところは鎖の手すりが付いていますので、気をつけて歩けば問題ありません。
貞泉の滝⑦ 川幅が狭くなり水流の勢いが感じられます。濡れた岩の上は滑りますので、前述したように登山靴はマスト。
渓谷は方向を西から南に変えるこのあたりが、渓谷歩きのクライマックス。
カエル岩、3匹いるようです。
方丈橋から滝壺が見えます。橋を渡ると遊歩道は山側に上がっていきます。
七ツ釜五段の滝⑨ 方丈橋からの滝壺は七ツ釜の底部でした。渓谷の最深部にあるこの滝が一番の見どころです。
もう少し近づいてみます。日本の滝百選に入っているようです。コバルトブルーの滝壺は神秘的。
最後の不動滝を過ぎると、山側に登っていきます。途中にはシャクナゲの花がチラホラ、残ってます。シャクナゲの群生地ですが、ピークは過ぎてました。
ここが遊歩道の最奥部で標高が1,300Mちょっと、旧森林軌道コース(左)に続きます。
滝の上展望台で休憩。ここからの鶏冠山と木賊山、=トクサ山なんて・・読めないですね。その奥が甲武信ヶ岳ですが、木賊山で見えません。
ここから遊歩道は一変、渓谷沿いから対岸の山側を高巻きしていきます。
この橋から五段の滝を見下ろすことが出来ますが、枝や葉で遮られて見難い!
ミツバツツジ? もう終わりです。
展望台からの鶏冠山、木賊山、破風山・・。
狭い旧トロッコ軌道が残っています。まだ渓谷は新緑で明るく爽快。でも細いところもあります、谷側へ転落したら一巻の終わり。ハイキングコースと侮るなかれ!
大久保沢に架かる橋⑫ 沢をのぞくと歩けそうですが、遊歩道からの落石が怖いかも。
奥悪沢、ゴルジェのような迫力ある沢。
登山口駐車場へ帰還。休憩含めて4時間ちょっとでした。
渓谷入り口にある店で名物の「よもぎ餅」を食べてみました。ほんのりとよもぎの香りと味、おいしかったんでお土産に買って帰りました。西沢渓谷でとれたよもぎを使った手作りのよもぎ餅はお勧めです。
注:「お手軽トレッキング」なんて旅行サイトに書いてありますが、西沢渓谷は滑落事故が多いようです。登山靴での入山をお薦めします。岩の上は滑りやすいし、狭い崖の巻道もあります。ちょっと躓いて転倒したら崖下まで転落ですので楽々ハイキングの乗りで立ち入らない様、どうか慎重に足運びをお願いします。
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