中央自動車道、勝沼ICで下りて笛吹フルーツパークへ。その奥にあるほったらかし温泉駐車場から登山をスタート。9時45分
未舗装の林道を10分ほど歩くとフェンスで閉鎖された地点、ここに「棚山登山口」の標識があります。フェンスはシカ害対策用のようです。正面には小山P904、棚山はその後ろでここからは見えません。フェンスをくぐって林道を進みます。
林道はP904を南に巻いていきます。山梨盆地、御坂山塊、そして富士山が眺望に入ります。
そのまま南進、少し下ったところに「棚山登山口」の標識があった。一般登山道は林道をこのままもう少し南に進んだところにあるはずだが・・・ P904に向かって設けられたフェンス沿いに歩かれた跡があります。地図で見ると尾根に上がりそのままトレースすれば棚山まで行けそう、見透しも良さそうで方向感覚はつかめるだろうと判断し、フェンス沿いを登ります。 地図上には破線表示もないようで、本当のバリエーションです。
標高820Mあたりに荒れた林道支線にでました。尾根に沿って棚山方面に向かっているようですので、その道を進んでみました。数百メートル先で支線はなくなりますが、踏みあとを辿ります。
見透しの良さそうな尾根の南側をトレースしていきます。支線からのマーカーはまったくありませんが、これなら何とか行けそうだという確信がわいてきました。
落ち葉が多く、左下がりの斜面、歩きにくいので尾根に上がって進みます。緩斜面で標高900M近くまではスムースに1時間ほどで登れましたが・・・
ここから先は、斜度がきつくなりしかも落ち葉が多く その下は砂場のようにもろい。 軽アイゼンでもつければと思うような悪場です。稜線は見えているのになかなか進みません。特に標高千M近くからは斜度がキツくなり大苦戦。登りやすそうな足掛かり、手掛かりを見つけながら右往左往しながら登っていきます。
赤線が右往左往した苦戦した私の軌跡、青が一般登山道のトラック。御覧のように、最後の部分は等高線が詰まっていますが地図では読み取れない難しさがありますね。写真撮る余裕もなくトラックのみ。#59124;
稜線直下の一般登山道に合流するまで約40分悪戦苦闘。久しぶりの経験です。 御覧のように稜線直下の一般登山道でもロープが張ってあります。
11時45分、丁度2時間で棚山山頂に到着。一般登山道の標準コースタイムは2時間15分ですが、標高950M地点で一般登山道に巻けばもっと詰められたはずでした。
塩山方面の眺望、大菩薩嶺のやまなみ。
西側は南アルプス方面、アップしてみると雲にかかった間ノ岳~北岳の尾根。山頂で夕狩沢方面から登ってこられたソロ登山者に会いましたが、この日山中であったのはこの方1名だけでした。
休みをとって12時20分に下山開始。帰路の一般道も上部は急な下りが続きます、帰路も途中でショートカット。
駐車場には13時35分、ほぼコースタイム通りです。ほったらかし温泉近くからの棚山を眺める。
赤のトラック、私の辿ったトラック。青が一般登山道のログです。
Google Earth でトラックを取り込んで見てみました。直下の尾根までは楽々でしたが・・やはり。
「ほったらかし温泉」のホームページからお借りした写真です。 駐車場をお借りしましたので、温泉へ。
内風呂には入らず、露天風呂だけにさっと浸かってきました。 本日時点で山梨県はまだ新型コロナウィルスの感染者はいませんが、用心に越したことはありません。
「こっちの湯」と「あっちの湯」2カ所ありますが、広そうな「あっちの湯」に入りました。 解放的で眺めの良い露天風呂でもっと長く浸かっていたかったんですが、またの機会に来れたらいいですね。