久しぶりに中央道を走行、双葉SAで仮眠。後席をフルフラットにして初めての車中泊にトライ。フルフラット化はほぼ完ぺき。思ったより寒くなかったのでマットと毛布、フリースズボンでいったん寝入りましたが夜半になり気温が一桁台になり寝付かれず。こんな時はダウンを着て寝袋に入ればいいものを、面倒だからそのままでズルズル睡眠不足。朝方瑞牆山荘へ向かいましたが、着いた途端眠くなり結局1時間ほどぐっすり。結局、出かけたのは8時過ぎ。なんのために前夜出掛けたのか・・・(笑) 順調であるなら金峰山までの日帰りをもくろんでいましたが、途中にある鷹見岩か、瑞牆山に変更することにしました。
平日にもかかわらず、30台ほど車が駐車。ナンバーを見てみると広島、姫路、横浜、岡崎、福島・・もあり百名山ハンターも少なくないようです。8割くらいは瑞牆山か? 山荘前にある登山口から出発8:15。瑞牆山は10年前に百名山として踏破済ですし、この日は入山者が多そうです。今回はまだ歩いていない鷹見岩まで下見?に行くことにしました。
紅葉はとっくに終わって枯れ木、落葉の登山道を上ります。
富士見平小屋への尾根に上がると瑞牆山が一望できる休憩ポイント。
金峰山・大日小屋への標識に沿って富士見平小屋前を抜けていきます。
樹間から鷹見岩らしきピークが見えます。デジタルズームでアップ。山頂部は岩々でちょっとヤバそう。
大日岩への尾根沿いに歩きます。落葉した樹林帯、日も射して明るい雰囲気の登山道です。
鷹見岩分岐。もう少し進むと大日小屋があるはずですが、目的地である鷹見岩へ。
鷹見岩までは狭小でシャクナゲのトンネル、大きなザックの方は分岐付近にデポしておいた方がいいかも。
最後は鎖場。脚の懸け場がなく仕方なしにクサリに頼ってよじ登ります。
WAH! 上がってみると、遮るものがない全方位パノラマビュー。 真正面には南アルプス 甲斐駒から赤石岳まで視認できます。中央アルプス、木曽御嶽も。10時10分前に着いたのでここまで1時間55分。
石柱には「鷹見岩 標高2,092M 」と記した小さな手製の標識がつけられています。
西は八ヶ岳全山、瑞牆山との間には北アルプスの遠望。 今回もミラーレス一眼は車に置いてコンデジRX100M3で撮ります。スナップ撮影はいいが望遠端は70㎜なのでズーム撮影は非力でダメですね。
金峰山から南に下る八幡尾根越しには雲上の富士山。
大日岩から金峰山に至る尾根の風貌は圧巻、この鷹見岩だけから見れるアングルです。 長城のように岩稜帯が続く尾根はヤバイです。
大日岩から先は岩場が続く尾根。
尾根の上部。アングルが変わると五丈岩も細長く見える。 コンデジのデジタルズームなので解像度は落ちます、こんな場面ではやはり一眼があればと思いますが二兎は追わず。
目を凝らして尾根を眺めるほど、厳しそうな岩稜の上りで本当にヤバそうです。体調を整えて朝早出しなければ日帰りは出来そうもない。とくに今頃の季節は日没が早くバテたら悲惨な下山となりそう。 雲取山と同程度のコースタイム、距離も標高差も少ないが岩稜の尾根が山頂まで続くルートははるかにタフで厳しそうです。 夏場の尾根は暑そうで登山適期とは云えない。多分ベストな時期は9月下旬なのかな、来年チャレンジしてみよう。 来年のことはわからないが・・・(笑)
瑞牆山の岩稜帯、その向こうには冠雪の後立山。 拡大してみると爺ヶ岳、鹿島槍、五龍岳、白馬三山、蓮華岳のシルエット。
孤高のピーク鷹見岩。名山の山頂での喧騒とは無縁、静寂感で充たされます。その岩上にひとり立ち眺めを楽しむことが出来ました。
10時45分頃に下山開始し往路を折り返す。
富士見平小屋からの鷹見岩。
復路は1時間半ほどで瑞牆山荘前(登山口)に到着。
みずがき山自然公園に寄り道、ここで本日のランチ。 駐車場下にレストランもあったが、今は屋外で風景を眺めながらマイランチを食べたほうがストレスフリー、粗食でも美味しいです。(笑)!(^^)! 「マスク会食」・・はずして口に入れて、掛けてモグモグ・・その繰り返し、御免です。(笑)
「浮き世」だなと思っていたら、案の定「憂き世」になりつつあるようです。 ワクチン接種で国民が集団免疫をもつ段階にならない限りはこの状況が繰り返される。 自分のコロナに対する基本的スタンスを保持するとともに、感染リスクを低減できる行動パターンが能動的にとれるよう工夫してアウトドアを楽しみたいと思っています。
信州峠分岐からの瑞牆山と金峰山。 山麓の紅葉は朽ちはじめ、晩秋に向かう山里風景。予期しない構図にめぐり逢いました。!(^^)!