当時のアパートはどうなっているのか、自分の住んでいたところは? いつか訪れてみたい気もします。 コロナ禍下で国をまたいだ移動もままならない現況ですが、Google Earth で Virtual訪問してみました。
昔の住所を入れて検索し、ストリートビューを眺めると、
建物はレニューアルされ、駐車してある車もダウンサイジング。 アパートの名前が変わり、まわりの風景も一変。 それでも当時の面影がなんとなく感じられます。
当時のアパートは古く上階からのノイズもあり1年ほどで近くの新築アパートに引っ越し。
そのアパートも建替えられていましたが、アパートの名前はそのまま。 建物の配置と中央管理棟は当時の面影を残しています。 広々とした敷地内道路と駐車スペースは同じです。 ここで2年滞在しました。
会社のあった場所へストリートビューしてみると、外観は変わらない感じ。 当時まだ20代の終わり、若輩でしたが、オフィスのセットアップ、従業員の雇用、事業の立ち上げ・・等々、今から想い起こせば Once upon a time になりつつあります。
初めての海外赴任でしたがオープンでフェア、良きアメリカの時代だったように思います。
アメリカ勤務を終えて新たな仕事の場へ。 X年後にドイツへ赴任。
Google Earthでドイツへ飛んでみました。
住んでいた住所を入力し、ストリートビューをクリック。 グルグルと近辺を探索、
ありました! 当時のアパート、そのままです。 ヨーロッパの家はリノベーションを繰り返し、百年以上使われるので近隣も変わっていません。 通りの市電もそのまま残っています。 ヨーロッパの街並みは時代を経ても変わらないので、なんとなく安らぎます。
ストリートビューで横の通りに入ると
このアパートの2階(出窓のあるフロア)に5年間住んでいました。 新しくはありませんが、中は広く冬もHEITUNGと云われる24時間温水暖房で快適でした。 窓際には花を飾るのが習わし、サンマを焼いて近隣のドイツ人からクレームを受けた日本人家族もいるようです。
ついでに街中へも Virtual Visit。
事務所のあった建物へ。 ここも変わりなし。 週の大半はヨーロッパの各国へ出張の日々、月曜日の朝は空港へ直行、週の後半に戻ってくるという繰り返し・・ 今ならメール、オンラインでのやりとりでほとんど出来ますが、当時は対面でのビジネス。 やりとりは全て英語で済ませ日々の日常は家内任せ、5年もいたのにドイツ語もマスターすることなく(言い訳?)赴任を終えました。
当時この街は欧州本土では最大の日本人コミュニティーで、この通りはJapanich Strasse(日本人通り)と現地の方に呼ばれ、JALも直行便・シャトルバスを運航していました。
日系企業の現地法人・事務所が500社以上、駐在員は家族を含めて1万人近く居住。 この通りと近辺には三越デパート、日本食料品店、日本食レストラン、すし屋、ラーメン店、ビデオショップ、カラオケ、日本の本屋さん、日系の旅行代理店、不動産屋、駐在員の奥様方のコミュニティーもあり日本語で生活できる街でした。 当時は通り沿いに日本語の看板が多くありましたが、ストリートビューをみると数少ないです。 私の滞在していた90年前後が一番賑わっていましたが、90年代末から欧州のEU化と製造のアジアシフトで大半の日系企業はこの街から撤退しました。 世紀が代わってから数度この街を訪れましたが、歴史の流れと「日本」の衰退を感じざるを得ませんでした。
コロナ禍下、国内外への移動が制限されているなか、Google Earthで想い出のある地を訪れるのもいいかもしれませんね。 これから行ってみたい場所も事前にチェック、下見できます。 登山ルートもトレッキングビューが出来るといいですね、有料でもいいから。 エベレスト$100-、モンブラン・マッターホルン$50-、槍ヶ岳・穂高岳$30- ・・・ なんて時代がいづれ到来するかも。
でも、Virtualでなくやはり自分の脚で歩いてみたいですね。
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ところで、今話題になっているコロナワクチン接種。
ワクチン接種、高齢者向けがはじまりましたが、対象の皆様は如何でしょうか。
我が街でも先月末ワクチン接種券が届き、今週から高齢者向けワクチン接種予約が開始。 接種のスタートは今週末からです。 最寄りの医療機関・病院での個別接種は年代区分に分けられ高い年齢層区分から順次予約受付(医療機関への電話受付)が開始されました。 集団接種の予約はコールセンターへの電話受付とネットで開始されました。
個別接種の場合;私と家内は一番後の区分で6月上旬から予約受付、6月末~8月初旬が接種時期と末尾の予定になります。 ことさら急ぐ気持ちはないものの、遅いより早いほうがいいという素直な気持ちで年齢区分のない集団接種での予約をトライしてみました。
受付開始日の月曜日は午前に病院の数ヶ月ごとの定期診察も運悪く重なりました。 どうしようかと思案しましたが、出来れば家内と同じ日に接種したいので同行してもらい病院の駐車場から9時にコールセンターへ電話・・・案の定不通でこれは想定内。 タブレットでアクセスしてみました。 幸いにも、開始10分くらいでサイトにアクセス出来、接種1回目は5月下旬、2回目は6月中旬(2回分同時)での予約受付が完了。 家内もスマホで並行してトライ、これまた運よくアクセス出来、私の予約完了から10分くらい後に同じ日、接種時間帯は1時間あとの日程で予約完了。 受付確認と予約番号を通知するメールも配信されてきました。
開始から約30分で手続きを完了しましたが、入力画面を移動する毎に何度もエラーが出ました。 接種予定日・時間帯は早い順に埋まっていきますので、早い日程ほどアクセスが集中してバッティングしエラーとなって跳ね返されます。 欲張らないで予約残数が多い少し先の日程・時間を選択するとバッティングする確率が減り予約をとれる可能性が上がると思います。 また入力に必要な接種IDやメールアドレスは予約前日に入力アプリで記憶させておくと間違いもなくスムーズに入力できます。 各自治体によって入力画面や方法が若干異なるようですが各自治体のHPに掲載されているはずです。 これから予約される方は入力手順を事前に見ておかれた方がいいでしょう。
報道では電話予約は何回トライしても繋がらないようですし、ネットも今回の予約枠が直ぐに埋まって受付終了。 たまたま運よく予約がとれましたが、多分ドアが閉まる寸前? 予約開始から程なくして予約枠が埋まったようです。 我が街でもメディアで報道されていると同様の状況です。 これは想定されたことで、予約方法をもう少し工夫してほしいですね。
「政府は高齢者向けワクチン接種について、全体の85.6%にあたる1,490の自治体が7月末までに完了する見込みである」と本日発表しました。 そうであるなら極端なズレはなく接種予約に腐心することはないでしょう。 気になったのは、残りの14.5%の自治体は自治体数でなく、人口比で何%に相当するんでしょうか??? 今までの接種実績からみると、今後どれだけ接種キャパを飛躍的に急拡充しスピードアップ出来るかという課題が残ります。 掛け声だけでなく具体的な日程・数字を含めた工程表を開示してくれればいいんですが・・・
予定通りワクチン接種が実施されるかわかりませんし、たとえワクチン接種を受けたとしても感染の可能性は否定できません。 今後の変異株や新株がワクチンの免疫力を低下させるかもしれません。 「ワクチンは重症化を防ぐ程度」と考えて、基本的に今までと同様のスタンスを堅持するつもりです。
ワクチンが隅々まで行き渡りコロナが終息してこそ、元の日常に戻れるのではないでしょうか。 もう少し頑張りましょう!