大峠から黒岳への尾根をたどっていくコース、過去2回登りました。今回は白谷丸からの開けた展望がみたくて湯ノ沢峠から登ってみました。
ナビで湯ノ沢峠は検索出来なかったので、地図上で検索し湯ノ沢峠と思われる地点をピンポイント。カーナビでは中央道勝沼ICで下りるルート表示ですが、Googleで大月IC車ルートと比較すると早く着くがわずか5分。高速料金は安い方がいい! 一つ前の大月ICで下りて甲州街道(国道20号線)笹子トンネルへ。
景徳院入口からやまと天目山温泉へ向かい、道幅の狭い焼山沢真木林道を進みます。
林道は舗装路ですが、最後の数キロは未舗装。
凸凹の悪路に加え、前日まで雨だったのでぬかるみのダートあり。出来れば車高のある車の方が楽に走行できると思います。峠までは景徳院入口からは約40分くらいかかりました。(上の写真はドライブレコーダー録画を切り出し)
湯ノ沢峠の標高は1,640M、駐車場にはバイトトイレも設置されています。下界と比べて10度近く気温が低いので涼しい。
自宅からはマイカーで湯ノ沢峠まで(楽々ペースで)約2時間半。お昼の弁当を買うための1ストップを除けば登山口まで直行。いつも通りのマイパターンです。小仏トンネルを越えて山梨県への「越境」となりますが、自分の行動を制御(リスクコントロール)し続けるつもりです。
多くの皆さんはどうすればいいのか、どう行動すればいいのかを理解されていると察します。そしてどこが、どういう場面が危ないのか 不安に感じるのか・・・ほ ん と う は 気づいていらっしゃるのではないでしょうか。気づいたら直ぐアクションがとれるか? リスクや不安は「自分のスキや弛み」にあり、自戒したいと思います。
8時20分過ぎに峠を出発、黒岳に向かいます。
黒岳までの標高差は350M 程しかありませんが、白谷丸までの道は深くえぐれて歩きにくいところもあり。今回も家内との登山、ややスローペースで登ります。
樹林帯が切れると白谷丸が見えてきました。
見晴らしのいい白谷丸からは期待した富士は雲で覆われていましたが、前夜の「登山天気」予報では大菩薩から富士山域まで9時以降~午後・夕方まで#58942;マーク。折り返し時には雲はとれているだろうと帰路に期待しました。
再び広葉樹林帯の尾根を登っていきます。
黒岳山頂、標高は1,987.5M。大月と塩山の市境に三角点があります。湯ノ沢峠からの距離はは1.7KM、大峠からよりも400Mほど短いですが、大峠までの林道はほぼ全線舗装路ですし、アクセスが容易です。
倒木の多い尾根を北へ辿ります。
西に向きを変える尾根を進むと樹林が切れた笹原の川胡桃沢ノ頭に着きます。ここから富士、南アルプス、八ヶ岳の眺めを期待したんですが、曇ってNG です。
ランチ休憩にはやや早いので小休憩して折り返します。予報に反し、雲が広がっています。tenki.jpのアプリ「登山天気」を4年ほど前から利用しています。月額240円ですが、年々ハズレの幅が広がっているようで2日前からの前日までの予報が当日になって変わる、ブレる事が多くなっています。気象変動の影響は大きくなっているかもしれませんが、翌日の山天気すら的確に予報できないtenki.jp。山の天気は変わりやすいとは云え小金を払っているのだから、せめて翌日の天気くらいは当てて欲しい。民間の天気情報サービスのアプリに切替えてみようかな。
黒岳山頂から白谷丸へ戻ります。やはりここでも曇っていました。それでも開かれた視界、ここでランチとしました。
白谷小丸の山頂。
湯ノ沢峠へ戻り、そのまま峠の南にあるお花畑へ足を伸ばしました。見える山は大蔵高丸。
コウリンカ?
タチフウロ?
ウスユキソウの1種?
キリンソウ
ホタルブクロ
??? ピンボケが多すぎる、望遠側重視で接写出来ない、寄れないデジカメ。
ノハラアザミに蝶々
花の時期は終わりほとんど枯れ枯れでしたが、広々としたお花畑は涼しくて爽快でした。
今回の山行ログを GoogleEarth に取り込んでみました。#58942;だったら・・・
下山時には私以外のクルマが5台、1台を除きすべて県外ナンバーでした。
帰路も自宅へ直帰。コロナ以前なら やまと天目山温泉に浸かって、甲斐大和の道の駅 をのぞいていくんですが・・・いつになったら安心して立寄ることが出来るんでしょう。
ワクチンを接種した頃は、秋には収束に向かって出かけやすくなるのかなと希望的な見方をしていました。オリンピック開催時期と感染拡大が重なり、感染力の強いデルタ株にほとんど置き換わって感染は全国に広がりつつあります。最近ではウィルスの変異と感染力の増大にともないワクチンを2回接種しても効果は十分ではなく、日本国民の6~7割の方が2回接種を終えても集団免疫化はしない、数年では収束しないとみる医療関係者も多い。3回目のブースター接種やその後の定期的接種が必要とも云われはじめました。欧米ではまもなくブースター接種が開始されるようですが、また日本が出遅れると来年の夏もアウトになります。
先を見据えたワクチン接種や医療・救急体制を含めた国・行政の施策に全幅の信頼がおけない以上、自分で自身を守らなければなりません。ガマンは出来ますが、歳を重ねつつある身には失われた年月は取り戻そうと思っても、もう戻ってきません。コロナ禍が長期化する中で単に外出・移動を抑制することだけでなく、医学・疫学的見地での情報に基づき、過ぎたることもなく しっかりと制御(リスクコントロール)しながら、外出や旅行をほどほどに楽しむすべも身に着けていきたいとも思います。
ひょっとしたら晩秋の旅も出来るのかなと、’一縷の望み’で申請(郵送)しましたが、これも紙切れになりそうです。