晩秋にもなると甲信山間部の林道も閉鎖され日照時間も短い。早出登山も辛くなりますので近場の山となり、やはり奥多摩。とは云っても深部だと車で2時間近くかかりますが、鷹ノ巣山まで登ってきました。
いつも通り浅間尾根コースの登山口、奥集落への峰谷林道を今回 youtube にアップしてみました。
注:ドラレコの広角フロントカメラで録画された動画なので、水平方向(横方向)が幾分圧縮されています。道幅が狭く見えますが、十分通行可能な道幅があります。
路肩に駐車。下り斜面なので前輪のタイヤは左の土手側に切って停めます。(万が一ロックが外れても土手側で直ぐ止まるはず。)
浅間神社下登山口から出発。標高は既に900M以上、山頂までの標高差は約800M、CTは約2時間半です。
取付きにはいきなりトラロープあり、このコースで一番の急登。
浅間神社への細い巻道、落ち葉が崩落し要注意。
浅間神社鳥居。神社を抜けると急登ですがジグザグの道。
スギ林の針葉樹林帯。この手前の樹間から背後に富士山が見れます。
登りきると、落葉した広葉樹林帯の尾根へでます。標高1,208Mの地点、一転して青空が広がり明るく見透しのよい稜線となります。
紅葉はとっくに終わって一面落ち葉、晴天で穏やかな登山日和です。
きのこ園、商売繁盛なのか尾根の上方向に徐々に拡大されています。
石尾根合流点に向かう水場、崩落し堆積した落ち葉で覆われて道が消えています。以前ほど歩かれていないのかもしれません。この巻道の左側は谷に切れ込み要注意です。
鷹ノ巣山避難小屋(標高1,586M)から石尾根へ。
鷹ノ巣山山頂への石尾根、ここから約30分で山頂へ。
尾根の途中でいきなりソロの登山者が現れました。標高1,400M付近で私が追越させて戴いた方ですが、避難小屋への道でなく尾根をそのまま直登されたようです。なるほど、今頃は避難小屋経由は歩きにくいので直登した方がよさそうです。
鷹ノ巣山山頂(標高1,737M)へ11時前に到着。登山口から約2時間20分、ほぼ標準CTと同じです。
富士山を中央にして丹沢~大菩薩連嶺がパノラマ展望。
本日のランチはコンビニで買ったコロッケパンと抹茶シフォンケーキです。あとは持参したバナナ。サーモスのお湯でお茶を入れました。最近はこんな程度の粗食ですが、いい眺めが「おかず」です。
富士山をズームアップ。コンデジTX-2:360㎜(35㎜換算)で撮って見ました。
大菩薩嶺から北に続く稜線越しには南アルプスの名山のほとんどが見られますが、この日の南アルプスは雲に覆われて甲斐駒ヶ岳と鳳凰山以外は視認出来ず。重なり合う前衛の尾根がいい感じです。
西へ延びる石尾根は日陰名栗ノ峰、高丸山、七ツ石山のピーク、七ツ石から小雲取山、雲取山(一番右端)が望めます。こう眺めてみると、雲取山はやはり奥深いと感じされられます。
雲取山山頂をズーム端までアップして撮影。更に山頂部を切り取って拡大してみると、山頂標識と避難小屋が確認出来ます。手持ちで撮りましたが最近のコンデジズーム、畏るべし。
ここからは雲取山は近くに見えますが私には遠い山になりつつあり。日帰りはもう無理ですが、いつか雲取山荘泊で再び登ってみようと思います、状況が落ち着いたら。
鷹ノ巣山からの眺望も雲取山に劣らず、登山口から3.8KM、2時間半で山頂まで登れる超バーゲンコース。ここならまだまだ歩けそうです。
帰路は避難小屋経由は避けて、石尾根の途中で尾根に直接下るコース取りで下山しました。ゆっくり下って1時間半以内で登山口に戻りました。御覧のように、落葉した明るい樹林帯、枯葉の道。晩秋の山歩きも悪くありません。
自宅近くにあるショッピングセンターの屋上から奥多摩の山なみが見れます。直線距離で雲取山まで55~60KM、大岳山から奥武蔵の武甲山まで望めますが、鷹ノ巣山から川苔山まで切り取ってみました。鷹ノ巣山ならまだまだ登れそうですし、有間林道が通行可能なら川苔山も再登してみたいですね。
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昨年度完全リタイアして自分の時間が持てる、7 DAYS SUNDAY で暇を持て余してしまうかもしれないと思っていました。でもとくに何かをしたということもなく、あっという間に月日が流れます。月も替わり師走、季節も変わり冬へ、今年も残りわずかですね。