7月10日
ユングフラウ山域北西にあるロブホーンヒュッテLobhornhutteまで歩いてみることにしました。
インターラーケンオストから9時過ぎの列車に乗り、ラウターブルンネンへ。
ラウターブルンネン駅前。
ここからミニバスでイゼンフルーIsenfluhへ。
ミニバスはインターラーケン方向に走行し、途中でイゼンフルーへの分岐の道を登って行きます。
イゼンフルー ゴンドラ駅へは9時50分頃到着します。このゴンドラはB.O.パスでは乗れない数少ない区間です。現金払いは面倒ですのでデビットカードで支払って乗車券を購入。
定員が8名のキャビン。複線でそれぞれ上下駅を交互に運航。
最初のキャビンは既に満席で、2台目のキャビンを待ちます。
スルヴァルド駅、Sulwald標高1,520Mに到着。ほとんどがハイカーのようで、静かな歩きが出来そうです。
ここからは左から、アイガー、メンヒそしてユングフラウ。写真からもわかるように、メンリヒェンやクライネシャイデックはアイガーよりのアングルですが、ここから三山がほぼ真正面に眺められる絶好のロケーション。更に、ここからはいくつものトレッキングコースがあります。
我々はここからロブホーンヒュッテ標高1,955Mまで歩きます。標高差は435M 、コースタイムは80分ですが、約1時間45分~2時間近くかかる想定。10時半頃出発します。
もうこれだけ見れれば、これ以上登らなくともいいとさえ思わせる景色。でもお薦めはロブホーンヒュッテなので頑張って登ろう。!(^^)! メンヒとユングフラウの間のコルには、なんとスフィンクス展望台まで肉眼で見れます。
小さな小屋が点在しています。住居、別荘なのかな?
しばらく樹林帯に入り緩斜面の登りが続きます。この日も結構暑かったんですが、涼風があり爽やかです。
チュウーボドミChuebodmi、南へ下るグルッチアルプへの分岐。登山道はここから北へ回り込んでいきます。
渓谷沿いに登って行きます。上部氷河からの融水がスルス川となって流れ、渓谷の花々を育てています。
アルペンローゼ、そのほかいろんなアルプスの花々が咲いていました。
この一帯は花畑がいっぱい。撮っていては限がありませんのでまず上ります。
木造りの小橋をわたるとスルスの牧場。陽射しが強いですが、スルス谷の上部から吹き降ろすヒンヤリした風で暑さが和らぎます。
牛舎の軒下には大きなカウベルが10個ほど吊り下げられています。重そう! 多分飾りなのか、昔使用されたカウベルかも。
牛舎から出てくるところですが、上の写真のようなでかいカウベルは付けていません。
ここから登山道は東にコースを変えます。道標には15分と表記されていますが、20~25分かかりそう。
牛舎を回り込んだところから振り返ると、スルス川上流域の渓谷、スーゼックSausegg2,150Mが見えます。その奥には尖った山の頭が少し見えます。
徐々に斜度をあげ、登山道らしくなります。
狭いV字谷の急登を進みます。この谷にも花がいっぱいですが、まず上る! 花は復路で楽しむ!
V字谷を抜けると、高原台地にでました。ベルナーオーバーラントの三山が視界に入りました。標高が高いだけあって、スルヴァルドよりやや近くに感じる。
振り返ると、ギザギザに尖った岩峰がロブホルナーLobhorner 2,560Mのようです。足もとをみると花畑。
登山道を進むとヒュッテが見えてきました。ベッターホルンやグロスシャイデックの山も見えます。
ロブホーンヒュッテに到着です。ここまで約1時間45分の歩き。時刻は12時15分前でちょうどいいランチタイムです。
あまり知られていないコースですが、三山の眺め、樹林帯の山道、小川が流れ花がいっぱいの渓谷、V字谷を抜けたら天上の高原・・と変化に富んで楽しめる道です。またヒュッテからの眺め、期待通りのパノラマ展望でした。 次回に続きます。