先月下旬 奥多摩日の出山にプチ登山。
日の出山の南側・養沢からの周回コース。山頂部を除くと登りも下りも誰一人会わず、人気の山でも静寂感あるコースでした。
登山口への途中にある養沢神社でお参り、久しぶりの安全登山を祈願。
養沢登山口には林道の幅広部分の路肩に数台駐車できます。一台駐車してありましたが、御岳林道から戻って来られた方が直ぐ発たれました。トイレもあり。
登山口を10時35分と、遅出の出発です。クマ鈴も忘れず!
ここ(標高約400M)から養沢鍾乳洞コースで日の出山に向かいます。
養沢川を渡り支流沿いを暫く登ると、鍾乳洞前まで急な丸太階段が続きます。(鍾乳洞は閉鎖)
樹林帯の急登がつづきます。今年の秋、このあたりでクマが目撃されているようです。
鍾乳洞を過ぎたあたりで緩斜面の登り、紅葉が見れます。
金毘羅尾根との合流ポイント、ここまで1時間10分ほどかかりました。幸いクマには出会わなかったですが、出会った人もなし。交通のアクセスも良くないので、不人気のコースなんでしょう。
さらに5分ほどでつるつる温泉からの登山道に合流。
山頂直下には最後の急登、木の階段が続き堪えます。
途中真っ赤に染まった紅葉、陽の透かしが入ってキレイでした。
12時過ぎに日の出山山頂到着。遠望はやや霞んでますが丹沢方面。
都心方面を望むベンチでランチ。人気の山だけあってベンチはほぼ埋まっています。御岳山方面、三室山経由やつるつる温泉からのハイカーがほとんどです。
山頂の標高は902M。
今回初めて気がついたのですが、地図には日の出(貧乏山)と表記してあります。東の麓からは日の出山が立ちはだかり、ご利益のある御岳山(標高929M)が見えない山ということで、皮肉交じりに貧乏山と呼ばれたようです。日の出が拝めるとても展望のいい山なのに気の毒に思えます。御岳山から見るご来光は日の出山あたりからで、初日の出を拝むかたは日の出山へ向かいます。
下山は西側へ、
東雲山荘あたりの紅葉が見事です。
ここから御岳山への縦走路を下り4差路分岐へ向かいます。
御嶽神社の鳥居。今回は手前で一礼して分岐から南西尾根コースへ。
南西尾根の後半部分は急斜面のジグザグの坂道が続くので、出来るだけエンジンブレーキをかけるような感じで下ります。
下りも人と出会わず、ひと気のないコースなのでクマがいても不思議ではなさそうです。奥多摩ビジターセンターの報告によると、東京西部・奥多摩方面では11月末までで約160件ほどのクマ目撃情報があり。ほぼ前年並みで人身に被害が及んだケースは報告されていないのが幸いです。
分岐から1時間弱で御岳林道(左側を進むと御岳山、右の林道を下ってきました)に合流し、駐車してある養沢登山口まで下りました。久しぶりの登山ですが、上りも下りもなんとかほぼ標準コースタイムで歩くことができました。
今回のログ。上りは東側の養沢鍾乳洞コース、下りは日の出山南西尾根コースを辿りました。山頂部以外は見透しもなく樹林帯のなかをひたすら登る道ですが、閑静で落ち着いた山歩きが出来るコースと思います。
山の紅葉は格別です、なんとか駆け込みで楽しむことが出来ました。11月22日