栗駒山から「南東北周遊フリーパス」(NEXCO東日本)が利用できる北限の若柳金成ICから東北道に乗って福島・二本松へ。すぐ隣の県だから近く感じますが、走行距離は約200KMほどあります。泊まる宿は岳温泉のホテル。GOTO割引があるのでスタンダードな料金でアップグレードした部屋・食事の付いた宿に泊まることが出来ました。温泉街ではなく高台にある閑静な宿で宿泊客もそれほど多くなく、安心して源泉かけ流しの温泉に浸かりました。夕食も個室でリラックス出来ました。ホテル側もコロナ対策に気を配っているのが感じられて、このようなホテル滞在なら安心です。あとは宿泊する側のマナーにあるように思います。
翌朝、部屋からは阿武隈山地からの日の出が見れました。山並みのシルエットをみるといい山がありそうです。
ホテルから数キロある安達太良高原へ。平日9時前ですが、駐車場は7割程度埋まっていました。日本百名山でもあるので、県外ナンバーも多く紅葉だけでなく百名山ハンターも多いでしょう。この日も人出は多そうですので駐車場からマスク着用して出かけます。
ゴンドラで出発です。定員4名ですが、コロナ対策として透明の塩ビシートで対面方向にシールドしてあります。
ゴンドラ往復券もホテルで戴いた地域共通クーポンで支払い。宮城のホテルでもらったクーポンは前日コンビニと途中のSAでのお土産で切りよく使い終わりました。
ゴンドラの終点薬師平から登山道を辿ると、樹間から色づいた安達太良山が見えます。
紅葉はちょっと早いのかなと思いましたが、思ったより紅葉が進みちょうど見頃です。
仙女平の休憩ポイントは密、尾根からのやや急勾配の部分は上り下りの登山者で距離が詰まってきます。やはり百名山ブランドを背負った山は人気があるし、紅葉シーズン、しかも容易に日帰りが出来るの登山道は登山者・ハイカーで絶えません。
大多数の方はNOマスク。声高におしゃべりしながら登っている方も多くコロナ禍とは無縁の様。なかには追い越し場所もかまわず、声もかけずハアハア息をまき散らしながら直ぐ真横を駆け上がっていく無神経な登山者もいます。これは一番ヤバイ、他人の行動様式には期待せずプロテクトしてますが、とっさに回避できません、こんな行為は勘弁してほしいです。バックミラーが必要です! 片や、マスク・バフを着用している方はマイノリティーで2割くらいかな? 概して物静かに歩いている方が多くすれ違う際でも道を譲りディスタンスをとる気遣いを感じます。
注:記事の写真は出来るだけ、人がいない場面やタイミングであえて撮っています。実際には栗駒山もここも平日にも関わらずかなりの人出で往来はあり登山道は混んでます。上り下りの行き交い、追い抜きは多いです。また、秋の紅葉シーズンなら渋滞や詰まる箇所はいくつもあるようです。
仙女平からの山頂へ向かう稜線からは牛ノ背から勢至平へ下る斜面の紅葉がGood!
でも、前日の栗駒山の紅葉とは何か違う。全山をおおいつくす紅葉が余りにも圧巻で印象的だった。
登ってきた尾根を振り返ると、色彩りどりで Good!
安達太良山山頂は目前、ああ懐かしい!。
前回は
2012年4月の残雪期(←クリックすれば記事にジャンプ)に登頂、午前中に磐梯山を登り午後安達太良山へチャレンジ。復路のゴンドラの最終運行時間に間に合わず、残雪を踏み抜きながら勢至平経由で下って日没時に下山、一日2座登頂を果たすことが出来た。2012年は百名山を怒涛の如く登った、24座踏破、この日も忘れられない思い出でです。
通称「乳首」の山頂へ登ります。
安達太良山 +0 今回はのんびりと周りを眺めます。
磐梯山と猪苗代湖方面。
船明神山~障子ヶ岳方面なのかな?
北側を眺めると 牛ノ背、沼ノ平火口。活火山で硫黄臭を感じます。
11時半過ぎ、折り返し往路を下山します。
前回残雪の登山道を下った勢至平を眺めながら・・・あの当時のバイタリティーはもう蘇ってこないかもしれないが、こうして夫婦でのんびりと山歩きする これも時の流れかもしれません。。
一面に覆い尽くす紅葉は幾分茶色でくすんでいますが黄葉は見事です。前日の栗駒山のハッとさせらえるような紅葉(紅)はあまりにも印象的で、栗駒山の比類なき紅葉は別格としておきましょう。でも、山歩きの楽しさと周辺の山岳展望は安達太良山かもしれません。
下りの尾根の紅葉。
仙女平から安達太良山の紅葉。ちょうどいい休憩ポイントですが、ランチ時で多くの登山者が休憩。十分な距離は保てそうもありませんので、スキップ。安達太良山を最後に見納めて薬師岳山頂駅へ下ります。
前述したように登山は継続的に心拍数があがり、飛沫、エアロゾルを拡散します。スパコンによるジョギングでのシュミレーションでも実証されています。道幅がずっと広い商店街では大半の皆さんはマスクをつけているのに、人出の多い狭い登山道ではなぜしないのかな? 熱中症対策でマスクを外すという季節は終わっています。コロナは気づかないうちに罹って、無症状で他人にうつす。今ではマスクとソーシャルディスタンスは他人への配慮気遣い、マナーだと思うんですがね~
帰路、前泊した岳温泉のホテルで温泉に浸かってから帰宅途中に就きました。かけ流しの温泉湯、酸性泉ですが肌によさそうです。また浸かってみたい温泉でした。
ちょっと駆け足での2泊3日の山旅でしたが、栗駒山の紅葉は圧巻でした。新しい車での往復千KMを越えるロングドライブでしたが、オートクルージングとレーンキープで快適、家内でも楽々運転出来ました。
福島のお土産として、日本三大饅頭、柏屋薄皮饅頭を買って食べてみました。美味しいですが、私には感動するほどではありませんでした。(笑) 他の2つは東京の志ほせ饅頭と岡山の大手まんじゅう。この3つのおまんじゅうが、『日本三大まんじゅう』だそうです。残ったGOTOの地域共通クーポンで買おうと思ったんですが、二本松SAは対象店舗申請中で使えずカード払い。Webで調べたら福島県内の上り東北道SAではどこも使えないようです(10月7日時点で)。帰路で高速道路を下りるわけにもいかない。仕方なく残ったクーポンは隣の栃木県のSAにあるコンビニでお菓子・雑貨を買うという結果となりました。対象店舗もわかりくく、地元の道の駅等でつかえればいいと思います。
宿泊35%割引+15%相当額のクーポンがGOTOトラベルでの特典。上限はあるにせよ、お金を多く使える方(お金持ち)はそれだけ多くの金額が還元されるが、使える額に限りがある方への還元額がは少ない。例えば一律に1人1泊1万円引きにする方法(但し1万円以下の料金の場合の利用者負担は最低千円とか)がフェアなのかなという気がします。高級なホテルや宿だけでなく大衆的な料金の宿への需要も高まるはず。今の方式だとお金の出せる人や高い宿だけに需要がシフトしてしまいます。上から目線のような気もします。本当に、困っている方への支援になっているんでしょうかね? 場当たり的な対応でなく、もっと知恵を尽くしてバランスの取れた支援が出来るはずのような気がしますが・・・ 我々利用者側もコロナ対策をしながら、目的をもって楽しむ旅にしたいですね。