最後の山歩きは4月初めの滝子山。以来3ヶ月半、私のからだはリバウンド気味、滝子山の下りで悪化した右足もなかなか回復せず。折しも緊急事態宣言や蔓延防止下で山歩きするモチベーションも上がらず。(笑)(;/;) 梅雨の時期も重なりました。
*妙高山と外輪山、右の稜線の背後が火打山
ワクチン2回目接種日から1ヶ月経過し抗体も出来ているはず。7月半ばから天気は上向く予報もあり、久しぶりに家内と山歩きと花散策をすることにしました。ちょっと遠出ですが上越までマイカーで、妙高高原のホテルを2泊予約。火打山麓・天狗の庭までの山歩きと花散策を楽しむのが目的です。
ホテルを5時過ぎに出発し、コンビニで食料を調達して笹ヶ峰キャンプ場へ。朝食をとって笹ヶ峰登山口を出発したのは6時45分過ぎ、6時には出発できればよかったのですが出遅れです。
黒沢橋まではなだらかな歩きやすい登山道が続きます。キツくなるのはここから。
十二曲りの上り途中から乙見湖、視界に入ります。背後の高い山は地蔵山、右奥は堂津岳。
北アルプス北部。右から雪倉岳、小蓮華、白馬岳、大雪渓、杓子、白馬鑓、唐松岳へ後立山が続きます。
十二曲りを登り切ったところまでは順調ですが、富士見平への上りは結構消耗させられます。この日の山麓温度は32度、30分毎に水分補給しますが暑い。
富士見平から高谷池までは西側の展望も開け道端には花々が見られます。
タチツボスミレかミヤマツボスミレか? ピントが合っていません。
サンカヨウ これもピンボケ
焼山、影火打と火打山、雷鳥沢の稜線もくっきり。
多分 オオバミゾホウズキ? これもピンボケ
ミヤマカラマツ? これもピンボケ
徐々に雲が出てきましたが、まだ白馬三山、大雪渓、小蓮華山、雪倉岳が視認できます。
高谷池ヒュッテには10時40分頃、ヒュッテのあたりには登山者の往来が多いのでそのまま天狗池へ進みました。
追:山中とは云え、人との往来時にはマスクとディスタンスは堅持しての登山です。ワクチン接種が集団免疫のレベルに普及するまでは、「ワクチンは免罪符」として振る舞うのは尚早のような気がします。
池のまわりはキヌガサソウがいっぱい、見るなら高谷池。
? (→ ベニバナイチゴ のようです。ありがとうございました。)
高谷池~天狗の庭への上り、雪渓が残っています。この日は、なぜかこの緩い上りが堪える。
イワカガミも木道沿いに多く見られます。
何の花? (→識者の皆様によるとエンレイソウ、別名タチアオイ のようです。ありがとうございました。)
高谷池から天狗池へは高山植物の宝庫です。
このあたりがハイライト、花を見ながら歩きます・・・ そしてハクサンコザクラが出現。
サンカヨウ、富士見平から天狗池までの道端に多く見られます。
ハクサンチドリを見るのも久しぶりです。
天狗池への上り、雪渓から融雪した水をたたえた湿原のあたりにはハクサンコザクラの大群生。
毎年温暖化が進み時期的に無事見れるのかなと一抹の懸念はありましたが、ちょうど見ごろで見事な咲きっぷり。ハクサンコザクラを見るなら天狗の庭。
目的地の天狗の庭まで来れた、ハクサンコザクラが見れたという安堵感なのかどっと疲れがでました。本来はここで元気をもらえるところなんですが・・・
逆さ火打ち。
天狗池まで下りると火打山がぐっと迫ります。今回は天狗の庭(天狗池)までという予定ではあるものの、ここまで来ておつりがあれば、火打山頂まで往復できるかもという儚いのぞみは木っ端みじんに吹き飛びました。天狗池~ライチョウ平の区間はさらに多くの花々が見られるはずなんですが・・・
ここから山頂までの往復コースタイムは約2時間10分、天狗の庭到着は11時過ぎだったので日帰り出来ないことはありません。家内は・・・山頂までなんとか行けるような感じでしたが、肝心の私がアップアップ。時間的な余裕が厳しくなると下山時のリスクが高まりますので今回はギブアップ。
過去3回火打山を日帰り登山しましたが、今回は3ヶ月半ぶりの山歩きです。この間はトレーニングすらもなし。ぶっつけ本番で日帰り往復出来るほど容易い山ではありません。
でも目の前に山頂が迫れば、やはり登ってみたいもんです。(笑)(;;)
高谷池への途中にあるベンチに戻り休憩をとりながらお昼ご飯。13時過ぎに高谷池ヒュッテを発ち、笹ヶ峰へ下りました。
イワイチョウなのかな?
今回の花の写真は半分以上がピンボケでした。
持参のデジカメはパナのTX2、1インチサイズのセンサーで望遠側には不満がないものの接写側は焦点距離が長く距離をとり構えてズームアップしなければなりません。花のマクロ撮影には弱く、道中しっかり構えずスナップ撮りする私のスタイルではピントが甘くなってしまいます。自分の写術のなさをカメラのせいにする訳には出来ませんが、どのカメラも万能ではなく使い分けるしかないですね。重いデジイチよりもコンデジですが、遠景なら望遠ズームのTX2、花のマクロ撮影ならTG4、その間がRX100M3とどれか一台を選択するしかないですね。今回は花が主体なのでTG4を持ってくるべきでしたが、再生ボタンの戻りがよくないので最近は携行せず。既に一度サービスセンターでスイッチボタンを交換してもらいましたが・・・もう7年近く使っているので、思い切って最新のTG6に買換える時期かもしれません。
天狗池(天狗の庭)まで上って初期の目的である花散策が出来ました。
今回は山頂に立つことが出来ませんでしたが、久しぶりに山らしい山歩き、森林浴、新鮮な空気、雰囲気を味わいメンタル面でもリフレッシュ出来ました。
火打山、次回があるならもう一度山頂までチャレンジ出来ればと願っています。
参考まで: 過去の火打山行記事