深田久弥が選んだふるさとの山 荒島岳 [百名山歩き]
4月28日 GWは GO WEST。 最初のターゲットは福井県の百名山 荒島岳です。
東海北陸道の白鳥ICで下りて、九頭竜ダム横を抜けると勝原スキー場が登山口へのアクセスです。
(白鳥ICから途中まで無料区間ですが、コンビニ等の店は一軒もありませんので、必要なものは途中SAで仕入れておくことをお奨めします。 勝原スキー場駐車場は2か所ありかなりの台数が停められそうです。 トイレ・水道あり。)
今回辿ったコースログ
駐車場は標高345M、荒島岳山頂は1,523Mと標高差が約1,200Mあり。 距離は約4.5KM。
平均の登坂勾配は15°以上の上りが続くことになる。
これは昨年苦戦した妙高山の距離と登坂勾配に匹敵する。
百名山のなかでは低山のクラスだが、決して楽なコースではなさそうである。
(記録されたコースログをみても、よどみのない急勾配が続いています。)
スキー場(駐車場)から舗装された林道を直登。 ここでぶっ飛ばすと後が堪えそうなのでゆっくりスタート。
舗装路が終わると右折した細い林道になる。 再び左折し・・・
荒島岳への稜線が見えだしますが、本峰は奥のようです。
林道を更に登るとスキーリフトの支柱と滑車の残骸がある。 この直ぐ先に登山口の標識があります。
ここから登山道らしくなりますが、道がずっとぬかるんでいます。
しかも急登が続きます。 泥んこ道で、スパッツをつけて正解でした。
標高935Mの白山ベンチからは、白山が見えますが上部は雲で覆われています。
ブナの原生林を縫って標高をあげて行きます。 シャクナゲ平の手前から登山道も雪。
急登を登りきると一面雪のシャクナゲ平。 かなたには白山も見える。
荒島岳への稜線もずっと雪に覆われている。 小休憩し、ここから軽アイゼンを着けることにした。
ここから鞍部にくだると佐開からの道が合流、ここからピークらしき峰が3つほど見える。
多分荒島岳は一番奥だろう。 ここからの登りも決して楽ではない。 風も出てきた。
難しいところはなく、慎重に足を運べばよいが、 腐る雪の一歩手前シャーベットのような登りにくい急斜面もある。 思ったよりキツく時間がかかり、 簡単には登らせてくれない。
ニセピーク、 前荒島岳を超えると頂上への最後のアプローチ。
木も岩もない頂上、 風は突き刺さるように吹き抜けて寒い。 1,523Mの低山だが北陸の山は侮れない。
頂上からまず目につくのは 日本三大霊峰のひとつ、やはり白山だ。(左が白山、右が別山)
天気は良いが風が強い。 でも期待外の好展望。 背後は能郷白山?
頂上には地蔵尊と社がある。 社はエビの尻尾状態の氷結。
賽銭箱の尻尾を割って賽銭(百名山は100円玉)を入れて安全登山祈願。
下りは雪のシャーベット化が進み、泥んこ道が続く。 転んだら悲惨だ、ゆっくりと下る。
最後のストレートな舗装路の下りも不快。 駐車場に着いたらホットした。 (笑)
順番待ちで登山靴、アイゼンとストックを水道の水で洗います。 ズボンを拭いている方もいます。
コース上難しいところはほとんどないが、歩きやすさということではこの勝山コースは決して快適なコースとは云えないかもしれない。 尾根筋ながらシャクナゲ平まではあまり展望はない、
この山の適期は残雪がしまっている4月上旬から中旬迄か、澄んだ秋の紅葉の季節のように思います。
梅雨前頃から大量のブヨが発生する、また夏は暑いようで 積極的に登る時期ではないかもしれません。
山頂は開かれた好展望、日本海も望める、残雪の稜線も悪くはない。
まあまあの天気に恵まれたのはラッキー、そうでなければ印象は違ったものになりそうです。。
曇天やガスっていても、それなりの雰囲気を醸し出す山もありますが、
この山は登る時期の選択 と 天気に恵まれること が必須であるように思えます。
百名山としての評価はかなり分かれそうです。
下山の後は、大野にある日帰り温泉へ。 大野盆地から見る荒島岳。
こうして麓から見てみると端正な山。 シャクナゲ平から3つのピークを越えていった稜線と頂を振り返るのは感慨深い。
荒島岳という山は、深田久弥の日本百名山を読むまで知らなかった。
福井は深田久弥氏の母のふるさとで、同氏が学生時代を過ごした地であったようである。
いわば思い入れのある ふるさとの山であったかもしれない。
<私のコースタイム>
勝原スキー場 6:19 勝原登山口 6:54 シャクナゲ平 8:28
荒島岳 9:51【上り3:32 休憩含む】~10:39
シャクナゲ平 11:31 勝原登山口 12:34 勝原スキー場 13:01【下り2:30 休憩含む】
次回は 更に GO WEST、 山陰のあの山へ。
東海北陸道の白鳥ICで下りて、九頭竜ダム横を抜けると勝原スキー場が登山口へのアクセスです。
(白鳥ICから途中まで無料区間ですが、コンビニ等の店は一軒もありませんので、必要なものは途中SAで仕入れておくことをお奨めします。 勝原スキー場駐車場は2か所ありかなりの台数が停められそうです。 トイレ・水道あり。)
今回辿ったコースログ
駐車場は標高345M、荒島岳山頂は1,523Mと標高差が約1,200Mあり。 距離は約4.5KM。
平均の登坂勾配は15°以上の上りが続くことになる。
これは昨年苦戦した妙高山の距離と登坂勾配に匹敵する。
百名山のなかでは低山のクラスだが、決して楽なコースではなさそうである。
(記録されたコースログをみても、よどみのない急勾配が続いています。)
スキー場(駐車場)から舗装された林道を直登。 ここでぶっ飛ばすと後が堪えそうなのでゆっくりスタート。
舗装路が終わると右折した細い林道になる。 再び左折し・・・
荒島岳への稜線が見えだしますが、本峰は奥のようです。
林道を更に登るとスキーリフトの支柱と滑車の残骸がある。 この直ぐ先に登山口の標識があります。
ここから登山道らしくなりますが、道がずっとぬかるんでいます。
しかも急登が続きます。 泥んこ道で、スパッツをつけて正解でした。
標高935Mの白山ベンチからは、白山が見えますが上部は雲で覆われています。
ブナの原生林を縫って標高をあげて行きます。 シャクナゲ平の手前から登山道も雪。
急登を登りきると一面雪のシャクナゲ平。 かなたには白山も見える。
荒島岳への稜線もずっと雪に覆われている。 小休憩し、ここから軽アイゼンを着けることにした。
ここから鞍部にくだると佐開からの道が合流、ここからピークらしき峰が3つほど見える。
多分荒島岳は一番奥だろう。 ここからの登りも決して楽ではない。 風も出てきた。
難しいところはなく、慎重に足を運べばよいが、 腐る雪の一歩手前シャーベットのような登りにくい急斜面もある。 思ったよりキツく時間がかかり、 簡単には登らせてくれない。
ニセピーク、 前荒島岳を超えると頂上への最後のアプローチ。
木も岩もない頂上、 風は突き刺さるように吹き抜けて寒い。 1,523Mの低山だが北陸の山は侮れない。
頂上からまず目につくのは 日本三大霊峰のひとつ、やはり白山だ。(左が白山、右が別山)
天気は良いが風が強い。 でも期待外の好展望。 背後は能郷白山?
頂上には地蔵尊と社がある。 社はエビの尻尾状態の氷結。
賽銭箱の尻尾を割って賽銭(百名山は100円玉)を入れて安全登山祈願。
下りは雪のシャーベット化が進み、泥んこ道が続く。 転んだら悲惨だ、ゆっくりと下る。
最後のストレートな舗装路の下りも不快。 駐車場に着いたらホットした。 (笑)
順番待ちで登山靴、アイゼンとストックを水道の水で洗います。 ズボンを拭いている方もいます。
コース上難しいところはほとんどないが、歩きやすさということではこの勝山コースは決して快適なコースとは云えないかもしれない。 尾根筋ながらシャクナゲ平まではあまり展望はない、
この山の適期は残雪がしまっている4月上旬から中旬迄か、澄んだ秋の紅葉の季節のように思います。
梅雨前頃から大量のブヨが発生する、また夏は暑いようで 積極的に登る時期ではないかもしれません。
山頂は開かれた好展望、日本海も望める、残雪の稜線も悪くはない。
まあまあの天気に恵まれたのはラッキー、そうでなければ印象は違ったものになりそうです。。
曇天やガスっていても、それなりの雰囲気を醸し出す山もありますが、
この山は登る時期の選択 と 天気に恵まれること が必須であるように思えます。
百名山としての評価はかなり分かれそうです。
下山の後は、大野にある日帰り温泉へ。 大野盆地から見る荒島岳。
こうして麓から見てみると端正な山。 シャクナゲ平から3つのピークを越えていった稜線と頂を振り返るのは感慨深い。
荒島岳という山は、深田久弥の日本百名山を読むまで知らなかった。
福井は深田久弥氏の母のふるさとで、同氏が学生時代を過ごした地であったようである。
いわば思い入れのある ふるさとの山であったかもしれない。
<私のコースタイム>
勝原スキー場 6:19 勝原登山口 6:54 シャクナゲ平 8:28
荒島岳 9:51【上り3:32 休憩含む】~10:39
シャクナゲ平 11:31 勝原登山口 12:34 勝原スキー場 13:01【下り2:30 休憩含む】
次回は 更に GO WEST、 山陰のあの山へ。
遠征ですねぇ~~~。
関東の人間にはなかなか行けない山域ですね。
by 山子路爺 (2013-05-09 00:27)
最後の急登はかなりきつそうですね。
雪が腐ると疲労も増したことでしょう。
でも白山の眺めは素晴らしいですね。
快晴が大いに味方したようです。
お疲れ様でした。
by tochimochi (2013-05-09 07:04)
素晴らしい展望ですね。
飯綱山のピークに雰囲気が似ているなと思いました。
遠出されましたね。
次は?(^^)
by nousagi (2013-05-09 11:21)
スキー場って歩き難いですよね。
以前夏に志賀高原の山を登った時に大変でした。
スキーではあっという間に下りてしまう斜面なのに(笑)
白山が素晴らしいですね。
by kuwachan (2013-05-09 12:20)
雪の荒島岳良い景色ですね~憧れますが・・私なら雪は良い良い帰りは恐い~かな?
Jetstream777 さんのGWではJR西日本のコマーシャルみたいですね・・笑)
次号予告、山陰に百名山はあそこ1つですからね~ひろたんさんが冬眠する所!
広島大、けん玉研究会<だまけん>が夏季合宿する所でもありますが・・爆)
by OJJ (2013-05-09 18:27)
関東の人からすれば荒島岳は百名山の中でも分かりにくい山、馴染みのない山ですよねえ。山頂までの標高差1200mもあるんですか!これはこれは楽には登れないですよねえ~。
それに関東の人からしたら白山は滅多に拝めない山で、もし見れたらちょいと感動します。
しっかし行動力ありますよ。見習わねば。
by Terry (2013-05-09 20:33)
お疲れ様でした。
次は、伯耆大〇ですか ・・・。 ^^;
今の時期の日本海側の低山は未だ雪を残して良い雰囲気を保っていますね。
この時期に、日本海側を片付けようとする選択は、鋭いですね! ^^
by のら人 (2013-05-09 23:01)
素晴らしい展望!!
雪が・・・
素敵です。歩いてみたい・・・
by ひろたん (2013-05-10 01:25)
おぉ~、遠征されたのですねぇ。
お疲れ様です。お天気にも恵まれて素晴らしい眺望です。
次回はあそこですか。
叔父の別荘があったので、夏になるとよく行っていました。
この時期はどんななのだろう・・・
by よしころん (2013-05-10 06:49)
ようこそ遠路お出で下さいました。 荒島岳は大日ヶ岳近くの山小屋から夕日と共に眺める山です。近年100名山の名前で人が多くなってきましたね。
by SammyTajima (2013-05-10 11:05)
こんばんは^^
この時期の残雪のある山は登りにくいでしょうね。
やはり的期は秋でしょうかしらね。
しかしお天気が良かったのが何よりですよ。眺望がすばらしい。
これ、日帰りなさったのかしら?(@@
by mimimomo (2013-05-10 20:42)
山子路爺 さん、 関東からはちょっと遠いですが、思い切って出かけました。 !(^^)!
tochimochi さん、 上りはまだ雪がしまっていましたが、標高グラフをご覧いただく通りよどみない勾配の登りは最後に効いてきます。(笑) でも、晴天化の雪の稜線歩きは悪くないです。
nousagi さん、 頂上からの展望は全方位オープンで、楽しめました。 !(^^)!
低山ですが、日本海に近い新潟や頸城の山に通ずるよさを感じました。
kuwachan さん、 スキー場の坂はストレートで歩きにくいですね。 下りは最悪です。 (笑) 白山はまだ真っ白な雪が全域で、眺めるのはいいです。
by Jetstream777 (2013-05-10 21:42)
OJJ さん、 シャクナゲ平からの雪の稜線はいい景観ですが、キツイです。 (笑)
次の山、正解です。ひろたんさんの縄張りです。!(^^)!
Terry さん、 低山なのに標高差があります。白山は北アルプス裏銀座から見えますが 夏は見分けにくいようです。 行動力はありません、思い切りだけです。 (笑)
のら人 さん、 この時期はまだ雪の深い東北やアルプスは、私には立入禁止区域です。(笑) 梅雨から初夏前は、頸城や新潟の山はまだ残雪がありますが、天気が意外に良い時があり狙い目です。 日本海側の低山は今月後半からは暑くなり、ムシが出てくるんで今頃しかないでしょう。
by Jetstream777 (2013-05-10 21:43)
ひろたん さん、 荒島岳はそちらからは車で3時間くらいで来れるんじゃないでしょうか? ひろたんさんなら、厳冬期でもいけそうです。 でも自己責任でおねがいします。 (笑) 3月下旬が一番いいかもしれませんね。
よしころん さん、 ここの山は好天に登らないと良さが実感できないでしょう。 梅雨前からはブヨが多く出現するようです。 次の山、次回記事お楽しみ?にしてください。
by Jetstream777 (2013-05-10 21:43)
SummyTajima さん、麓から見ると荒島岳は端正ですね。 深田久弥が能郷白山と比べて、気品がある山として、荒島岳を選んだと書いていますね。 次の機会は白山、大日ヶ岳も行ってみたいですね。
mimimomo さん、 締まった残雪なら、却って上りやすいと思います。 秋もいいでしょう。 但し晴天の日。 11月なら好天の確率も高いでしょう。
日帰り? 無理ですよ。(笑)
by Jetstream777 (2013-05-10 21:45)
この荒島岳は関東からのアクセスがイマイチ・・・
他の山との兼ね合いでもなかなか足が伸びませんし、
長期休暇でも何だかもったいない感じがしてまいます。
でも、この記事を読ませていただき頭でシュミレーションはできました。
いつか歩く日のために・・・です。
by hide (2013-05-10 23:34)
関東周辺の大と違い登山者はすくないのでしょうか
記事からは、あまり人の姿が感じられません
by koh925 (2013-05-11 13:41)
hide さん、 我が家から荒島岳登山口も勝山までは約420KM、休み休み無理せず半日がかりで着きました。 ですから、登るからにはある程度まとめて一挙に登った方がいいと思います。 四国、九州、北海道の山は空路を使った方がいいですが、このあたりは車で巡った方が効率的です。
koh925 さん、 他の百名山に比べて、登山者は少ないようです。 やはり百名山の中でもマイナーな山なんでしょうか? その分、静かに歩けます。
by Jetstream777 (2013-05-11 14:45)