小池新道から双六小屋へ

先月9月19日～20日の山行記事です。

＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊ 　9月19日

9月も暑さは続くが、晴れの日は長く続かないですね。前日から後立山へ山仲間と行く予定でしたが天気も雨で山行は取り止め。19日～20日はほぼ晴天は確実のようなので急遽、小池新道を歩いてみたくなりました。新穂高の駐車場に前夜半に到着し、車中泊。5時に起きる予定でしたが7時起床、8時に出発しました。平日なのに駐車場はすべて埋まっていました。新穂高からは縦走される方が多いためか数日間の駐車もあり空スペースもあまりありません。

朝霞のなかからわさび平小屋が現れてきました。駐車場から約1時間半弱の林道歩きはウォームアップには長すぎで退屈なコースです。

ほどなくすると小池新道入口。空も晴れてきました。ここから左俣谷を離れて秩父沢出合、シシウドヶ原まで2時間20分ほど。シシウドヶ原からは急登がはじまるし気温も上昇しペースダウン。

13時過ぎに鏡池に到着。雲間からは槍ヶ岳、ここにくるとなぜかほっとします。

ズームの最望遠側で撮ってみました。パソコンで原寸サイズでみると槍ヶ岳の山頂の人影まで確認できます。槍ヶ岳を周辺から眺めるなら多分ここ鏡平が一番近いかもしれません。

鏡平小屋で30分ほど休憩、ドリンクを補給して小屋を経ちます。

乗越への急登が続きます。展望が開けたところから鏡平を見下ろします。

弓折乗越までほぼ1時間、14時25分に到着。（トップの写真）

展望が一気に開けます。ここから双六小屋までの稜線が小池新道のハイライト、ここは急がずゆっくりと景色を楽しみながら歩きます。

稜線の東側は槍ヶ岳～穂高岳を眺める大展望。表銀座側からの槍～穂は午後になると日陰でシルエットになってしまいますが、ここからは午後の日差しで山肌がくっきり見えます。

左俣谷側から双六谷側へ登山道が移っていくと寒い風が吹き上げ秋のきざしを感じます。赤い屋根の双六小屋が見えてきました。正面には鷲羽岳、水晶岳、右は野口五郎岳が視界に入ります。

左には今回の山歩きのゴール、双六岳です。

本日の宿、双六小屋はもうすぐ。

16時前にようやく到着。双六小屋から携帯電話は繋がると思ってましたが、通じません。私のスマホは格安のＮＴＴ系回線です。通ずるのはなんとホワイト犬のみ、小屋ではＷｉＦｉも使えるようです。山ではホワイト犬はつながらないという定説ですが・・ちょっと意外。双六岳、樅沢岳へそれぞれ20分ほど登れば電波が入るそうですが、また登るなんて面倒ですので小屋の公衆電話から小屋へ着いたことを家人へ伝えました。山渓さん、最近の各社の山の通話状況をチェックしてほしいですね。スマホもタブレットもＮＴＴ系回線ですが、ホワイト犬の縄張りが増えているならせめて片方のタブレットのシムはＳＢ系回線に切り替えるのが賢明かもしれません。

双六小屋の夕食は今回も天ぷら、山では温かい食べ物がいいですね。部屋は別館の6人部屋で4名、他の3名の方はそれぞれ雲の平や裏銀座へあと2泊されるようです。お天気は翌日までしか持たないとの予報なんでどうエスケープされるか腐心されていました。今回は幸いにも、同部屋にはイビッキーも居ずゆっくり休めました。

翌日は双六岳へ登って、小池新道を戻ります。

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コメント 16

いいところですね。昔、山登りをしていた頃、このコースを検討したことがありますが、横浜からの距離が遠すぎて断念しました。
by takenoko (2019-10-25 19:41) 

おはようございます＾＾
良いお天気の時にこう言う山登りが出来るのは素晴らしい！　山を知り尽くしていらっしゃいますね＾＾ｖ
by mimimomo (2019-10-26 06:57) 

鏡池に映る景色も綺麗ですね！
山を登るのも気持ちが酔いですね。
by ma2ma2 (2019-10-26 15:35) 

林道だけで1時間半近く歩くんですね。
其れにしても途中の景観は抜群で
歩いた甲斐がありそうです。
by g_g (2019-10-26 17:06) 

この夏、あの槍に登ったんだなぁ〜と、ちょっと遠い目で思い返していますww
そうそうココから槍を見てみたい！今年雲ノ平ツアー参加を考えていたのですが、
本気なった頃にはツアーが消滅していました(^^;;
来年送りのお山が増えていて、もろもろ大丈夫か？？？と今から心配しています（笑）
by achami (2019-10-26 21:38) 

鏡平からの槍は圧巻ですね。
槍穂の稜線も青空に映えて素晴らしい。
双六小屋までの道はそれとは対照的にほっとします。
上手く晴天を捉えて歩かれましたね。
小屋での一夜もゆっくり眠れて翌日もすっきり歩かれたことでしょう。

by tochimochi (2019-10-26 22:19) 

イビッキーがいない？？？
それは素晴らしい小屋泊でしたね。とても珍しい。＾＾；
by のら人 (2019-10-27 12:13) 

貴重な晴れ間の登山でしたね！自分なら鏡池で槍穂見てビール飲んで終了です。
ああ～今年は秋晴れが少ない！

by kazeneko (2019-10-27 17:47) 

鏡池からの鑓ケ岳、絶景ですね～大展望も夢みたいです！お天気を確実に選べるJetさんが素晴らしい～
by ＯＪＪ (2019-10-28 10:13) 

新穂高の駐車場が平日でもいっぱいになっているって凄いですね。
５月の末に行った時にはまだまだ山の上は残雪があったからかもしれませんがガラガラ状態でした。
by kuwachan (2019-10-29 12:53) 

takenoko さん、松本から峠越えで平湯～新穂高温泉までは遠いです。トンネルが出来たとは云え片側１車線、十分需要と振興が見込まれる路線なんで高速道路をつくってほしいです。

mimimomo さん、とにかくお天気がいい日しか登らないと徹しています。(笑)　それでも曇ったりするときもあるんで天気予報はズレることもあり。今年はスッキリした青空での登山は少ないです。山を知り尽くしたなんて過分なお言葉、いまだ素人登山の域のままです。

ma2ma2 さん、鏡池の風景を楽しみに登られる方はおおいですね。ここまでくれば気分爽快です。!(^^)!

g_g さん、１時間半も林道歩きしなければ登山口に行けないなんて、ひどいルートです。(笑）更に登山口から３時間以上で鏡池、これで曇っていたらがっくりです。
by Jetstream (2019-10-29 16:27) 

achami さん、雲の平は私も行ったことがありません。小屋は３泊になるんで雲の平は多分訪れる機会はもうない？でしょう。我々の年代に入ると年々山は遠ざかりますが、achamiさんにとっては山は逃げません。楽しみは急いで消化することなかれ。

tochimochi さん、槍から谷を隔てた主な稜線の中では鏡池からが多分一番近く見えるポジションだと思います。ズームアップすると槍の山頂に人影が見えます。双六までの登山道は稜線で爽快でした。下山日は天候が下り坂に向かい翌日からの三連休は良くない天気予報でした。雨の間隙をついての登山でした。ラッキーです。

のら人　さん、平日の木曜日。開いていた部屋もあったようでまず混んでなくて隣のスペースは空。イビッキーの方、顔つきや体形でなんとなくわかります。（笑）
by Jetstream (2019-10-29 16:28) 

kazeneko さん、きつかったら鏡平で泊まってのんびりするつもりでしたが、双六まで足を延ばしてよかったです。

ＯＪＪ　さん、　鏡池までならまで行けますよ。まだ働いていますし雑事もありますので天気は容易に選べません。笑）7daysSundayが来ることを楽しみにしています。

kuwachan さん、新穂高からの登山者は日帰りよりも縦走泊の方が多いんで空きスペースも限られているんじゃないかと思います。夏～秋の週末だったら停めるのは困るでしょうね。
by Jetstream (2019-10-29 16:29) 

登った人でなければ見られない素晴らしい景色を見せていただいて、いい気分になっています。乗鞍は学生時代の初めての旅の思い出の地です。
by JUNKO (2019-10-29 21:12) 

JUNKO さん、こんばんは、乗鞍は次回の写真にも出てきます。３千Ｍまで行けますので、天空感に浸られたでしょう。いい思い出は残りますね。!(^^)!
by Jetstream (2019-10-29 23:06) 

鏡池と槍ヶ岳、定番ですがやはりいいですね。何度訪れたか…。
by asa (2019-11-02 16:23)