アーレ・ゴルジェ

ブリエンツ湖の東、マイリンゲンにあるアーレ・ゴルジェ（峡谷）へ行ってきました。

7月5日

この日は天気予報通り、午前中はにわか雨でした。山歩きにでかけても展望は期待できませんので、雨が止んだ午後はマイリンゲンのアーレゴルジェを歩いてきました。

正午過ぎの列車でマイリンゲンへ。途中にあるブリエンツで多くの方が下車します。ここはブリエンツ・ロートホルン鉄道の蒸気機関車で有名ですが、韓国の方が多いです。彼らの行先は「愛の不時着」を辿って、ブリエンツ湖の埠頭から遊覧船であの「ギースバッハ」へ、さらに「イゼルトヴァルト」に向かうんでしょう。

列車はアーレ川沿いの東にある街、マイリンゲンへ。途中、山峡から幾筋もの滝が流れていました。

マイリンゲンで、Zb(Zentralbahnlineie)線に乗り換えます。マイリンゲンとインナートキルヘンの区間を運航する私鉄ですが、モダンな車両で快適です。

Zb線はアーレ川沿いを東進しAareschlucht West（西駅）で下車。インターラーケン東駅で乗車してから約45分と速いです。

アーレ川に架かる歩道橋を渡り、右岸を数百メートル歩くとアーレ渓谷（Aareschluchit/Gorge)の入口があります。

13時頃ですが、入口前にある公園で昼食をとってから入場。入場料は＠CHF10-（パスで2割引き）。

マイリンゲンとインナートキルヘンの間にあるアーレゴルジェは長さ1,400メートル、渓谷の深さは200メートルに及ぶ渓谷。

アーレ川はベルナー山群東部のアーレ氷河（グリムゼル峠付近）を水源とします。マイリンゲンからブリエンツ湖～インターラーケン～トゥーン湖に注ぎ、ベルンからビール湖を経てジュラ山脈沿の裾野を北東へ、コブレンツ湖まで流れるスイスで一番長い川です。

入口から渓谷沿いの遊歩道を進むとほどなくトンネルがあります。急にシャワー雨があったり、晴れ間が見えたりと猫の眼天気です。渓谷の流れで水しぶきもありそう、雨具を着けて歩くことにしました。

西から東へアーレ川を上流へ歩くことになりますが、ほぼフラット。東にも入口があり、双方向可能ですが道幅が狭いところもあり混雑時は一方通行の方がいいですね。

遊歩道の原型はなんと千百年ほど前に造られたそうですが、観光客でも歩きやすいように、トンネルがあり、手摺、階段が設置されています。

遊歩道といっても、切立った石壁に橋が架けられている場所が多く、見る側の視点でうまく演出されています。

なみなみと流れ下る氷河の水、うすく青みがかった乳白食。

トンネルに壁穴をあけてあるところも何カ所かあります。

ゴルジェを形成する壁もアートな感じ、

いろんな表情が見れます。

狭いゴルジェの間に日が射しています。

実は入口から出口まで、ジンバルカメラで動画撮影しました。動画でアップしようかと思いましたが４５分以上と余りにもデーが重く、私のパソコンではバッファーが入りっぱなしで、掲載用に編集できそうもありません。

残念ですが、今回は写真をアップしますので流し見してください。

小雨が降ったりやです。　

最期は上り。アーレ川の先にはインナートキルヘンの集落が見えるようです。

スロープを上がっていくと

出口（東口入口、こちらからも入場出来ます）。西口からここまでほぼ1時間。

ここから東駅Aareschlucht Ostに下ります。

アーレ川の吊り橋

吊り橋からのアーレ川、左上に見える建物は東口。

東駅は吊り橋の奥（トンネル）

アーレ渓谷東駅。西駅とインナートキルヘンの区間はトンネルになっています。トンネル駅で列車停止ボタンを押しておくと、列車はトンネル駅で停車し、プラットホームへのドアが開きます。

アーレゴルジェ西口～東駅までのログ

マイリンゲン駅のひとつ手前の駅、アルプバッハで下車することにしました。・・・続く

タグ：Aareschlucht Aare Gorge アーレゴルジェ Meiringen メイリンゲン Innertkirchen インナートキルヘン

コメント 15

恐ろしいところですね！
写真を見ただけでも膝がガクガクしそうです。
by 斗夢 (2023-08-09 04:53) 

素晴らしい渓谷ですね。行かないと体験できない！
私には岸壁の細い歩道は怖くて歩けません(＾◇＾)
by acconomugi (2023-08-09 07:17) 

日本では、お目に掛かれない素晴らしい景色です。
長く記憶に残ることでしょう。
by ファルコ８４ (2023-08-09 10:09) 

これは、なかなか見事な光景ですね。
韓国人そうかヨーロッパに行ってるのですね。
日本には、そんなに来てないようだから
どこへ行っているのかと思えな。
ウォンが強くなってきていうるのでしょうかね？
羨ましいですね。
by 八犬伝 (2023-08-09 10:12) 

千百年前！その頃は「遊歩道」目的ではなかったのでしょうが（笑）…

by トモミ (2023-08-09 11:01) 

凄いところにしっかりとした通路が作られていますね。
ゴルジュと言えば、棒ノ嶺を思い出しますが(^^;)
スケールが違いますね。
by nousagi (2023-08-09 13:22) 

拙ブログへのコメントありがとうございます。
確かに大手航空会社の＜マイル＞はコスパが悪くなりましたね。
僕が＜マイル＞を利用していた時は国内何処へも15000マイルで往復できました。
by johncomeback (2023-08-09 19:38) 

こんな水平道が1100年も前に作られていたとはびっくりです。
整備されていて安心して歩けそうですね。
遠景を見て黒部の下の廊下を思い出してしまいました。
水が白濁していると思ったら氷河からの流れだったんですね。

by tochimochi (2023-08-09 21:58) 

切り立った岩が迫力満点ですね！手摺があるので安心ですが(^^ゞ
列車停止ボタンを押しておくとプラットホームへのドアが開くシステムも面白いですね。
by kuwachan (2023-08-10 05:42) 

白く濁った氷河の川、切り立った渓谷
観光客の服装を見ると、やはり冷えるんでしょうね
見てるだけ涼しさを感じます
by koh925 (2023-08-10 13:50) 

アーレ・ゴルジェ（峡谷）この高さ、この水量、チラ見しただけで背筋がゾクゾクしますね～（〇玉がチジミ上がります・・）
この水は最後は何処へ行くのでしょうね？？
by ＯＪＪ (2023-08-10 21:58) 

凄いところにいらしたのですね。怖い気もしますが氷河の川の乳白色色をこの目で見たいものです。
by JUNKO (2023-08-10 22:08) 

訪問戴きありがとうございます。
連日猛暑が続いてますが、御覧戴き一涼になれば幸いです。
by Jetstream (2023-08-12 12:49) 

斗夢　さん、　切れ込んだ渓谷、スリリングに見えるかもしれませんね。

accoomugi さん、　これほど鋭く削られた渓谷は驚きです。舗道は整備されていますが、細いところもあります。

ファルコ８４　さん、　そうですね、日本ではこれほどの規模のゴルジェはないでしょうね。　印象が刻まれます。

八犬伝　さん、　いろんな表情があり、見所が十分です。Kウォンも欧米通貨に対して安含みですが、韓国の経済成長率は日本より高いし海外志向が高いでしょう。観光客の多くは若い世代が多そうです。

トモミ　さん、仰る通り、目的は？です。　交易用ではなさそうですし。それにしてもこんなところによく造りましたね。
by Jetstream (2023-08-12 16:38) 

nousagi さん、　ゴルジェといえば私も棒の折山を思い起こします。
グランドキャニオンに比べれば、ここもスケールが小さい。

johncomeback さん、　マイルの交換率が悪くなった上需要が多い時期は更に悪化。使いどころが難しくなりました。もうマイルよりもディスカウントやセーバーで買った方がいいかもしれません。

tochimochi さん、　黒部渓谷もそうですね。ここは山道ということでなく川沿いの遊歩道、手摺もあるので安心でした。ただ川沿いでシブきもあり滑りやすいとことが要注意です。ゴルジェのあるところは神秘感ありますね。

kuwachan さん、　トンネルの無人駅で、面白いです。!(^^)!
なかなか歩きごたえのある遊歩道でした。

koh925 さん、　ここは水しぶきもあり涼しいです。一涼になれば幸いです。

ＯＪＪさん、　最後はコブレンツ湖からライン川へ、北海に流れ出るのでしょう。
迫力満点のゴルジェです。!(^^)!　(笑)

JUNKO さん、　氷河から流れ出る水はブルーっぽい乳白色、「氷河粒」が混ざっているようです。
by Jetstream (2023-08-12 16:39)