変化とスリル、 乾徳山(山梨・奥秩父) [二百名山]
9月29日 岩場の連続、最後は頂上直下の杖棄岩、 ほぼ垂直な20Mの岸壁。
週末は台風接近なので遠出はヤメ。 比較的近場の山梨・乾徳山にでかけました。
早朝4時に自宅を出発。 中央道勝沼ICで下りて、徳和の登山口バス停駐車場には6時すぎ。
コンビニに寄った時間を省くと2時間弱と思ったより早い。
土曜日なのに駐車場には10台ほどのみ。 あまり人気がない山なのか?
この山は他の方よりもお奨め戴き、かねてより登ってみたい山のひとつでした。
身支度をして6:35にバス停を出発。
乾徳山登山口入口を7:00通過。
ここから見通しがなく、薄暗い沢にそって登っていく。
1時間ほど過ぎて林道にでる。 林道を横切り ここから急登になりチョットキツイ。
やや緩やかになると錦晶水にでる。 8:25
ここはしっかり水が出ているが、 補給することもないので素通り。
登山道を何かが横切る。 3匹の鹿だった。
ゆるかで視界が開けた登山道になり、 乾徳山が見える。
ここから見ると、岩場はあまりないようだが・・・
8:40国師ヶ原に到着。
ここが分岐の十字路。
ススキの間を尾根に向かって進みます。 振り返れば、富士山、南アルプス。
尾根をすすむと月見石。 ここは道満尾根からの道が合流。
扇平の標識を過ぎると、岩場になってくる。
ストックをザックに装着し、 マーカーを確認しながら岩場を登り、抜けていく。
このあたりまでは、楽しい岩場であるが、
ひげスリ岩からクサリが出てくる切り立った岩場は慎重に進む。
西側は切れ落ちているので、 どちらかというとより東側を進みたいが、西側しか巻いてない部分あり。
ここから立て続けにクサリ場。
クサリが2本ある旗立岩。
ここを過ぎると 迂回路の標識がある。
その先を見上げると 約20Mと云われる垂直に近い岩壁 杖棄岩。
迂回路は右手から巻いていきますが、直登します。 (笑) 順番待ちです。
脚を置くところのない下部はクサリに頼らざるを得ないが、
上部は三点支持でも登れる。 クサリは万が一の為。
意外にあっさりと登れてしまった。
上から覗いたら、これは垂直に近い。 ここは下りれません。 (笑)
10:10 上がったところが乾徳山頂上2,031Mです。(乾徳山は2百名山。)
ところが、なぜかハエで一杯。 長居はできない。
とりあえず、その場に居合わせた方と写真を撮りあい、 少し低い北峰に移動し昼食。
富士山、南アルプスが遠望できる。
奥秩父の山々が見える。 金峰山の尖った五丈岩も目視できる。
ランチも終え、ガスが掛かってきたので下山開始。
GPSの地図はカシミール3Dから切り取ったもの。 頂上から西側の道にでる破線ルートが載っていた。
北峰で西側を覗き、他の方と頂上北から直下降ルートなんてありえないでしょう なんて笑って話していました。
北側の水のタルで折り返して西側の道で戻るつもりであったが、
標識が”国師ヶ原・高原ヒュッテ”と書いてあったので、そこで左折。
ここは直降ルートの急坂だ。 どうも、笑って話していた破線のルートに入ってしまった。 失態!
ピンクテープはあるが、道らしい道はない。 ほとんど木に掴まって下りざるを得ない。
こんな破線のところを登ってくる人はまずいない。 バリエーションをやっている人くらいしか登らないであろう。
下りかかった以上、もう下るしかない。 ひたすら、慎重に下るしかない。
(写真を見てみたら、”迂回新道”と書いたあった。)
20分ほどでどうやら西側の道に合流したようだ。 国師ヶ原の十字路に向かう。
高原ヒュッテの前で、 往路に見た3匹の鹿がいた。
国師ヶ原で錦晶水経由の下山道は通らず、直進し 道満尾根コースで下山します。 12:00
途中、扇平からのルートに合流する分岐にでるまではフラットな歩きやすい道です。
そこから程なく、大平林道脇にでますが、そこから尾根部分を下って行きます。
この尾根は明るく、爽やかな風が通るので、助かります。
道満山を経て徳和集落のバス停まで戻りました。 13:30
今日は私が一番早く下山したようです。 朝半分空いていた駐車場は満車となっていました。
この山は登山道の下部が退屈ですが、 錦晶水~国師ヶ原~扇平~頂上は変化に富んだコース。
なかなか登りごたえのある山です。
***今回はコンデジのみ。 切れ味のない写真ですがご容赦を。 ***コースの写真はヤマレコに掲載http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-228910.html
週末は台風接近なので遠出はヤメ。 比較的近場の山梨・乾徳山にでかけました。
早朝4時に自宅を出発。 中央道勝沼ICで下りて、徳和の登山口バス停駐車場には6時すぎ。
コンビニに寄った時間を省くと2時間弱と思ったより早い。
土曜日なのに駐車場には10台ほどのみ。 あまり人気がない山なのか?
この山は他の方よりもお奨め戴き、かねてより登ってみたい山のひとつでした。
身支度をして6:35にバス停を出発。
乾徳山登山口入口を7:00通過。
ここから見通しがなく、薄暗い沢にそって登っていく。
1時間ほど過ぎて林道にでる。 林道を横切り ここから急登になりチョットキツイ。
やや緩やかになると錦晶水にでる。 8:25
ここはしっかり水が出ているが、 補給することもないので素通り。
登山道を何かが横切る。 3匹の鹿だった。
ゆるかで視界が開けた登山道になり、 乾徳山が見える。
ここから見ると、岩場はあまりないようだが・・・
8:40国師ヶ原に到着。
ここが分岐の十字路。
ススキの間を尾根に向かって進みます。 振り返れば、富士山、南アルプス。
尾根をすすむと月見石。 ここは道満尾根からの道が合流。
扇平の標識を過ぎると、岩場になってくる。
ストックをザックに装着し、 マーカーを確認しながら岩場を登り、抜けていく。
このあたりまでは、楽しい岩場であるが、
ひげスリ岩からクサリが出てくる切り立った岩場は慎重に進む。
西側は切れ落ちているので、 どちらかというとより東側を進みたいが、西側しか巻いてない部分あり。
ここから立て続けにクサリ場。
クサリが2本ある旗立岩。
ここを過ぎると 迂回路の標識がある。
その先を見上げると 約20Mと云われる垂直に近い岩壁 杖棄岩。
迂回路は右手から巻いていきますが、直登します。 (笑) 順番待ちです。
脚を置くところのない下部はクサリに頼らざるを得ないが、
上部は三点支持でも登れる。 クサリは万が一の為。
意外にあっさりと登れてしまった。
上から覗いたら、これは垂直に近い。 ここは下りれません。 (笑)
10:10 上がったところが乾徳山頂上2,031Mです。(乾徳山は2百名山。)
ところが、なぜかハエで一杯。 長居はできない。
とりあえず、その場に居合わせた方と写真を撮りあい、 少し低い北峰に移動し昼食。
富士山、南アルプスが遠望できる。
奥秩父の山々が見える。 金峰山の尖った五丈岩も目視できる。
ランチも終え、ガスが掛かってきたので下山開始。
GPSの地図はカシミール3Dから切り取ったもの。 頂上から西側の道にでる破線ルートが載っていた。
北峰で西側を覗き、他の方と頂上北から直下降ルートなんてありえないでしょう なんて笑って話していました。
北側の水のタルで折り返して西側の道で戻るつもりであったが、
標識が”国師ヶ原・高原ヒュッテ”と書いてあったので、そこで左折。
ここは直降ルートの急坂だ。 どうも、笑って話していた破線のルートに入ってしまった。 失態!
ピンクテープはあるが、道らしい道はない。 ほとんど木に掴まって下りざるを得ない。
こんな破線のところを登ってくる人はまずいない。 バリエーションをやっている人くらいしか登らないであろう。
下りかかった以上、もう下るしかない。 ひたすら、慎重に下るしかない。
(写真を見てみたら、”迂回新道”と書いたあった。)
20分ほどでどうやら西側の道に合流したようだ。 国師ヶ原の十字路に向かう。
高原ヒュッテの前で、 往路に見た3匹の鹿がいた。
国師ヶ原で錦晶水経由の下山道は通らず、直進し 道満尾根コースで下山します。 12:00
途中、扇平からのルートに合流する分岐にでるまではフラットな歩きやすい道です。
そこから程なく、大平林道脇にでますが、そこから尾根部分を下って行きます。
この尾根は明るく、爽やかな風が通るので、助かります。
道満山を経て徳和集落のバス停まで戻りました。 13:30
今日は私が一番早く下山したようです。 朝半分空いていた駐車場は満車となっていました。
この山は登山道の下部が退屈ですが、 錦晶水~国師ヶ原~扇平~頂上は変化に富んだコース。
なかなか登りごたえのある山です。
***今回はコンデジのみ。 切れ味のない写真ですがご容赦を。 ***コースの写真はヤマレコに掲載http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-228910.html
タグ:乾徳山
変化とスリルを好む・・・。 JETさんも「その道?」に近づいていますね。^^;
乾徳山の岩場も決して易しいレベルでは無い筈ですが、スイスイの模様。
これは大いに期待!ですね。(何を?(苦笑))
晴れれば富士山も綺麗なんですが、この鹿が大問題ですね。可愛いんですが、全然逃げないですし。扇平分岐辺りの植生は鹿の食害で酷いものです。可愛そうですが、減らさないと拙いかな、と思います。
by のら人 (2012-10-01 00:06)
1999年に登ったことがあります。頂上直下の垂直鎖場は・・・・・
裏へ回りました。変化に富んだ山だったと記憶してます。
by takenoko (2012-10-01 03:50)
おはようございます。
凄いところを登られましたね。上から撮ったお写真迫力があります。
やはり富士山は見事ですね。その姿に見入ってしまいます^^
by kuwachan (2012-10-01 07:06)
最後の鎖はなかなかですねぇ♪
慣れた人でないと大変そうだ。
帰りまでスリルを味わわれた
ようで、お疲れさまでした。
by ken_trekking (2012-10-01 07:46)
おはようございます^^
お疲れ様でした。
乾徳山には登った覚えがあるのに覚えているのは、兎に角岩場が多かったこと。
一枚目や四枚目のお写真のところと、下を見ると何にもないところの岩に足を掛けて
身体を反転させたところ(^^
今調べてみたら1998年9月5日に登っています。忘れるはずだわ。
スリルに富んだ山ですが、楽しめましたでしょ^^
by mimimomo (2012-10-01 08:47)
乾徳山、なかなか評判良いですよ。「乾徳山は面白い」と2~3回は聞いたことがあります。と言うオラも数年前ですが登りました。頂上直下の岩場、面白い所ですよねえ。必死の思いで登った記憶があります。
頂上はハエだらけとは・・・・・・オラもハエやアブ、ブヨって大嫌いですよ。コイツらがいるとのんびりできないですよねえ。
by Terry (2012-10-01 08:55)
膝の悪い私には無理です、残念。
ではまた、ありがとうございました。
by PopLife (2012-10-01 11:32)
ブログを読んでいたら、久しぶりに乾德山に登りたくなりました。
近くて良い山ですよね。
by 山子路爺 (2012-10-01 11:51)
よく聞く名前のお山ですね。
縦に登る鎖場はまだいいのですが、とにかく切り立ったトラバースが怖いです・・・
近寄らないようにします ^^;
by よしころん (2012-10-01 16:22)
えっ? 鹿鍋?
しかたがないですかね・・・。
たぶん、同じコースを
ヨレヨレになって歩いた記憶があります。
岩陰にさいていたサクラソウのような花が可愛くて
ほっと一息つけたことを覚えています。
秋の紅葉もまたいいんでしょうね。
by nousagi (2012-10-01 18:00)
徳和から登りましたが、月見岩をすぎたクサリ場の手前でヒョウが降ってきて、下山しました。(無念)
その一年後後、大平牧場からリベンジ。
私のプロフィールの写真はその時の乾徳山の岩場です。
私の場合、最後の岩場は鎖を使わないと登れませんでした。
帰りはJetと同じ国師ヶ原・高原ヒュッテへのルートを通り泣きそうでした。
大平牧場のおばさんの話では、この下山ルートを歩く人はあまりいないそうです。
by ロバ (2012-10-01 20:22)
この山は登ったことがあるはずなのですが、岩場の記憶が全くありません??
絶好の富士の展望台ですね。
>意外にあっさりと登れてしまった
クライミングジムに通った成果でしょうか ^^
>下りかかった以上、もう下るしかない
慎重なJetさんに変化の兆しが・・・バリエーションの道に近づいていますね ^^
by tochimochi (2012-10-01 20:28)
これはもう山登りでは無く、岩登りですね~ 6時間半の戦いだ~
写真からはまだ十分な余裕が感じられますね。下りが恐いOJJの感想ですが・・。
by OJJ (2012-10-01 21:41)
のら人 さん、 自分の器量をわきまえて登ります。(笑)
鹿は一見愛らしいのですが、ご指摘の通り、とにかく食べまくって、食い尽くしている感じです。 地域ごとに自然界でのバランスが狂うと、問題ですね。 共生というのは難しいですね。 でも自然界のバランスをいちばん狂わしているのは人間なんでしょう。
takenoko さん、 いろんな表情をみせる山ですね。あの鎖も適宜取り替えているのでしょう。 天候が良くなければ、あの壁は登れませんね。
kuwachan さん、 奥秩父の山からは、富士が良く見えます。 難点は富士が逆光でシルエットになってしまいます。
by Jetstream777 (2012-10-01 22:44)
ken_trekking さん、 スリルがあります。私の前に2名登られるところをみて、どこが安全なのかなと観察。 手足をかける段がない下部は、岩のクラックに足を入れるしかないですね。
mimimomo さん、 mimimomoさんの登山歴はすごいですね。ひたすら、跡を辿らさせていただきます。 人気がないと思ったんですが、コメントされた皆さんが結構登っています。 やはり山好きな方には人気があるんですね。 その訳は登ってわかりましたよ。!(^^)!
by Jetstream777 (2012-10-01 22:45)
Terry さん、 乾徳山、願わくば初めの林道までがショートカットされれば、人気がでるでしょう。 扇平からのコースは楽しめますね。 あの垂直に近い壁で何人かなくなっているようです。
PopLife さん、 写真だけでも拝見いただきありがとうございました。 !(^^)!
山子路爺 さん、 爺様も登られたんですね。 山梨百名山の中でも、トップ10には入る
でしょう。 奥秩父のなかでは屈指の名山と思います。
by Jetstream777 (2012-10-01 22:48)
よしころん さん、 山登りの山です。 ここはぜひ一度登ってください。 慎重に取付け
ば難なく登れます。 私も高所恐怖症です。
nousagi さん、 ここの鹿は可愛い顔して、草を食べつくしています。 クマも出没するようですね。 帰路の急坂下りには参りました。
ロバ さん、 乾徳山は縁があるんですね。 あの垂直な壁の下部は鎖を使わないと無理です。 (笑) 山頂からの西への直下降は厄介ですね。
大平牧場から入ると、大幅にショートカット出来そうですね。 いい情報いただきました。
by Jetstream777 (2012-10-01 22:49)
tochimochi さん、 私も同様のことがあります。 あそこは昔一緒に登ったんだといわれても、記憶がとんでる山があります。 剣岳は20歳の時に登ったのですが、先輩に脚と手の置き場所を指示してもらったことと恐怖感だけが記憶に残り、頂上の記憶がおぼろげです。
こんな程度の岩場はなんとかなりますが、高所のキレットなんかは無理です。 (笑)
バリエーションは興味はありますが、藪漕ぎだけは御免です。(笑) 諸先輩の領域にはOFF LIMITです。 お任せいたします。^^^^^
OJJ さん、 岩場は最後の上りの1時間ほどです。 下りのコースは岩場でなく林間の急降下ルート。 木につかまらないと下りられませんでした。 やはり破線コースでした。
”迂回新道”なんて記載は止めてほしい。 ”回避新道”とすべし!
迂回新道の写真は一枚もありません。(笑) まったく余裕なし。
by Jetstream777 (2012-10-01 22:56)
ここは、登りたい山の一つです。面白そうですね。
by テリー (2012-10-02 11:54)
最後は立派なクラッククライミング・ルートですね…(笑)
ボルダリングトレーニングが役に立ったのでは?
by Umi-Bozu (2012-10-02 20:18)
あの垂直の壁を登るのは勇気と体力がいりますね。
by takaki-i (2012-10-02 20:44)
1枚目の写真は
登ってみたいなんて思ってしまいました^^
この山はクライミングの所みたいですね
by ひろたん (2012-10-02 21:32)
スリルにとんだ山なんですね
若い頃ならチャレンジできたでしょうが、今は見てるだけ
気持ちはあっても足がついてきません、拝見するだけで満足です
by koh925 (2012-10-03 08:36)
ほぼ垂直な鎖場は、写真を見ているだけでビビリます!やはり高所恐怖症な自分に山登りは無理だなあと思うのでした。
by opas10 (2012-10-07 11:52)
秩父なのにこんなスリルのある山があったんですね。
行ってみたい。
by CARRERA (2012-10-07 12:00)
テリーさん、 登山口は勝沼ICから30分以内?なので近いですよ。 ちょっといい山みつけたという感じです。 !(^^)!
umi-bozu さん、 私は小学校レベルの7級ですので、初心者です。 (笑)
ボルダリングは役に立ちますが、油断禁物と肝に銘じています~
takaki-i さん、 よほど重いザックでなければ、クサリで登れますよ。 !(^^)!
by Jetstream777 (2012-10-07 16:50)
ひろたんさん ひろたんさんなら、多分あの縦のクラックだけで登れてしまうでしょう。 面白い山です。
koh925 さん、 皆さんが面白い山とお奨めあり、乗せられて登ってきました。 !(^^)!
opas10 さん、 私も高所恐怖症です。 (笑) ホント!です。
carrera さん、 低山の割には、楽しめる山です。
by Jetstream777 (2012-10-07 16:58)
近くていい山なんですね。
早速、行きたい山リストに登録しておきました。(^_^)
by 元山陽ちとせ (2012-10-07 20:14)
20Mの岸壁、迫力ありますね。
垂直な岸壁は遠慮したい場所です^^;
by joyclimb (2012-10-22 22:05)
元山陽ちとせ さん、 ここは近くて楽しめる山です。
jyclimb さん、 クサリがしっかりついてますので、登れますよ!
by Jetstream777 (2012-10-23 00:17)