乾徳山Ⅱ 大平高原より [二百名山]
11月9日 奥秩父の岩山、乾徳山へ (約2週間前です)
10月中旬の白馬岳山行以来、エキサイティングな山登りから遠ざかっている。
といっても、もう南北アルプスは厳しい時期で手が出ない。
11月に入り 北奥千丈岳、 奥白根山と気を抜いた楽々ハイクが続き、幾分空疎感がある。
もう少しチャレンジスピリットを奮い立たせる山に行こう!
岩場のある乾徳山を思い出した。
初回は徳和(乾徳公園)から銀晶水~月見岩ルートで上り、山頂から西に下って国師ヶ原にでて、道満尾根を下った。
今回は大平高原から道満尾根分岐に上がり、月見岩への直登尾根をつたって月見岩に出るルートで登ってみることにした。
大平高原への林道入り口は勝山方面から徳和への分岐を過ぎ、トンネルを抜けて三富小学校を過ぎたあらりにあるが、わかりにくい。
大平荘まで細い林道が延々と続く。 舗装されてはいるが、狭い道路なので夜間走行は止めた方が良さそうです。
大平荘に有料の駐車場があり、もう何台も停まっています。 「この先駐車場はありません」との掲示。
登山口はこの先にありますので、先に進みます。 ここから未舗装ですが、そんなに悪い道ではありません。
乾徳山登山口の標識を通り越し数百メーター進むと、駐車場はありませんが駐車スペースはあります。
路肩に3~4台停められる駐車スペースが設けられています。 但しここで転回は出来ません。
更に数百メーター進んだところに転回できるスペースがあり、 ここで転回して駐車スペースに停めました。(昭文社の地図にP表示してあるところです。)
地図でみると標高1,400M。 ここから山頂まで標高差はわずか600Mです。(徳和登山口駐車場は830M)
結局このコースも最短のショートカットコース。
8時半過ぎに出発。
登山口の標識まで行く途中に、林道の支線?があったのでそこから登ることにしました。
さらにその小道の途中に道満尾根に直登できるような跡があったので、入ってみました。
ところが、急登になり道跡は細くなり消えていきます。 途中鹿の落し物が続いているのに気づきました。
入ってはいけないケモノ道でした。 (笑) 幸いブッシュはないものの、急斜面です。
GPSで確認してみると、道満尾根分岐の方向に真直ぐ進んでいるようなので、四苦八苦しながら登っていきました。
後でGPSのログを見てみたらジグザグの登山道の直ぐ近くを2カ所ほど辿っていたようですが気がつかず。
方向はピッタシでしたが、分岐に出るまでに25分ほどかかってしまいました。
9:00 道満分岐から月見岩までの尾根は落葉した木々で見通しの良い明るい尾根。
ふり返るとあのお山が雲上に。
月見岩まで誰一人として会うことなく、静寂のなかの山歩きです。
月見岩 9:40 から扇平へ。 ここからがこの乾徳山のハイライトですが、 人が多い。
岩場が次から次へ出てきます。
髭剃り岩。 ちょっとあの間は狭くて通れない。
最初登った時は幾分恐怖感があったが、 2度目の今回はあまり感じない。
カニの横這い
三点支持で登ります。
大きな一枚板を越えなければなりません。
この間を抜けていくと、ハシゴを下ります。
2番目のクサリ場。 右側を登ればクサリはつかまなくても登れます。
最後の杖棄岩が見えました。 右端がクサリ場です。
下の部分。 岩の割れ目につま先を入れて登りますが、 ここはクサリに頼らざるを得ません。
杖棄岩 - その名の通り、杖を棄てなければ登れません。
上部には手がかり、足がかりがいくつもあり クサリは補助にして登ります。
山頂へは10時半過ぎ、約2時間の登りです。
迂回路で下りて、 空荷でもう一度杖棄岩を登ってみました。
遠景は霞んで見えませんが
富士山だけは雲上にポッカリと浮かんでいます。
11時過ぎに下山。
見下ろすと徳和側沿いの渓谷が紅葉。
月見岩のあたりも草紅葉。
道満尾根分岐からは、’登山道’をおりる。
登山口には12:50に到着。
以下が歩いたトラックです。 しっかり歩いたという印象が残る徳和ルートに比べると、楽々ルートです。
次回は、奥秩父・佐久に隣接する西上州の山行記事となります。
10月中旬の白馬岳山行以来、エキサイティングな山登りから遠ざかっている。
といっても、もう南北アルプスは厳しい時期で手が出ない。
11月に入り 北奥千丈岳、 奥白根山と気を抜いた楽々ハイクが続き、幾分空疎感がある。
もう少しチャレンジスピリットを奮い立たせる山に行こう!
岩場のある乾徳山を思い出した。
初回は徳和(乾徳公園)から銀晶水~月見岩ルートで上り、山頂から西に下って国師ヶ原にでて、道満尾根を下った。
今回は大平高原から道満尾根分岐に上がり、月見岩への直登尾根をつたって月見岩に出るルートで登ってみることにした。
大平高原への林道入り口は勝山方面から徳和への分岐を過ぎ、トンネルを抜けて三富小学校を過ぎたあらりにあるが、わかりにくい。
大平荘まで細い林道が延々と続く。 舗装されてはいるが、狭い道路なので夜間走行は止めた方が良さそうです。
大平荘に有料の駐車場があり、もう何台も停まっています。 「この先駐車場はありません」との掲示。
登山口はこの先にありますので、先に進みます。 ここから未舗装ですが、そんなに悪い道ではありません。
乾徳山登山口の標識を通り越し数百メーター進むと、駐車場はありませんが駐車スペースはあります。
路肩に3~4台停められる駐車スペースが設けられています。 但しここで転回は出来ません。
更に数百メーター進んだところに転回できるスペースがあり、 ここで転回して駐車スペースに停めました。(昭文社の地図にP表示してあるところです。)
地図でみると標高1,400M。 ここから山頂まで標高差はわずか600Mです。(徳和登山口駐車場は830M)
結局このコースも最短のショートカットコース。
8時半過ぎに出発。
登山口の標識まで行く途中に、林道の支線?があったのでそこから登ることにしました。
さらにその小道の途中に道満尾根に直登できるような跡があったので、入ってみました。
ところが、急登になり道跡は細くなり消えていきます。 途中鹿の落し物が続いているのに気づきました。
入ってはいけないケモノ道でした。 (笑) 幸いブッシュはないものの、急斜面です。
GPSで確認してみると、道満尾根分岐の方向に真直ぐ進んでいるようなので、四苦八苦しながら登っていきました。
後でGPSのログを見てみたらジグザグの登山道の直ぐ近くを2カ所ほど辿っていたようですが気がつかず。
方向はピッタシでしたが、分岐に出るまでに25分ほどかかってしまいました。
9:00 道満分岐から月見岩までの尾根は落葉した木々で見通しの良い明るい尾根。
ふり返るとあのお山が雲上に。
月見岩まで誰一人として会うことなく、静寂のなかの山歩きです。
月見岩 9:40 から扇平へ。 ここからがこの乾徳山のハイライトですが、 人が多い。
岩場が次から次へ出てきます。
髭剃り岩。 ちょっとあの間は狭くて通れない。
最初登った時は幾分恐怖感があったが、 2度目の今回はあまり感じない。
カニの横這い
三点支持で登ります。
大きな一枚板を越えなければなりません。
この間を抜けていくと、ハシゴを下ります。
2番目のクサリ場。 右側を登ればクサリはつかまなくても登れます。
最後の杖棄岩が見えました。 右端がクサリ場です。
下の部分。 岩の割れ目につま先を入れて登りますが、 ここはクサリに頼らざるを得ません。
杖棄岩 - その名の通り、杖を棄てなければ登れません。
上部には手がかり、足がかりがいくつもあり クサリは補助にして登ります。
山頂へは10時半過ぎ、約2時間の登りです。
迂回路で下りて、 空荷でもう一度杖棄岩を登ってみました。
遠景は霞んで見えませんが
富士山だけは雲上にポッカリと浮かんでいます。
11時過ぎに下山。
見下ろすと徳和側沿いの渓谷が紅葉。
月見岩のあたりも草紅葉。
道満尾根分岐からは、’登山道’をおりる。
登山口には12:50に到着。
以下が歩いたトラックです。 しっかり歩いたという印象が残る徳和ルートに比べると、楽々ルートです。
次回は、奥秩父・佐久に隣接する西上州の山行記事となります。
おはようございます^^
懐かしい岩場。1998年に登っていますが、杖棄岩と言うのかな~枯れ木が未だにあるのですね^^ わたくしの写真にもあります。
大平牧場から登り徳和に下りています。リュックが閊えそうになる細い所を通った記憶があります。楽しいお山ですよね^^
by mimimomo (2013-11-22 06:41)
改めてみると、イワイワの山でしたね。
すっかり忘れてしまっています。
徳和渓谷、ずいぶん綺麗に見えますね。(^^)
by nousagi (2013-11-22 16:40)
mimimomo さん、 15年前に登られたんですね。 mimimomoさんも多分絶好調だったと察します。
乾徳山 チョット スリリングで楽しい山です。 杖棄岩の左から登れそうですが、 途中で立ち往生し引き返す人がいました。 大平からは近いですね。
nousagi さん、 乾徳山から西沢渓谷まで縦走する方も要るようですね。 丁度陽が差して、キレイに見えました、 でも上の方はご覧のようにガスって、霞んで期待した展望が拝めませんでした。 最近イワイワに嵌っていらっしゃるようですね。 ここは程々でいいです。 (笑)
by Jetstream777 (2013-11-22 19:04)
ずいぶん昔なので忘れてしまっていますが、岩場が多い山ですね。
>チャレンジスピリットを奮い立たせる山に行こう!
お気持ちは分かります。岩場のルートを歩くと実感が有りますよね。
by tochimochi (2013-11-22 19:06)
tochimochi さん、 丁度いいほどほどの岩場ですが、2度目なのか、最初に受けたスリリングな印象は後退。 でも、これからは凍結すると危ないですね。 次回はもう少し先の黒金山まで脚を延ばしてみたいです。
by Jetstream777 (2013-11-22 19:18)
西上州の前に「けんとくさん」でしたか。 ^^
紅葉が綺麗ですね。
この辺はほんと鹿が多く、しかし自然保護のための鹿駆除は南アが優先のため未だ対策が施されていません。困ったものです。 ^^;
西上州は、空母ですか? それとも新たな岩峰ですか? ^^
by のら人 (2013-11-22 20:16)
のら人さん、 前回銀晶水やヒュッテのあたりには我が物顔の鹿が一杯で、植生が破壊されていますね。 可哀想だけど、駆除しないと自然体系が変質しますね。
次回の山は西上州の山と云われていますが、場所は佐久の山なのかな。
by Jetstream777 (2013-11-22 20:36)
ポッカリと山頂を覗かせていた富士山、歌のとおりでしたね(笑)
高いところから眺めた紅葉が綺麗ですね。
山のたかいところは既に冬の気配でしょうか。
by kuwachan (2013-11-22 22:47)
一度、徳和から登りましたが、頂上手前の岩場しか覚えておりません。こんなに岩場があったかな?
by takenoko (2013-11-23 06:10)
こんなところにも”カニの横這い”があるのですか!
このコースは非常に楽しそうですね。本家のカニを富山まで食べに行く前に行ってみようかなぁ。
それにしても精力的に登られていますね。駐車場と登山口の情報が詳しいので参考になります。
by makiwarikun (2013-11-23 06:51)
イワイワに横ばい・・・(><)
あんまし好きじゃないですぅ~~
たまに近くを通りますが、やはりやめておきます(笑)
by よしころん (2013-11-23 08:08)
いい山だなあ。
一度登ってみたい。
by asa (2013-11-23 08:40)
岩場の“脇道”が魅力的ですね・・・(笑) 最近はそっちに目がいってしまいます。
by Umi-Bozu (2013-11-23 17:23)
ちょっとスリルのある岩場でしたね。
by テリー (2013-11-23 17:53)
おっ乾徳山だ!ずいぶんと前に行ったっきりです。面白そうですね。こういう岩場のスリルにちょいと心惹かれるのと、悪女にちょいと心惹かれるのと、同じ心境ですよ、きっと。そのうちだんだん引きずり込まれ、穂高や剣の岩壁や、池袋のキャバクラへ通うようになったら・・・・・・・すみませんバカな事書いてしまって。
by Terry (2013-11-23 18:19)
kuwachan さん、 もう山の紅葉は低山をのぞき、終わりました。 でも、登山道は落葉した木々は明るく見通しがいいんです。 個人的にはこの季節の登山道が気に入ってます。 !(^^)! 富士が見えたんですが、いまひとつスッキリしません。
takenoko さん、多分スイスイと駆け上がられたんで、印象にないんでしょう。 最後の杖を棄てて登る岩がこの登山道のハイライトでしょうが・・・
by Jetstream777 (2013-11-23 22:55)
makiwarikun さん、 天気がよくて、朝起きられれば毎週行きたいんですが・・ (笑)
あの細い岩場はクサリがありませんが、高度差がないんで怖くありません。
越前ガニ! 私も食べたいです、 ニンジンよりいいんじゃないですか。 私は鍋がいいんですが・・・ (笑)
よしころん さん、 怖い岩場は私もNGです。 でもここは程々のところで、きっと楽しいと思いますよ。 黒戸尾根はナイフリッジがあったんではないですか?
asa さん、 最初登った時はチョット怖気づきましたが、クサリ場は面白いです。 気をつけなければならないのは、一枚板の大岩。 あそこで転んだらヤバイです。
変化がある登山道で、いい山です。 !(^^)!
by Jetstream777 (2013-11-23 23:07)
Umi-bozu さん、 クサリ場の左ですか? 多分問題なく登られるでしょう。 でもロープで確保されてお願いします。 !(^^)!
テリー さん、 クサリ場よりも、崖になったところはチョット嫌です。 (笑)
Terry さん、 私は本当は岩場は好きでありませんが、ピークハントするために馴れておきたいと思います。 乾徳山程度の岩場ならそこそこ楽しめますが、 怖い岩場には惹かれません。 下界も含めTerry師匠にお任せします。 (笑)
by Jetstream777 (2013-11-23 23:18)
まさに岩山ですね
若い頃ならチャレンジしたい山ですが、今は見るだけです
by koh925 (2013-11-24 09:18)
壮大な岩場ですね~もとは火山でしょうか? こんな所には絶対に近づけません~
カニには近づきたいですが・・笑)
by OJJ (2013-11-24 10:15)
岩山ですね。
思わず登ってみたいなんて・・
楽しそうですよ^^
by ひろたん (2013-11-24 10:58)
おはようございます。
凄い岩山ですね。
富士さんが見えるのが良いですね^^。
by 海を渡る (2013-11-25 09:28)
もう一度行きたい山のひとつながら、ご無沙汰しっぱなしの乾徳です。
7年前の11月、快晴で気持ちのいい草紅葉の原っぱと、楽しい岩の
薄ぼんやりした記憶しかありません^^; 緑萌える頃行ってみようかな♪
by misato (2013-11-25 15:57)
高所恐怖症な僕には果てしなく高く感じると思います。
by hrd (2013-11-27 19:07)
岩山、下を見ると足裏がムズムズしてきます・・・
雪や雨が降った後の凍結、怖いですね。
by g_g (2013-11-27 21:13)
一度太平荘から登ってみたいと思っていました。
駐車スペースの事など参考にさせていただきます。
by 山子路爺 (2013-11-27 21:37)
koh925 さん、 迂回路もありますが、のんびりとハイキング気分で歩ける近くの西沢渓谷なんかが良さそうですね。
OJJ さん、 多分ここは火山ではなさそうです。 あの狭い岩場は段差がないのでカニばいは不要です。 OJJさんのトレーニングの岩場の山と同じくらいののレベルではないでしょうか。 カニの季節ですね。 (笑)
ひろたん さん、 ここは私のレベルでも楽しめます。 杖棄岩の登り、ひろたんならクサリは必要ないかも・・
by Jetstream777 (2013-11-27 23:08)
海を渡る さん、 イマイチの天気でしたが、 雲上にぽっかりと富士山。 ラッキーです。 !(^^)!
misato さん、 同じような季節に登られたんですね。 新緑の季節もいいかもしれませんね。 大平高原からだと、スゴーく楽です。 (笑)
hrd さん、 私も最初登った時は、チョット怖かったです。 (笑) 崖の端には地数来ません。
by Jetstream777 (2013-11-27 23:14)
g_g さん、 怖さと楽しさが入り混じりますね。
この山は冬の凍結時は厳しいでしょうね。
山子路爺 さん、 大平荘の駐車場は800円です。 私のように上の駐車スペースはショートカットになります。 駐車料金で帰りは塩山でお蕎麦かホウトウが食べられます。 !(^^)!
by Jetstream777 (2013-11-27 23:19)