天孫降臨した霧島・高千穂峰 [百名山歩き]
5月3日 霧島連山の南端、 高千穂峰1,574Mへ
神が地上に降り立ち、「天孫降臨」の第一歩をしるしたと云われる伝説の山。
南九州の山旅、最後の日です。
鹿児島を ”観光” しようと思っていましたが、GWでどこも混んでそうなので翻意。
霧島連山の 高千穂峰 に行ってみることにした。
*途中、桜島は霞んでいました。
霧島山は北端にある最高峰の 韓国岳(からくにだけ) を一昨年登っている。
日本百名山である霧島山は 霧島連山の総称であり 霧島の最高峰 韓国岳から高千穂峰まで 縦走すれば完璧に踏破したことになるが、近年の新燃岳の爆発で、両山の間にある山域へは入山禁止となっている。
高千穂峰 は二百名山に選ばれていて、 山の名前自体ロマンを感じる。
一般的には 韓国岳登頂 をもって”霧島山に登った”というように解釈されるようだが、 この高千穂峰を登っておけば、 「百名山霧島山」の南北の代表的なピークを名実ともに踏破したことになる。
*霧島神宮、 鳥居の右に見えるのは高千穂峰のようです。
また、上手くすればミヤマキリシマの早咲きが見られるかもしれない。
ホテルを7時にチェックアウト、高千穂峰河原 の駐車場には9時30分頃に到着。
やはりGWです、 ここも駐車場はほぼ満杯。
羽田へのフライトが16:30なので、 駐車場に戻るデッドラインを14:00に設定。
標準コースタイムは上り1:30、下り1:00 休憩を含め3時間~4時間。
天気はOKのようです。 この日はウエストポーチに最低必要なもの+350MLのお茶PETをいれ、
500MLのペットボトルをポーチに外付けして出発。
河原からの往復なら、サブザック程度で十分ですが、防風・防寒も兼ねてレインジャケットは持っていった方がいいでしょう。 登山靴は必須。
高千穂河原から鳥居をくぐって、約770年前に霧島神宮があったという 古宮址 まで参道を歩いていく。
ここが登山道入り口。 10:18 右の遊歩道を上がっていくと樹林にはさまれた登山道にでます。
石畳の登山道のわきには ミヤマキリシマ?(下山時聞きましたら、ミヤマキリシマとのこと。)
樹林を抜けると急な上り坂。 赤茶けた急斜面の溶岩砂礫の登山道。
溶岩部で岩の出ている部分を登っていくのがコツ。
斜面を登りきると、御鉢の稜線。 火口のあとが壮大です。
右手に火口を眺めながら 馬の背と呼ばれる火口縁を左周りで進みます。
北側をふり返ると 霧島連山、 霞んで期待していませんでしたので。
馬の背のピークの向こうは高千穂峰が迫ります。 東斜面は都城まで真直ぐに続く急峻なダウンスロープ、山容を引き立てている。
11:17 馬の背から脊門丘(鞍部)にザレた登山道を降りていくと霧島岑神社。
高千穂峰山頂への最後の登りが続きます。
この最後の上りは富士の須走のようで、 登りにくく結構キツイ。 また時折誘発する小さな落石に注意。
部分部分、木などでステップが作られているようですが 火山灰や砂礫で覆われてしまって 滑りやすい。
登山道の真ん中が砂で埋もれ 登山者は端をたどる。 両脇も崩れていくという 悪循環のパターン。
上りきると 広い山頂部、 天の逆鉾があるところが山頂1,574Mです。 11:41 上り1:23
迩迩芸命(ニニギノミコト)が天孫降臨したという伝えられる霊峰。
幕末の坂本龍馬とお龍は、高千穂峰に登ったそうです。 竜馬は南に桜島と開聞岳を眺め西郷との同盟を画し、 新しい日本への思いを馳せたのだろう。
霞んで南側の展望はほぼNG、 霧島連山は霞んではいるがなんとか見える。
虫も多い。 10分ほどで下山開始。 11:51
下りは須走りのように早く下れるが、 岩もあるので要注意。
登山者も次から次へと登ってくる。 伝説もあり、由緒のある山なのだが、 如何せん人が多すぎる。
入山者の多さと人為的に荒れた登山道はマイナスの印象であるが、 登山ルートのコース取りと景観は素晴らしい。 馬の背の歩きが爽快。 ミヤマキリシマが満開なら一帯はピンクに染まるでしょう、 そんな時期なら一層楽しいでしょう。
お鉢の下りの崖部分に ミヤマキリシマが咲いていました。
5月後半には一面に開花するようですが、 やはりまだ早いようだ。
でも、ほんの少し見れました。 12:39に古宮址 登山口に戻る。 下り 48分。
(ここの標準コースタイム、上り1:30は砂礫で脚をとられるので 結構キツイと思います。)
高千穂河原の駐車場からはお鉢が見えます。 縁の真ん中稜線奥に小さく見えるのが高千穂峰の頂上。
麓からの眺めも悪くないし、 馬の背からの景観とお鉢のスケールの大きさが印象に残ります。
韓国岳 はすっきりしない天気でもあったが、 火口縁にある▲はピークを踏破したという実感が希薄であった。 一方高千穂峰 は独立峰として視認できるし、天孫降臨伝説もあり 「日本百名山 霧島山」 のハンティングピークにふさわしいのかもしれません。 これから登られる方、 車なら一日で2山登れます。 登り比べてみてください。
多分、南九州の山は晩秋に訪れたら、 静かな歩き、 澄んだ青空での景観が楽しめるでしょう。
高千穂峰を見納めて、空港に向かいました。
搭乗ゲートの機体の翼越しには はからずも 高千穂峰を望めました。
神が地上に降り立ち、「天孫降臨」の第一歩をしるしたと云われる伝説の山。
南九州の山旅、最後の日です。
鹿児島を ”観光” しようと思っていましたが、GWでどこも混んでそうなので翻意。
霧島連山の 高千穂峰 に行ってみることにした。
*途中、桜島は霞んでいました。
霧島山は北端にある最高峰の 韓国岳(からくにだけ) を一昨年登っている。
日本百名山である霧島山は 霧島連山の総称であり 霧島の最高峰 韓国岳から高千穂峰まで 縦走すれば完璧に踏破したことになるが、近年の新燃岳の爆発で、両山の間にある山域へは入山禁止となっている。
高千穂峰 は二百名山に選ばれていて、 山の名前自体ロマンを感じる。
一般的には 韓国岳登頂 をもって”霧島山に登った”というように解釈されるようだが、 この高千穂峰を登っておけば、 「百名山霧島山」の南北の代表的なピークを名実ともに踏破したことになる。
*霧島神宮、 鳥居の右に見えるのは高千穂峰のようです。
また、上手くすればミヤマキリシマの早咲きが見られるかもしれない。
ホテルを7時にチェックアウト、高千穂峰河原 の駐車場には9時30分頃に到着。
やはりGWです、 ここも駐車場はほぼ満杯。
羽田へのフライトが16:30なので、 駐車場に戻るデッドラインを14:00に設定。
標準コースタイムは上り1:30、下り1:00 休憩を含め3時間~4時間。
天気はOKのようです。 この日はウエストポーチに最低必要なもの+350MLのお茶PETをいれ、
500MLのペットボトルをポーチに外付けして出発。
河原からの往復なら、サブザック程度で十分ですが、防風・防寒も兼ねてレインジャケットは持っていった方がいいでしょう。 登山靴は必須。
高千穂河原から鳥居をくぐって、約770年前に霧島神宮があったという 古宮址 まで参道を歩いていく。
ここが登山道入り口。 10:18 右の遊歩道を上がっていくと樹林にはさまれた登山道にでます。
石畳の登山道のわきには ミヤマキリシマ?(下山時聞きましたら、ミヤマキリシマとのこと。)
樹林を抜けると急な上り坂。 赤茶けた急斜面の溶岩砂礫の登山道。
溶岩部で岩の出ている部分を登っていくのがコツ。
斜面を登りきると、御鉢の稜線。 火口のあとが壮大です。
右手に火口を眺めながら 馬の背と呼ばれる火口縁を左周りで進みます。
北側をふり返ると 霧島連山、 霞んで期待していませんでしたので。
馬の背のピークの向こうは高千穂峰が迫ります。 東斜面は都城まで真直ぐに続く急峻なダウンスロープ、山容を引き立てている。
11:17 馬の背から脊門丘(鞍部)にザレた登山道を降りていくと霧島岑神社。
高千穂峰山頂への最後の登りが続きます。
この最後の上りは富士の須走のようで、 登りにくく結構キツイ。 また時折誘発する小さな落石に注意。
部分部分、木などでステップが作られているようですが 火山灰や砂礫で覆われてしまって 滑りやすい。
登山道の真ん中が砂で埋もれ 登山者は端をたどる。 両脇も崩れていくという 悪循環のパターン。
上りきると 広い山頂部、 天の逆鉾があるところが山頂1,574Mです。 11:41 上り1:23
迩迩芸命(ニニギノミコト)が天孫降臨したという伝えられる霊峰。
幕末の坂本龍馬とお龍は、高千穂峰に登ったそうです。 竜馬は南に桜島と開聞岳を眺め西郷との同盟を画し、 新しい日本への思いを馳せたのだろう。
霞んで南側の展望はほぼNG、 霧島連山は霞んではいるがなんとか見える。
虫も多い。 10分ほどで下山開始。 11:51
下りは須走りのように早く下れるが、 岩もあるので要注意。
登山者も次から次へと登ってくる。 伝説もあり、由緒のある山なのだが、 如何せん人が多すぎる。
入山者の多さと人為的に荒れた登山道はマイナスの印象であるが、 登山ルートのコース取りと景観は素晴らしい。 馬の背の歩きが爽快。 ミヤマキリシマが満開なら一帯はピンクに染まるでしょう、 そんな時期なら一層楽しいでしょう。
お鉢の下りの崖部分に ミヤマキリシマが咲いていました。
5月後半には一面に開花するようですが、 やはりまだ早いようだ。
でも、ほんの少し見れました。 12:39に古宮址 登山口に戻る。 下り 48分。
(ここの標準コースタイム、上り1:30は砂礫で脚をとられるので 結構キツイと思います。)
高千穂河原の駐車場からはお鉢が見えます。 縁の真ん中稜線奥に小さく見えるのが高千穂峰の頂上。
麓からの眺めも悪くないし、 馬の背からの景観とお鉢のスケールの大きさが印象に残ります。
韓国岳 はすっきりしない天気でもあったが、 火口縁にある▲はピークを踏破したという実感が希薄であった。 一方高千穂峰 は独立峰として視認できるし、天孫降臨伝説もあり 「日本百名山 霧島山」 のハンティングピークにふさわしいのかもしれません。 これから登られる方、 車なら一日で2山登れます。 登り比べてみてください。
多分、南九州の山は晩秋に訪れたら、 静かな歩き、 澄んだ青空での景観が楽しめるでしょう。
高千穂峰を見納めて、空港に向かいました。
搭乗ゲートの機体の翼越しには はからずも 高千穂峰を望めました。
こんにちは^^
高千穂の峰にも行かれたのですね。
新燃岳に登れなかったのが残念ですね。あそこのお鉢の中のエメラルドグリーンは美しいです。
しかし今はしょうがないですね。
あのザレた登山道は歩きにくいですよね。わたくしは登りより
鎖がきつかったです。脚が踏ん張れない(><;
by mimimomo (2014-05-16 10:41)
mimimomo さん、 入山規制が解除されれば、大浪池~韓国岳~中岳~河原と縦走したいですね。 でも、日本列島は活動期にあるんで、当分は解除されないでしょうね。 ><;;;
鞍部から山頂迄の登りは脚がとられてパワーが要りますね。><;
by Jetstream (2014-05-16 11:16)
次は高千穂ですか、九州の高山を制覇ですね
噴火は収まっているようですね、このあたりは車で巡ったことがあります
by koh925 (2014-05-16 19:24)
樹林帯と違い素晴らしい景観ですね、砂礫は足をとられて苦手です
ミヤマキリシマ満開の時もピンクに染まり感動ものですが蕾のある
ミヤマキリシマも捨てがたいです。
by g_g (2014-05-16 19:45)
おぉ!以前宮崎に滞在していた時に
行ったのですが新燃岳の噴火の後で
立入禁止でした・・・リベンジしたいです☆
by 獏 (2014-05-16 20:36)
koh925 さん、 車でえびの高原や高千穂河原まで行けば、山の雰囲気は十分味わえますね。 まだ火山規制レベル2で入れませんね。 残念です。
g_g さん、 樹林帯に覆われた感じとは異なったオープンな開放感もいいですね。
四季を通じて花が楽しめるようです。 ミヤマキリシマの満開時は素晴らしいでしょうね。
獏 さん、 新燃岳噴火の前に登られた方はラッキーですね。 後とは残念でしたね。
日本列島は活動期なので、警戒レベルが下がらないカモ・・ 私も縦走してみたいです。
by Jetstream (2014-05-16 21:00)
一気に3山登頂されましたか、効率的な山行計画はさすがJetさんです。
赤茶けた山肌の馬の背そして天の逆鉾は神代を思わせる光景ですね。
ミヤマキリシマが満開だったらもっと充実した山行になったことでしょう。
お疲れ様でした。
by tochimochi (2014-05-16 22:38)
数年前に鹿児島旅行のついでに登りました。12月だったのでもちろん山装備をしていきました。その前日が砂蒸しでした。この山は歩きにくかったです。
by takenoko (2014-05-17 04:40)
見るからに歩きづらそうな道ですねぇ。
お疲れ様でした。
ミヤマキリシマも見せていただきありがとうございます♪
by よしころん (2014-05-17 08:24)
さあ!残りは北海道の山々ですね。暇があればキャンピングカーをレンタルして一気に!なんて言うのは簡単ですが大変ですよね。
by Terry (2014-05-17 17:55)
tochimochi さん、 ありがとうございます。 2 +1 登れました。
高千穂峰、 天孫降臨伝説もあり 興味深い山です。 竜馬が逆鉾を抜いたという話もあります。 (笑) ミヤマキリシマ開花時期は壮観でしょうね。
takenoko さん、 12月なら砂蒸しは効いたでしょう。 !(^^)! 高千穂峰は寒さと風でキツかったと察しますが、しっかり備えられたようでよかったですね。 多分、すっきりとした展望楽しまれたでしょう。
by Jetstream (2014-05-17 20:38)
よしころん さん、 それぞれの山、楽しめました。 ありがとうございます。 ミヤマキリシマ、機会あれば見てきてください。 !(^^)!
Terry さん、 もともと百名山なんて夢物語と思っていました。 2年前シュミレーションしてみた時も私の力では92/100が限度。 まだまだ先は長いし、楽しみです。 でも、ますます難しくなっていくのが現実です。 勝手にカウントダウンしないでください。 (笑) マイペースで一座、一座登る、 それだけです。
by Jetstream (2014-05-17 21:04)
GWはどこも混雑しますよね。気候もいいですし仕方がないのですが、京都は桜や紅葉の時期より若干少な目でした。
ミヤマキリシマが満開の時はさぞかし綺麗でしょうね。
by kuwachan (2014-05-18 07:40)
帰宅当日まで無駄にしませんね。(^^)
かなりの人ですね、
これがミヤマキリシマ満開だったら
もっと混みこみなんでしょうか。
いい遠征でしたね。(^^)
by nousagi (2014-05-18 11:30)
韓国岳と高千穂峰の両方を登ってこそ霧島山に登ったと言えるのでしょうね。体力のない妻にとっても、ここならなんとか登れそうです。(宮之浦岳日帰りを無理と悟った妻は、現在避難小屋泊を模索しているようですが、どうなることやら…)
来週末に某資格試験を控えている私はここしばらく山に登れていませんが、受験日翌日に妻の体力測定を兼ねて筑波山に行くことになっています。
by makiwarikun (2014-05-18 12:24)
こんにちは^^
あらまぁ、鎖じゃない『下り』って書きたかったのに(><;
by mimimomo (2014-05-18 13:10)
霧島連山は新燃岳の噴火直前に行きました・・火口湖きれいだったですよ・・笑)
Jetさん、まさか竜馬みたいに逆矛を引っ張ってみたのではないでしょうね?
須走みたいな所で中学生の団体と一緒だったのでエライ目にあいました・・思い出)
by OJJ (2014-05-18 19:10)
kuwachan さん、 訪れた地元の方が、口をそろえて今年の連休の人出は少ないと。
でも、どこも人出が多いように感じましたが。 ミヤマキリシマの満開ときは、素晴らしいと登山者から聞きました。
nousagi さん、 お金と時間がない輩の宿命です。 (笑) 九州は食事もおいしいし、温泉も多いし また行ってみたいです。
makiwarikun さん、 前日夜に淀川小屋に泊まる。 (水と普通のトイレあります) そうすれば、翌日はかなり楽に日帰りできます。 試験勉強頑張ってください。
mimimono さん、 再訪ありがとうございます。 気にしない 気にしない。 !(^^)!
by Jetstream (2014-05-18 19:12)
OJJ さん、 山頂は虫が多く、 珍しく早々に退散しました。 新燃岳噴火前に行かれた方はラッキーですね。 火口湖を見てみたいですが、 入山禁止は長引くような気がします。 生徒の団体がいました。 中ほどの馬の背の行列です。
by Jetstream (2014-05-18 19:16)
高千穂山、一度登って見たいですね。
有名なだけあって、沢山の人が登っていますね。
by テリー (2014-05-19 00:18)
この場所はまだ行ったことがありません^^;
行きたいですね。
山頂は虫がおおい??
どんな虫ですかか。苦手ですよ。
by ひろたん (2014-05-19 06:17)
エネルギッシュですねぇ~~~
この辺りの山はなかなか行けないからなぁ~。
残すは北海道だけになったのでは?
by 山子路爺 (2014-05-19 08:50)
テリー さん、 南九州へ行かれたら登ってください。 伝説の山です。
ひろたん さん、 山頂の虫、 名前は分かりませんが、性質の悪い虫と思います。 これからの季節、 虫よけネットとスプレーが要りますね。
山子路爺 さん、 お金も時間もない私はまとめて登りたいですが、コツコツと登るしかないですね。 まだまだ山ほど残っています。 (笑) 一筆書きで南から北まで百名山を一気に踏破する方もいるんですが、 私はカメです。 (泣)
by Jetstream (2014-05-19 21:19)