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鶴寝山北尾根から大マテイ山へ [山歩き]

3月14日 この日は小菅の湯から鶴寝山北尾根を直登し、牛ノ寝通りから大マテイ山へ。

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週末の予報はまたもスッキリしないようです。 
前週辿り着けなかった牛ノ寝通り。 その東端の稜線を歩いてみることにした。
4月半ばになれば牛ノ寝通りの入口松姫峠まで小菅村から車で入れますが、まだ通行禁止である。
一般登山道で最短ルートは山沢沿い林道経由で牛ノ寝通り東端の中央部にでることになるが、東の鶴寝山と西の大マテイ山を別々に往復することになり効率が悪い。
「バリエーションハイキング」で”鶴寝山北尾根”ルートがあることがわかった。

小菅の湯→”鶴寝山北尾根”→鶴寝山→大マテイ山→モロクボ平→小菅の湯 と右回りの周回コースどりをすることにしました。 

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8:15 小菅の湯駐車場より出発。 
小菅の湯の前の道を西側へ、直ぐ左手の空き地にプレハブあり。(右の写真)
プレハブの奥に’小金もち工房”(野菜の加工場?小菅の湯で漬物も売っているようです。)の建物。 その左側を入っていく様だが網のフェンスがある。 この中は駐車場西側の’アドベンチャーフォレスト’(アウトドア体験)という施設である。 
準備中の施設の方に’鶴寝山北尾根の入口’をお聞きしましたら、 「駐車場西側沿いのチップウッドの道の先のようです。」 許可を得て施設内の道を通らせていただきました。 

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左の写真は駐車場から小菅の湯に向かう途中から北尾根を撮ったものですが、 物産館の右(西側)にアドベンチャーフォレストがあります。 施設の小屋の奥が取付きです。

(右の写真)アドベンチャーフォレストの道を通らさせて戴き、突き当りまで行くと北尾根の取付き地点です。
ふり返ってみると、駐車場は直ぐ下でした。  

ここから先は道がない超急登です。 雪があったらピッケル・アイゼンがなければ登れないでしょう。  
カメラはウエストポーチに入れて、登ることだけに集中。 
取り付き地点からやや凹になった斜面を直登してもいいんですが、私は右手をトラバース気味に登っていくことにしました。

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赤のラインが私の踏んだGPSのログです。
帰宅して「鶴寝山北尾根」で検索してみたら、 フェンスを左に回り込んで進むように書いてあるブログもありましたが、施設内の通行ですので許可を得て入った方がいいと思います。 (小金もち工房の左側からですと施設内を通らざるを得ません。) むしろ許可を得た上、駐車場西のアドベンチャーフォレストのハウスの横から取付ポイントに直行した方がいいと思います。
或いは小金もち工房のある空地の西側から、↓で描いた西側の支尾根から登る方法もありそうです。(東の支尾根に比べて勾配はやや緩やかで登り易そうです。)

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北尾根の末端まで登り切ります。 登ってきた小菅の湯の方向の写真(左)ですが、うまく急勾配の様が撮れてませんでした。 もう少し端に寄って撮れば急勾配の様子が表現できたでしょう。

ほどなくピンクテープがあったんで、 間違いなく北尾根の末端であることが確認できました。(右の写真)
尾根筋ははっきりしているので、 ここまで登ればあとは尾根を辿っていくだけです。 

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樹間から大菩薩峠に続く牛ノ寝通りの稜線が望めます。 
緩やかな尾根は明るく、藪漕ぎするところもありません。

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標高千メートルを超えると、雪が残っていました。

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炭焼き小屋でもあるのかな?と思ったら神社。 浅間神社奥の院のようです。  9:58

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奥の院から三角点のある小ピークを超えると鶴寝山北分岐にでます。 10:05

北尾根は「この先行き止まり」の表示。 (右の写真) 道は奥の院までということなんでしょう。
尾根の末端部分の登山道を整備すれば、いいコースになると思うんですが。。。。

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分岐から松姫峠と牛ノ寝通りの分岐に向かう。 ここから一般登山道ですが、ほとんど往来がなく斜面のトラバース道は痩せてしまっています。

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10:15 牛ノ寝通りの稜線にでました。  左は松姫峠、右は鶴寝山・大菩薩峠方面。

枯れた樹木の尾根は明るくて爽快です。 雪が残っていると思いましたが、このあたりはありません。

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鶴寝山山頂、 標高1,368M。  10:25~10:43   
「鶴寝山」といい「牛ノ寝通り」といい へんな名前。 この尾根は眠くなるのか?(笑)

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「関東の富士見百景」の標識がありますが、霞んで見えない!
唯一開かれた南面からは 雁ヶ原摺山が大きくみえて存在感はたっぷり。 
その左に富士山が見えるハズなんですが・・・

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牛ノ寝通りを西に向かいます。 ブナの巨木群のなかを進む。
妖怪のような巨木はファンタジーな雰囲気。

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山沢入りのヌタから大マテイ山の登りは雪が残っています。

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大マテイ山 標高1,409Mに到着。 11:32~11:47
このあたりの山域にはなぜか訳のわからないカタカナの山地名が多い。 不思議です。  
ここから棚倉小屋跡の分岐に向かいますが、この日初めて登山者に出会いました。

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12:03 分岐から大マテイ山の西側を巻いて下っていく。  大菩薩方面が望めますがガスっている。
このあたりで、二人目の登山者と交差。

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高指山からモロクボ平への下りでは奥秩父の主脈(金峰山、国師ヶ岳)、飛龍山、雲取山がおぼろげながら視認できます。

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北西側の日当たりの悪い痩せた道ですが、凍結箇所が結構あり。 アイゼンは着けた方がいいでしょう。
モロクボ平から樹林のつづれ折になった坂を下っていきます。

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山沢川に出ると、ほどなく小菅の湯に出ました。 13:22
タイミングよく? 小雪がパラパラと降ってきました。
雪見ながらの露天風呂、 ゆっくりと体を温めて帰宅の途につくことが出来ました。



地味な山域ですが、いろんなバリエーションがありおもしろそうです。
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コメント 22

斗夢

牛ノ寝通り、鶴寝山と面白い名前が付いていますね、由来があるんでしょうね。
大マテイ山のマテイはどんな意味なんでしょうね。
by 斗夢 (2015-03-20 07:30) 

kuwachan

登山道の出入口に温泉があるのがいいですね。
登ってひと風呂浴びて、充実感たっぷりだったでしょう^ ^
富士山は残念でしたね。最近スッキリしないお天気の日が多いです。
by kuwachan (2015-03-20 09:02) 

mimimomo

おはようございます^^
かなりマイナーな山でしょうか。持ち合わせの本を見てみましたが出ていなかった。
確かにカタカナの山名の多い所ですね。 雪もまだあって楽しめそうですね^^
by mimimomo (2015-03-20 09:06) 

よしころん

いつか牛ノ寝通りを経て大菩薩までとずっと思っているのですが、なかなか~^^;
大マテイ山も気になっていました。 様子を見せていただきありがとうございます。
このルートだと下山後温泉直行! いいですね~^^
by よしころん (2015-03-20 09:31) 

山子路爺

隣の松姫峠は単車でも車でも越えた事が有りますが……
このあたりを歩いた事は有りません……。

by 山子路爺 (2015-03-20 12:25) 

tochimochi

すかさずリベンジ、しかも周回ルートとはさすがです。
ここの富士見百景は晴れてれば見事でしょうね。
このあたりも中間の沢筋も含めればいろんなバリエーションが開拓できそうです。
一つ挑戦してみてはいかがでしょうか ^^


by tochimochi (2015-03-20 12:34) 

Terry

地図を見ましたがこれなら週末でも2~3人しか会わないでしょうねえ。世捨人の世界ですよ。
確かに地味なエリアですが、標高もそこそこ高い山があるし、かえって面白いかもしれませんね。それに車で行けば奥多摩のちょい先で近いし。
by Terry (2015-03-20 16:50) 

koh925

温泉に入り山の疲れを落としてから帰宅、いいですね
車で行くとビールが飲めないのが残念、昨年秋川渓谷の瀬音の湯に
入りましたが、泉質の良さに驚きました
by koh925 (2015-03-20 17:56) 

nousagi

気になるあのあたり、ということで
リベンジの意味でも出かけられたんですよね。
雪がまだ結構残っていますね。
小菅の湯、いい温泉ですよね。
by nousagi (2015-03-20 18:22) 

OJJ

精力的にトレに励まれていますね~エーこっちゃ!チュニジアで物騒な事件が有りましたが、こんなことなら山の方が遥かに安全ですね~無理さえしなければ。
先日来の高い気温で雪は減ったでしょうね、
by OJJ (2015-03-20 21:16) 

ひろたん

リベンジに周回ですか。
さすがですよね^^
精神的にトレですね。リベンジをする所が
ふえてきましたがなかなk行けませんです。
まだ雪が残っていますよね。
by ひろたん (2015-03-21 08:44) 

テリー

こんな山があるとは知りませんでした。
まだ、雪が相当残っていますね。
by テリー (2015-03-21 22:31) 

ヴェール

小菅方面からの大菩薩嶺登山は、あまりガイドブックにでていませんが、
富士山が見えない?からでしょうか。
なかなかシブい(年期の入った通好みの)山がありそうですね。
by ヴェール (2015-03-22 08:04) 

Jetstream

斗夢 さん、 おはようございます。 大マテイ山とか牛ノ寝、鶴寝とか不思議な名前、調べたんですが、いろんな説がありわかりませんでした。 著名なところなら由来が取り沙汰されるんでしょうが・・ (笑)

kuwachan さん、 下山して温泉に入るのは楽しみのひとつですね。 季節的に空が霞んできました。 これからは、遠くから眺望を楽しむという歩きから眺望のなかを歩く山登りにシフトしていきたいです。

mimimomo さん、 このあたりは地味でマイナーな山ばかりですが、東京から近いのに奥深さが感じられんで意外に楽しめそうです。 !(^^)! 地図をみてもカタカナが多いんです。 なぜでしょうね?
by Jetstream (2015-03-22 10:18) 

Jetstream

よしころん さん、 やっぱりご存じなんですね。!(^^)! バスの便が良ければ塩山側から小菅まで牛ノ寝通りを日帰りできるんですが。。  見透しが利く日なら最後は北尾根を下られるのがお奨めです。 逆もいいですね。

山子路爺 さん、 松姫峠も一度行ってみたいと思います。 気分のよさそうなドライブが出来そうですね。

tochimochi さん、 この山域は沢筋もバリがあり面白そうですが、往来が少なく山深い地域なんで、エスケープする方法は考えておかなければならないと思っています。
”バリエーションハイキング”にこの山域がかかれてあります。 わりと近くなんで、先々楽しめそうです。
by Jetstream (2015-03-22 10:39) 

Jetstream

Terry さん、 たしかにこの世界は世捨て人の領域かもしれません。 (笑)
雲取へ行くのと時間的に変わらないし、小菅の湯、丹波山温泉もあるし穴場です。!(^^)!

koh925 さん、 秋川方面にいったら瀬音の湯に入りたいです。 一度入ろうと思ったんですが時間がなく見送りました。>;;<;;
バスで行きます。 (笑)

nousagi さん、 リベンジというよりは、やはり牛ノ寝通りが気になって。 牛はいませんでした。 (笑) 雪見の露天もよかったです。 バスの利便性が良ければもっといろんな登り方が出来そうなんですが。。
by Jetstream (2015-03-22 10:48) 

Jetstream

OJJ さん、 山の方が安全ですよ!平和です。 でも怖いのはやっぱりクマです。 (笑)
もっと計画的に山トレをしないとアップできないです。 やっぱり楽しむ山歩きになってしまうんですね。

ひろたん さん、 今回は上手く周回コースを組むことが出来ました。バリを歩けば選択肢は増えることに気がつきました。 山は神様です、リベンジでなく、何度もお願いいに参りましょう。 (笑)
by Jetstream (2015-03-22 10:56) 

Jetstream

テリー さん、 このあたりはもうそろそろ雪も消えるでしょうね。 東京から近いのにちょっと辺ぴなエリアです。 小菅の湯もいいですよ。

ヴェール さん、 大菩薩と富士の眺めはセットのようなんで、やはり塩山側になってしまうんでしょうね。 それとバス便がよくないです。 牛ノ寝の東端から富士は見れますし、奥多摩北部、奥秩父の山も見れるし、開放感のある尾根のようです。
あらゆるところにバリエーションがあり、面白いと思います。!(^^)!
by Jetstream (2015-03-22 11:03) 

g_g

変わった山名が興味を引きます、謂われはあるんでしょうが
調べるのも難しいでしょうね・・・
by g_g (2015-03-22 17:46) 

makiwarikun

温泉が基点の周回コースは最高ですね。私が持っているヤマケイアルペンガイドには載っていないコースなので、私には全く考えつかないコースです。バリエーションルートを使うと山の楽しみは無限に増えるのですね。もうすぐ3月も終わりというのに、1000m級の山でもまだ結構、雪があるのですね。梅雨明けくらいまでは、私は先行投資したランニングに専念しようかと思っています。
by makiwarikun (2015-03-22 18:35) 

achami

知らないお山ばかり(^^;;
先は長いな・・・ワタシ・・・。

それと、山の名前は読みづらいのが多いですよね〜。
by achami (2015-03-22 22:44) 

Jetstream

g_g さん、 なんでカタカナの名前や傑作な名前の地名があるんでしょう。 不思議です??????

makiarikun さん、  車だといつもピストンになってしまうので、出来るだけ工夫したいと思っています。 バリのルート本、書店では見つからないんでA通販で買いました。
私は4月末からスタートします。 といっても登れる山は限られますが、梅雨入りまでに3座くらいは登れないかと腐心しています。 それぞれのスタイルでゴールを目指しましょう。 Runningも頑張ってください。

achami さん、 ちょっと馴染みのない山域で 春秋以外はバスも少なくアクセスも良くないんです。
山の名前って不思議だし、読めないです。(笑)
by Jetstream (2015-03-22 23:10) 

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