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フーリへの稜線を下り、ツェルマットの街中へ [アルプスの旅2022]

7月7日 前回のシュヴァルツゼーからフーリへの下りの続きです。

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*フーリへの尾根、末端からのツェルマット市街と渓谷の眺めです。

どれも露出がアンダー気味、補正しましたがコントラストが弱。ピント合わせも不出来ですが、どうぞご容赦を。マクロ専用レンズがあればいいですが、余分な重さとレンズ交換の手間を考えて持参しませんでした。

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Silene Vulgaris シラタマソウ

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??? 日本にもある花?

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アキレア、ノコギリソウ

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樹林帯に入ります。

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トウダイグサ?

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Gasteria ガステリア、 奇妙な花

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Geranium Pratense  ゼラニウム? ノハラフウロと呼ばれるそうです。

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Epilobium dodonaei ?

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マツムシソウ、尾根の上部から麓まで至るところで見かけました。

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フーリまで20分。

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ナデシコですね。

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ホタルブクロの群生

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古民家風のレストラン、閑静な感じで落ち着いて食事がとれそう? いや、週末の昼時は混んでいるかもしれませんね。

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Echium Vulgare シベナガムラサキ?

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牧草地にある小屋。思い出しましたが、Matterhorn のMatter=牧草地+Horn=山、つまり「牧草地の山」 と言葉からは穏やかでイメージが合わないですね。イタリーではChervino、シカの角という意味があり、先鋭なイメージの山名です。

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Campanula Glomerata ホタルブクロ属

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フーリのゴンドラ駅の近くには、ケーブルが置いてありました、メンテナンス用なのかな? 重さ約2.5トン。

フーリからマッターホルンエクスプレス(ゴンドラ)でツェルマットに下ります。


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ゴンドラ駅からのマッターホルン、街のなかを流れるフィスパ川。

街の目抜き通りを通って駅前に向かいます。

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ネズミ返しの古民家?倉庫かもしれません。

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セントモーリシャス教会、このあたりから観光客のエリアです。

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7月7日木曜日午後4時過ぎのツェルマットの街なか。行き交う旅行者のほとんどがNOマスク、一見すると「マスクのないコロナ前」の世界に戻っています。新型コロナは終息したのかと錯覚するかもしれませんね。夕刻から夜になると買い物や飲食に出かける旅行者で更に人出は多くなります。

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狭い路地は馬車のみ? 

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ツェルマット地域の旗、自治体の旗にはライオンが使われているのが多いようです。

マスク着用はマイノリティーですが、アジア系、中東系の中には一定の割合でマスクを着用されています。アジアでは韓国系らしき旅行者の方が目立ちますが、ほぼマスクをされてます。欧米系の方(たぶん旅行者)でも着用されている方もいます。

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気になるのは、真夏なのに場所を問わず酷い咳をされる方が多い。今迄のスイスでは見られなかった光景です。個人での申告・届け出義務もないようなので、潜在感染者、無症状感染者は相当数いるのではないでしょうか。 

集団感染していない日本民族、この雰囲気に飲み込まれて同化しまったら帰国難民と化すことは容易に察せられます。 とにかく我々は基本的な感染予防を堅持、初志貫徹。 

新型コロナの8月下旬時点での大雑把なスイスのデータですが、人口は日本125百万人に対してスイス8.7百万人で日本の7%・・・大阪府の人口にほぼ相当。累計感染者数は日本18百万人に対し4百万人で日本の22%、感染者数比率は日本が14%に対しスイスは46%, 累計死亡者数は日本4万人(0.03%)に対しスイス1.4万人(0.16%)で日本の35%。現在日本はもう4週連続で世界一の感染が続いていますので今後の数字は変わっていきますが、現時点でのデータだけからみると、スイスは相対的な感染者数と感染比率は約3.3倍、死亡者数は日本よりも5倍以上。なかば集団感染化した状態だと思います。隔離を含む規制・感染防止策の撤廃のレベルはヨーロッパのなかでも先行、観光産業への依存度が高いスイスの決断なのでしょう。

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アルプホルンの演奏が近くで始まるようです。

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ツェルマットの駅前広場

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駅前にはスーパーマーケットCOOPとモンベルショップ。下山したあと、不足した食料品や総菜ものをCOOPで買出しするのが日課です。ロボットで握られたような寿司のパック、値段は高いですが買います。(笑) ワインは種類がいっぱい、地元のバリス州産は安くて美味しいです。

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モンベル・ツェルマット店。イメージアップ、フラッグシップストアの役割を果たしているんでしょうね。日本で売られているものとほぼ同じですが、今は円安で買い時ではありません。とはいうものの、ツェルマット店オリジナルというTシャツを買いました。いろんなデザインが売り場にありましたが、控えめのデザインを選びました。モンベル製品はなんと、世界のクライマー・山岳ガイドが集まる前述のヘルンリ小屋オッフィシャルウエアとのことです。

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コメント 17

ファルコ84

高山植物に囲まれての登山、すがすがしいですね!
町中の建物が、アルプスに溶け込んでいます
馬車が街にあるなんて・・・。
by ファルコ84 (2022-08-29 16:08) 

八犬伝

高山植物が綺麗ですね。
そうか、集団感染したということなのですね。
この円安じゃ
滞在費や、土産物も大変でしたね。
今度は、燃油サーチャージがまた上がるとか
逆風が吹いていますね。
by 八犬伝 (2022-08-29 20:33) 

tochimochi

コントラストもくっきりで良く撮れていると思います。
見慣れない花たちの中でフウロソウ、マツムシソウを見ると日本と同じですね。ホタルブクロはキキョウに似ているようです。
ツェルマットはよく聞く地名ですが写真で様子が分かりました。モンベルショップを見てニッコリです。
コロナ対応はだいぶ緩和されてるようですね。感染せずに無事帰ってこられて何よりです。
by tochimochi (2022-08-29 21:26) 

kuwachan

お花たちが本当に素晴らしいですね。高原で咲く花の図鑑でもあまり見たことないお花ばかりです。Jetstreamさんお写真を見ていると行きたくなります。
ツェルマットにモンベルのお店があるとは知らなかったです。私も、行ったら記念の品を絶対に買ってしまうと思います。エーデルワイスの柄が素敵ですね^^
by kuwachan (2022-08-30 12:55) 

OJJ

この空と雲と山の景色の中で十分な時間を過ごされたのですね・・花はもっと多かったんだよ・・というJetさんの声が聞こえそうですが。樹林帯は当然自然林ですよね。
窓辺のプランターの花も溶け込んでいます。馬糞は嫌じゃ
 広大な野原で聞くアルプホルンは燕山荘の親父の音とは雲泥の差でしょうね‥キット。
by OJJ (2022-08-30 15:25) 

nousagi

雄大な景色の中を、足元の花を見ながら
ゆっくりと下っていく、なんて最高じゃないですか。(^^)
お花は、日本のものとほぼ一緒のもの、
微妙に違うもの、まったく見たことのないようなものと様々、
楽しいですね~
by nousagi (2022-08-30 20:16) 

JUNKO

日ごろは目にできない可愛い高山植物をたくさん見せていただきました。登山が出来るって素晴らしいことですね。
by JUNKO (2022-08-30 22:09) 

achami

モンベルのTシャツ。良いですね〜^^
写真を見ていると、現在のものとは思えないほど、日常なんですね(^^;;
日本ではまだまだですからねぇ〜。

by achami (2022-08-31 21:26) 

Jetstream

ファルコ84さん、建物が木造なのでまわりの山・牧草地にマッチするんでしょう。馬車と電気タクシーのみ、ガソリン車がない、エンジン音がしない街はいいですね。

八犬伝 さん、高山植物がこれだけ見れるのは感激です。!(^^)!
スイスの医療レベルが日本と同じとしたら、死亡者から推定するとスイスの潜在感染者は7割くらい、ほぼ集団感染といってもいいレベルでしょう。でもコロナは何度も罹るし、人口密度や医療の目詰まりを考えると日本での集団感染は地獄絵になるような気がします。そういう悪魔的発想をする人もいるようですが・・ 海外旅行、輸入品は円安がもっとも大きなファクターです。石油、ガスも輸入。ちょっと工夫が要りますね。
by Jetstream (2022-08-31 22:33) 

Jetstream

tochimochi さん、標高が2,500M以下になると、日本で見られるような花が多くなり、ある意味ではほっとしますね。モンベルは品質がいいのに海外では知名度がないかもしれません。フラッグシップとしてのツェルマット店でしょう。治療薬が直ぐ使えるといった体制が整備されないままで、行動・規制緩和することは我々ばその分リスクを背負うということで手放しでは喜べません。

kuwachan さん、ハイキング程度で高山植物がみられるのがスイスの山岳インフラの凄さだと思います。ローカルのTシャツもありますが、コットンでも値段が高いです。モンベルTシャツは速乾で肌触りもいいですね。
by Jetstream (2022-08-31 22:47) 

Jetstream

OJJさん、スイスのグリンデルワルトやツェルマットでは夏季に観光客向けにアルプホーンを演奏してますね。燕山荘のホルンも多分スイスからのモノでしょう。違うのは吹く人ですね。(笑) 

nousagi さん、マツムシソウもナデシコもおんなじに見えるんですが・・(笑) 花の尾根で、思わず微笑んでしまいます。日本にも素晴らしい花畑があります・・でも、3~5時間登らないとたどり着けません。スイスは普通のひとでも楽しめるところが魅力ですね。
by Jetstream (2022-08-31 22:55) 

Jetstream

JUNKOさん、シュヴァルツゼーまではゴンドラで行けます。登らなくとも高山の花々が楽しめますよ。!(^^)!

achami さん、いろんなデザインが多くありました。ツェルマットでプリントしている訳ではないので、「逆輸入品」を売って欲しいですね。
街なかの風景はコロナは終わったような感じです。「届け出された感染者」は毎日数千人程度。人口は大阪府とほぼおなじくらいなので、少なくない数字です。今の日本でマスク無しなら、たぶん地獄絵になるでしょう。治療薬が直ぐ供与されないし、目詰まりも変わらず。
by Jetstream (2022-08-31 23:10) 

koh925

ツエルマット、街の中や駅前の写真を見て懐かしく思い出しました
ガソリン車はなく、物の運搬は馬車かバッテリーカーでしたね
by koh925 (2022-09-01 11:51) 

伊閣蝶

様々なお花に癒される思いです。
樹林帯の中の登山道は、日本のそれとほとんど変わりないようにも思えました。
ツェルマットの街中では、ノーマスクの人が相当数おられるのですね。
マスクは確かに鬱陶しいものですが、都心などの街中とはやはりかなりの違いなのだなと感じました。
感染者割合にもそれが反映されているとするのであれば、B.A.5の感染力はかなり高いもののようですし、やはり基本的な感染対策は重要で効果的なのでしょう。
by 伊閣蝶 (2022-09-01 16:35) 

Jetstream

koh925 さん、エンジン音、排気ガスのない世界はいいですね。ハイブリッドに固執したら、いづれはガラパゴス化。早く化石燃料の比率を低減すべしですね。

伊閣蝶 さん、樹林帯に入ると日本と同じような花もあり、ある種の安らぎを覚えます。大きな違いは湿度と風景の広がり、スイスはからっとしてとても爽やかで歩きやすいです。
スイスではほとんどNOマスクの世界です。すべての場所でマスク着用義務は撤廃されました。感染が無くなった訳でなく、続いています。後日チューリッヒ滞在記でも触れたいと思います。
by Jetstream (2022-09-01 17:47) 

imarin

モンベル・・日本の企業というのが嬉しいですよね。
私もツェルマット行くことが出来たら現地柄Tシャツ買います^^
by imarin (2022-09-07 17:26) 

Jetstream

imarin さん、こんばんは、オリジナルのデザインもいいですね。グリンデルワルトにもモンベル店があったはずです。知名度ではマムートやミレーといったブランドにはまだまだですが、レインウエアやダウンの機能と品質は上だと思います。
by Jetstream (2022-09-07 22:51)