SSブログ

ギンメルワルト [アルプスの旅2023]

G15P7080460.JPG

ユンフラウ山域でもっとも美しい山岳集落とも云われるギンメルワルトGimmelwaldに立ち寄ってみました。

G09IMG_20230708.jpg

7月8日 土曜日



*Google Map、時間が吹き出し表示されていますが、訪問時でなくリアルタイムなので無視願います。

トリュンメルバッハからバスでシュテッヘルブルクへ。駐車場があり、マイカーの方はここからロープウェイでミューレンやシルトホルンへ向かうことが出来ます。週末の土曜日、ロープウェイ乗り場には列ができ、最初の便は乗れず次の便でなんとか乗れました。満員なのでここはマスクを着用します。

G10P7080453.JPG

そこからロープウェイでギンメルワルトへ上がります。ほとんどの乗客はギンメルワルトで接続するミューレンへのロープウェイに乗りますが、ギンメルワルトで下りる乗客は我々含めても4~5名です。

ギンメルワルト???・・・・Gimmelwaldという名前すら知りませんでしたが、たまたまYoutubeのあるチャンネルで「スイスで最も美しい村」のひとつとしてして、昨年訪れたエヴォレーヌとともにギンメルワルトが紹介されていました。観光客も少なく、ミューレンとの間を上り下りするハイカーくらいのようで、静かな山村の雰囲気を味わうには絶好のスポットです。

G11P7080455.JPG

ロープウェイ駅前から南に向かう道沿いに集落があります。ここからいろんなハイキングコース、トレイルがあるようです。雨も上がり、青空が出てきました。

ギンメルワルト集落を散策してみることにしました。

G11P7080454.JPG

ロープウェイ駅前にある小さな小屋。

以下、集落の家並みや道端に咲く花々の写真を掲載しておきます。また集落を取り巻く山々の眺めが素晴らしいです。お時間があればご覧ください。

G29P7080508.JPG

レストランのあるシャレー。ホステルなのか?

G28P7080506.JPG

後景の山はシュバルツメンヒ(左)、フェレンバーグフライエリとゴールデンホルン(右の2峰)。

G34P7080484.JPG

Dianthus Carthusianorum カルシアノルム、ナデシコ科のようです。

G27DSC_0193.JPG

木造の家、年季が感じられます。

G38P7080489.JPG

調べましたが、余りにも似た花が多く同定できず。

G44P7080504.JPG

エキウム・ブルガレ 和名はシベナガムラサキ のようです。

G12P7080456.JPG

南に見えるのは左からチンゲルホルン、チンゲルシュピッツ、グパルテンホルン、ビュッツラッセ、ボルデレビュッツラセ。

G43P7080502.JPG

セラスチュームcerastium、ナデシコ科

G13P7080457.JPG

上の麓にもシャレーや小屋が点在。飾りっ気のない普段通りの営みを感じる集落です。

G14P7080458.JPG

山羊が放牧されています。途中でカウベルの音が聞こえましたが、牛は見当らず。

G31P7080480.JPG

セキチク? ナデシコ科の花のようです。

G26P7080505.JPG

寒い時に備えて薪が積み上げられています。木造ですが、どれほどの年数で木板を貼りかえるんでしょうね?

G41P7080494.JPG

花検索してみたら Lychnis chalcedonica、クロス十字? 

G40P7080493.JPG

ジギタリス、オオバコ科 キレイな花ですが調べたら薬草のよう、毒性が強いので素人が扱うとマズイようです。

G30SC (649).png

ちょうどよい展望休憩スポット(Picnic Bench)があったので、ここでランチ休憩。ジンバルカメラで撮った動画よりスクリーンショット、シュバルツメンヒ(左)、フェレンバーグフライエリとゴールデンホルン(2峰)

G16P7080461.JPG

左上のツインピーク右下の雪山がユングフラウです。中央奥はグレッチャーホルン、エベネフルー、ミッタークホルンといった3,900M峰。あの稜線の向こうにはアレッチ大氷原が広がっているはず。

G18P7080474.JPG

雲がないシャッターチャンス、ユングフラウ山頂4,158Mをズームアップ。

G39P7080490.JPG

なんとも表現しがたいのですが、心地よい時間が流れます。

G23DSC_0191.JPG

水飲み場、家畜用だと思いますが、きれいに花が飾られています。

何時までも居たくなるギンメルワルトですが、ロープウェイ駅へ戻ります。

G30Gimmelwald.png

ギンメルワルトからはロープウェイでミューレンへ。 本日のルートはすべてB.O.パスでカバーされます。

G45P7080517.JPG

ミューレンに立寄るのは30数年ぶり、当時とは変わらない風景。変わったのは観光客、インド・中東系の方が多いです。また日本人らしきは見かけず、東洋人のほとんどは近隣の観光・中国からの観光客。

G50DSC_0201.JPG

ミューレン鉄道BLMでグルッチアルプへ、さらにロープウェイでラウターブルンネンに下ります。


G15DSC_0185.JPG

Picnic Bench からのもう1枚の写真、これはスマホで撮ったショット。広角ならスマホで十分なのかな。

nice!(26)  コメント(11) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 26

コメント 11

koh925

スイスは写真を拝見しているだけでも楽しめますね
今は足が弱りました、若返りたいです
by koh925 (2023-09-08 16:34) 

ファルコ84

毎日、このように奇麗な山と高山植物と街並みに囲まれているのは
幸せな事ですね! 謳歌する国民性が伺われます。
でも、その姿を保っているのも同じ国民ですね。
by ファルコ84 (2023-09-08 16:45) 

テリー

スイスの山々は、いいですね。
それほど、混雑していないトレッキングコースなどがあるのは、いいですね。
by テリー (2023-09-08 17:28) 

tochimochi

ロープウェイがあちこちに設置してあるのですね。
行きたい所にさっと行けてトレッキングが楽しめるのは素晴らしいです。
木造の家屋と牧場風景はマッチしますね。
「スイスで最も美しい村」のひとつも納得です。
どこを歩いてもアルプスの山並みが見れるのもいいですね。
真っ白なユングフラウが見事です。

by tochimochi (2023-09-08 20:22) 

八犬伝

スイスで一番美しい村の一つ
ですか
確かに、綺麗な村ですね。
冬は寒いのでしょうね。
by 八犬伝 (2023-09-08 21:29) 

kuwachan

雄大なスイスの山々の眺め、惚れ惚れとしてしまいますね。
お花も咲き乱れている集落の長閑な雰囲気がいいですね。
美しい村のひとつというのも頷けます。
by kuwachan (2023-09-08 21:35) 

斗夢

なだらかな草原のみどりの中に点々と木造の家々。
好きな景色です!
by 斗夢 (2023-09-09 05:22) 

いろは

こんにちは^^
スイスの建物は魅力的ですね。
今では小さい頃から憧れいたスイスに行けた事が、とても幸せだっと思っています。
ユングフラウの見えるホテルでしたので、その姿がまだ目に焼き付いています^^
今回、旅された所は知らない場所が多く、楽しく拝見させて頂いています。
高山植物も沢山ご覧になられて、楽しい時間をお過ごしでしたね。
最後のお写真、素敵ですね♪
私は雨が降ったりしてこのような風景を撮れなくて、
とても残念です。
by いろは (2023-09-10 16:37) 

Jetstream

koh925 さん、写真を整理していて、夢のなかだったかのようです。私も若返りたいです。あと10歳若ければ、モンブラン、ブライトホルンくらいはのぼっていたでしょう。

ファルコ84さん、日本も山国で素晴らしいところが一杯ありますが、山岳観光インフラ充実度の違いを強く感じます。スイスにリロケーションしたいです。;;(笑);;

テリー さん、ツェルマットやグリンデルワルト周辺の山岳リゾートはずせば、静かで多様性あるハイキングが楽しめます。ハイキング・トレッキングコースは無尽の感あり。
by Jetstream (2023-09-10 17:16) 

Jetstream

tochimochi さん、なんども訪れたくなるスイス、山岳観光インフラが充実して安心して山歩きが楽しめるのがいいですね。またいろんな歩き方ができます。混雑している観光スポットをちょいと外せば、静かで普段のスイスが見れます。ギンメルワルトからの眺めは絵のようです。

八犬伝 さん、冬は寒い、でしょうね。でもスキーなどのウインタースポーツ繁忙期もあり夏と合わせてゴンドラやリフトが運行維持、ペイ出来る仕組みになっているんでしょうね。冬景色もキレイでしょうね。
by Jetstream (2023-09-10 17:26) 

Jetstream

kuwachan さん、自然の中の野花だけでなく、民家の軒先や窓辺に花が飾られてることには心が和みます。グリンデルワルトやミューレンを外せば、落ち着いた旅がまだまだ出来るでしょう。風景花々だけでなく、虚飾なく普段通りの生活感があり、素晴らしい村だと思いました。

斗夢 さん、スイスらしい牧歌的風景には和みます。平和を感じ、中立国でもあることを思い起こさせますね。

いろは さん、スイスの里山の木造の家々には郷愁感たっぷりですね。お天気がいまいちということですが、ヴェンゲンは比較的閑静な山腹の集落の雰囲気を楽しまれたのではないでしょうか。ユングフラウも見れて良かったですね。今のシニアの皆さん、スイスへ旅行された方は少なからず。とても人気があったようですが、今世紀に入って日本からの旅行者は半減しています。サンモリッツ、グリンデルワルト、ツェルマット以外にも素晴らしい見所のあるところが多くあります。旅行スタイルを変えればもっと楽しめるのではないかとおもいます。
by Jetstream (2023-09-10 17:45)